仕事がら、USB機器を接続する事が非常に多いです。特にUSBメモリーは、職場で従業員に社給しているモノのチェックに最低一度は私のPCに接続しています。
Windowsの仕様として、USBデバイスを接続した場合に、初めて接続した日や最後に接続した日、どのUSBポートに接続したか等の情報が記録されています。
ここで重複情報として困るのは、同じUSBデバイスであっても、接続するUSBポートが違うとまた新たに別の記録として残る事です。こうして接続した事のあるUSBデバイスの記録がWindows PCの中に沢山記録されてしまいます。そしてUSB接続の認識が異常に遅くなる症状が出ています。
USBデバイスの接続記録を調べる方法
WindowsにおけるUSBデバイス接続状況の管理は、レジストリにバイナリ形式で記録されているので非常に見通しが悪いです。なんとかならないものかなと調べてみたら、USBDeviewというフリーウェアがありました。嬉しいことにメニューを日本語化するファイルも配布してくれています。
USBデバイスに関する役立つ情報も沢山あるので、是非上記リンク先はチェックしてみて下さい。USBメモリーのベンチマーク結果DBがあります。
USBメモリーの速度が遅くてイライラさせられている人は速度の速いUSBメモリーもこのデータベースから見つけられます。インターナショナルな情報なので日本では入手出来ないものもあると思いますが。
それとネット上の情報なので信憑性は慎重に裏取りが必用ですが(嘘の情報を上げている可能性もある)情報の取っ掛かりとしては十分使えると思います。Amazon等のレビューで多くのユーザーが高評価を付けているUSBメモリーは速そうだと目星が付けられます。
USB 3.0 Flash Drive Speed Tests
USBDeviewで簡単に接続記録を参照
さて、本題のUSB接続履歴のレジストリ情報を読み取って、USBDeviewで表示させているところです。非常に見やすくなっているので項目を見ていればなんとなくわかると思います。
USBメモリー、USBハードディスク、スマートフォン、ワイヤレスマウスの受信機(Unifying等)の記録も残っています。家では使ってないのですがUSB接続であればプリンターやスキャナーの情報も記録されるかも知れませんね。
更に、USBDeviewでは、不要になったこれらの記録を削除(アンインストール)することも出来るので、あまりにも多くのUSBデバイスを接続してレジストリが肥大しているという場合には、デバイスのアンインストールを行うとレスポンス改善が期待出来るかも知れません。
私の場合は200以上の記録があり、USBデバイスの認識が遅い不具合がありましたが、不要な記録を消去したら認識速度が改善されました。
普通の使い方であれば、多くの種類のUSBデバイスを接続することは無いと思いますが、私の環境では、30秒ほどかかっていたUSBメモリーの認識が、15秒位に短縮されたので効果はあるんじゃないかと思います。(更にウィルス対策ソフトがスキャンすると遅くなる傾向がある様です。)
この記録をセキュリティ的観点から使う
また、思いがけずUSBデバイスの接続記録が「証拠として残ってしまう」事も知識としてもって置きたいですね。接続した後で記録を消したい(iPhoneを接続したとか)場合などにも使えると思います。
USBデバイスの接続記録についてリサーチするとセキュリティ的な観点からのソリューション製品もある様ですね。USBデバイスが接続されたらアラートや通知メールを飛ばしたりする常駐アプリとか、許可したUSBデバイス以外は無効にする機能とか。
情報を盗む手法としてUSBメモリーは非常に手軽な記憶媒体ですから、何かしらの方法で備えておくことは重要だとも思います。レジストリにログが残るという事を知っていると何か役立つかも知れません。
もっとも、消せるという情報もここで記したので、USB接続の痕跡を消し去るという方法がある(接続記録は完全ではない)事も覚えておきたいです。結局セキュリティはいたちごっこなんですよね。
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