レディース腕時計の電池&ベルト交換~こじ開け蓋はやっぱり工具があると便利

ハードウェア

腕時計のメンテナンスがまた発生しました。

かみさんが荷物を整理していたら、若い頃に買ってもらった腕時計が見つかったそうです。チェックしてみると革ベルトがボロボロになっていて結構な年数が経っているものでした。

クォーツ時計なので電池を交換する必要がありますが、電池を交換したとしても、はたして動くでしょうか?動くことを確認してからベルトを調達することにします。

電池交換の為には裏蓋を開けなければなりません。以前、ダイソーで200円で買ったこじ開けを使います。一度使用しているので刃先が少し潰れていたので、面倒でもやすりか砥石でシャープに研ぎます。これを怠るとこじ開けで蓋が上手く開けられず傷だらけにしてしまいます。

写真にすると遠近感のこともあり小ささがわかりづらいと思いますが、レディス腕時計は小さくて老眼が出始めた私の目には結構厳しいものがあります。

虫眼鏡を使って確認しましたがくすみは有るものの内部のサビはほとんど無さそうです。蓋にはゴムパッキンは無く、プラスチックの様な黒いパッキン?がありますが気密性はもはや保たれていないでしょう。替えのゴムパッキンも持ってないので防水性は諦めるようにします。革ベルトを使いたいという事もあり水仕事の時は必ず外すということでかみさんには説明済みです。(夏は汗も大敵ですが)

電池を取り出して型番を調べます。西ドイツ製の電池で「VARTA V364」と刻印されている様なので型番から互換性のある電池を調べます。

電池の互換性はSONYのサイトが見つかったの互換表で調べました。

ダイソーで売っていたSR621SWを買ってきました。1個入りですが108円と安く済みそうなのでこれはラッキーです。

レディス腕時計はそれ自体が小さいので電池も小さいです。よって細かい作業になるので、接点の部分を解除するのに安全ピンを使用しました。本職さんなら先端が細いピンセットを使うんだと思いますが今のところ我が家にはそんな便利なものはありません。

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作業のついでなのでケースの隙間等をクリーニングして汚れを落としておきます。

ティッシュペーパーにアルコールを含ませて拭き取りました。こういう作業は電池交換の時がチャンスです。本来ならゴムパッキンにシリコングリスを塗布してはめ込むのでしょうが、ゴムパッキンも無いので先述のとおり防水性は諦めます。シリコンオイルをティッシュに含ませて気休めに薄く塗っておく程度です。

電池交換して裏蓋を閉じようとしたのですが指の力では閉まりません。仕方ないので先日買った工具を使って閉じました。コマを適切なサイズに変更して合わせてやればあっさりと蓋を閉じられて快適です。これで使ったのは2回目。まだ元は取れてないですね。

電池の交換で秒針が動き始めました。手持ちのクォーツ時計と時間を合わせて動作チェックします。

経年の事や保管状態もあり結構傷が付いていますが致命的な傷は無さそうです。

時刻のズレについては数日間様子を見ましたが1分程度の誤差なので許容範囲でしょう。合わせた方の時計のズレもありますし。電波時計等と合わせると良いのかも知れません。無事に動いたので替えのバンドを調達です。

ベルトは青色と落ち着いた赤色を合わせて購入。ちょっと手間ですが交換出来ると気分転換になって便利です。今回はかみさんの要望で鮮やかなブルーの革製を取り付ける事にしました。

文字盤のサン&ムーンが青い事もあって、青い革ベルトがちょうどマッチしている感じです。悪くないバランスだと思います。

かみさんにとっては思い出のある腕時計らしいので(私にはそれは分かりませんが)、少ない費用で蘇らせることが出来て良かったです。電池代+ベルト代で済みました。

もちろんプロの時計屋さんの仕事とは違うので、保証などはありませんが、ちょっと器用な手先を持っている人なら、安い工具でそれなりの仕事は出来ると思います。こういうところは色々と便利になったと思います。高価な腕時計はプロに依頼するとして気軽なものは自分でメンテするというDIYの精神も大切です。



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