電子図書館の利用には専用IDとパスワードが必要
先日、Amazonで検索した書籍情報を元に、図書館の蔵書検索をして有無が表示されるプラグイン「Libron」の使用を再開したということを記しました。
ここ5年間は図書館を利用する余裕も無く歳月が経ってしまったため、図書カードの有効期限も切れてしまいました。ちょっと余裕もできて来たので、本を借りて読もう(購入前に試し読みするのが目的)と考え、再び高知県立(高知市立)図書館の利用を再開することにしました。
図書カードを再び利用できる様に復活させなくてはなりません。自宅から最寄りの市立図書館を訪れてカードを提出して事情を話したところ簡単に期限を延長して下さいました。早速、読みたい本があったので取り寄せて貰って最寄りの市立図書館で借りてきました。
今回借りた本は内容的には一気に読める感じで繰り返し読むタイプの本では無さそうなので、自分で購入するには至らなさそうです。読み終わったら早々に返却するつもりです。良い本に出会う為にしばらくは、借りて、読んで、返却しての繰り返しになりそうです。
高知県電子図書館
貸出可能の連絡が来たので引き取りに行った際、以前は存在しなかった「オーテピア高知」という施設(昔の高知県立図書館)が出来たことを知りました。オーテピア高知のHPを確認してみたところ「高知県電子図書館」というサービスが利用できる様になったことを知りました。
よく説明も読まずに、IDとパスワードに共通利用カードの情報を入力してしまったのですが正しくないと拒否られてしまいました。そこできちんと説明を読むと、「高知県電子図書館」の利用には申請をして専用のIDとパスワードを発行して貰う必要があると分かりました。
いちいちオーテピア高知まで出向くのも面倒だなと思いきや、図書館を利用することが出来る共通利用カードを既に持っている人は、メールで申請することも出来るということが書かれていたので電子メールで申請してみました。
指定のメールアドレスに、申し込みのテンプレート数行をコピーして、共通利用カード番号、氏名を記入して送るだけでOKでした。
※登録住所が高知県外の人のみ、学校名・勤務先名称を記入する必要あり
すると翌日には受付済みのメールが返ってきて、共通利用カードに登録の住所宛に郵送でIDと初期パスワードを記載した書類を郵送しますと書かれていました。数日で利用者IDとパスワードが届く仕組みです。
電子書籍の蔵書はまだ少ない
IDとパスワードが届くまでに下調べのためサイトを確認してみたところ、カテゴリーから絞ってみると空っぽで何も電子書籍がないカテゴリーが結構あります。まだまだ電子書籍の蔵書が全然足りてないという印象です。
既にある蔵書に関して気になるのは偏りがあって、例えば「山と渓谷」「旅と鉄道」「エアライン」などは以前からの蔵書が揃っていて、電子書籍として蔵書する基準(優先度)は何なのか?が疑問です。図書館の運営に関わっている担当者の好みだったりするのでしょうかね?
ただ、こういうものは税金を使って整えていくものなので、毎年の予算枠内でしか整備出来ないというのも理解出来ます。なのでスタートアップは蔵書が少なくても仕方ないでしょう。追々充実して行くものだと推測します。一つ言えるのは、蔵書が少ないから電子書籍の閲覧利用をしないというのは明らかに違っていて、利用者が増えないと予算が割り当てられないのでいつまで経っても充実しないというのがお役所運営のサービスの実情です。
蔵書が少ないながらも自分にとって興味のある電子書籍を積極的に読ませてもらって(サービスを利用させてもらって)、利用者実績を増やしていかないと需要が少ないと判断されて蔵書が充実することは延々先の話になったり、場合によっては廃止になってしまう可能性もあります。廃止になればサービスの立ち上げに設備投資した税金が無駄になります。
5日で届いた電子図書館ID通知カード
申請をしてから5日後に、電子図書館の利用者IDと初期パスワードが記載されたカードが封筒(郵便)で届きました。利用手引きと他のサービス案内が2つ入ってます。
- KinoDen(閲覧型電子図書サービス)
- konolibraries(電子雑誌閲覧サービス)
上記2つの案内書が同封されていました。これらについてはまた後日試してみるとして、とりあえず電子図書館を使ってみたいのでIDと初期パスワードでログインしてみます。無事にアクセスできました。
やはり電子図書の蔵書はまだ少ない様ですが、定期的に書籍が追加されたというお知らせが掲載されている様なので、気になる電子書籍から借りて読んでみようと思います。
気になるのは、対応デバイスがWindows,Mac,iOS,Androidとなっている点です。私はLinux(Firefox)でアクセスしているのですがなにか問題があるのでしょうか?とりあえず試し読みはできるのですが。
それと想定外だったのは、電子書籍は物理的な本では無いので、予約待ちが発生しないと勝手に思っていたのですが、どうやらそういう仕組みでは無い様です。現物の書籍と同様に予約をして借りないといけないみたいです。借りられた回数によって著作者に印税が支払われるのでしょうか?このあたりの仕組みは現時点分かっていません。
オーディオブックにちょっと期待したい
電子書籍ならではの特徴として、活字だけでなく音声をハイブリッドさせることが可能なので、外国語のオーディオブックが充実すればヒアリングの練習になるのでは?と感じます。活字離れと言われる時代なので子どもたちには本を読んでほしいのですが、同時に外国語にも触れる機会が増えると良いと思っています。オーディオブックはヒアリングのトレーニングに有効だと思います。
もちろんずいぶん前から書籍にCDを付属させる形式でのオーディオブックもありましたが、わざわざ別途にCDで聴くというのもスマートさにかけます。CDが欠品している蔵書もいくつか借りたことがあります。
子供向けの絵本もオーディオブックで提供されていたりするので、幼少期からそういう絵本などに触れていると、自然に外国語のヒアリングが身につくという効果も期待出来そうです。
もちろん言語はインプットだけでは不十分でアウトプットも必要です。子育てしている家庭では、子どもの反応を見てアウトプットの訓練が必要だと思ったタイミングで、外国人と接する機会を作ってやる等すれば、自ずと外国語を聞いて喋ってというスキルが身につくのではないでしょうか。
私達の時代には有りえなかったコンテンツが準備されている現代ですから、育ち盛りの子どもたちが色々な機会に触れて体験を増やしていけば、優秀な人材が育成されると思うのです。そういう所に税金を投じていくのは将来を担う子ども達への投資として重要だと思います。
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