ふるさと納税をやってみることにした
先日、実家(弟がいる)で忘年会をしようという話になりお呼ばれして来ました。その際に弟がふるさと納税でいただいた返礼品(スポンサーは母親)だと言って美味しい食材を出してくれました。
ふるさと納税というものを知ったのは結構前ですが、サラリーマンには無縁のものだと勝手に思っており、それ以上調べることをしなかったので、今回弟にざっくりとふるさと納税のさわりを教えて貰いました。
しかし詳しい仕組みがわかりません。うちの実家(弟)は自営業に類するので、確定申告を毎年行っておりそれが例年のことであり、逆にサラリーマンの納税のことがわからないのでどうしたら良いか知らないのも無理もありません。
弟のアドバイスで、YouTube動画をいくつか観て、ふるさと納税について調べてみました。
わかっている人の説明はわかりにくいものが多い
YouTube動画をみて思いました。やっぱり仕組みがわからん・・
いくつかの解説動画を観てわかりやすい解説に遭遇出来て、一応、私は理解することが出来たのですが、ふるさと納税未経験者が疑問に思うのはおそらく下記の様なことだと思います。本当にこれらのことがわかっていませんでした。
- 毎月の給与から控除で抜かれているのに更に納税しろってことか?
- どこがお得なのか意味がわからん
- 結局、返礼品を割高で買ってるだけじゃないの?
- 税金が戻って来るってどういうこと?
- 具体的な手続きとかどうすんの?
これ以外にもモヤモヤしているものがありましたが、私も現時点、理解しちゃった人の方に入ってしまったので、わからないことがわからなくなってしまいました。なので私の説明もわかりにくいかも知れません。わかってなかった頃の自分を思い出しつつ疑問点などに触れていきます。
翌年の住民税(所得税)が割引される
シンプルに言ってしまえば、ふるさと納税というのは、現在住んでいる市町村の住民税の一部を他の自治体に「先払い」するということの様です。つまり12/31までにふるさと納税をして申請すると、翌年の春以降に決定される居住地の住民税(所得税)から控除されます(5月頃に市役所から届く住民税のお知らせです)。
但しその住民税の控除には上限があります。この上限というのは所得や保険料の控除額等によって人それぞれ違っていてわかりにくい1つの要素になっています。
難しく考えずとも、来年の春頃に決定する住民税の一部を先払いするという仕組みで考えるとシンプルです。
しかし、預金に余裕が無ければ「ふるさと納税」をする余力がなくて、「そんな金払えるかよ!」と言いたくなります。よって高額納税者(高収入者)優遇の制度だ!と一部の人には否定的に言われています。
我が家は残念なことに高収入ではありません。真面目に働いて無駄な贅沢もせず質素に暮らしていますが、毎月ちゃっかり給与から税金等が徴収されていて、給与明細を見るとがっくり来てしまいます。就職したての若かった頃の方が収入が多かったですからね。でも住民税の一部を先払いする程度の貯蓄はあります。住民税の年額全てをまとめて前払いしろって言われたら困りますけど。
厳密には住民税だけでなく所得税も減税されるらしいですが、どこが控除されているのかわかりません(住民税はまだ分かりやすい)。本当に税のことは行政によってうまくやられていると感じます。明朗会計とは程遠いですよね。日本は世界的に見ても税の仕組みが複雑過ぎます。
上限は人それぞれなのでシミュレーションで調べる必要あり
ふるさと納税で翌年の住民税が控除される額については、人それぞれ違うので記すのは不可能です。ふるさと納税の返礼品申込みサービス(さとふる、楽天ふるさと納税など)に、上限額シミュレーションツールがありますので、各自それらを使って計算するしかありません。こういうところは役所(国)がわざと分かりにくく複雑にしている様に思います。
強いて私なりの考えを言えば、
ざっくりと年収を推測して上限を算出し、それよりも少ない範囲でふるさと納税しておけば、少し年収が減ったとしても控除の上限をオーバーして「納税しすぎた!」ってことは起きない。
と理解しています。我が家には余分に納税(寄付)をする余裕はありません。
ここでポイントだと思うのは、決して上限ギリギリまで返礼品を集めるぞ!なんて欲張らないことでしょう。上限より少なめでも、全く返礼品を貰えない現状よりはお得ですし。
本質は支援したい地方自治体に寄付(納税)する仕組み
この制度のそもそもの成り立ちから追いかけると仕組みがわかりやすいです。ふるさと納税は「自分の居住地とは違う地方自治体に納税したい」という人のために設定されたものらしいです。高知県出身の私も、東京、大阪に住んでいる期間が長かったです。その頃にふるさと納税の制度があったなら、出身地である高知にふるさと納税(寄付)していたと思います。
仮にそうしたとします。
すると、ふるさと納税(寄付)した先であるふるさと(高知)から地元で取れた野菜や海産物が返礼品として送られてくる訳です。カツオのたたきとかね。それを食べながら故郷を懐かしく思いながら仕事を頑張る訳です。そして先払いで高知に納税したので住んでいる東京(大阪)の住民税が翌年安くなるという仕組みです。この「翌年の住民税が安くなる」というのが次のポイントです。
余談ですが、一時期、返礼品を豪華にして「ふるさと納税(寄付)を獲得するぞ!」という、地方自治体の競い合いがヒートアップしてしまい、返礼品の豪華さが度を越したことがあった様です。そのため現在は制限がかかってふるさと納税(寄付)額の30%までに返礼品額を抑えなくてはならない決まりだそうです。昔からふるさと納税していた人はきっと「あの頃はお得だったなぁ〜」なんて思っているんでしょうね。
基本は確定申告(サラリーマンはお手軽なワンストップ特例制度あり)
ふるさと納税には、ワンストップ特例制度という仕組みがあります。確定申告に慣れていないサラリーマンでも、ネット通販で「ふるさと納税に対応した商品」を購入する感覚でお手軽にふるさと納税が可能です。ここでは毎年、確定申告をしてないサラリーマン(給与所得者)はワンストップ特例制度を活用すべきだと思います。
例えば「楽天ふるさと納税」で寄附先の自治体と返礼品を指定する際に、「ワンストップ特例制度」を使うかどうかの選択肢があります。サラリーマンの場合はこれを指定しておくと、返礼品とは別に、地方自治体へ申告するための書類と返送用封筒が送られて来ます。
書類が届いたら基本的に寄附金額や寄附日、氏名等が印刷されているので間違いが無いか確認する程度です。返送する書類に記入するのはマイナンバーカードの番号程度です。
この書類に証明書(マイナンバーカードのコピー等)を添付して、ふるさと納税をした地方自治体へ申告書を郵送で返送すると、あとの手続きは寄附された地方自治体と、自身が居住している土地の自治体が納税情報をやり取りして処理してくれるという仕組みです。
例えば、返礼品は「下関のフグ」がええな、と思って「フグ」を返礼品に選んで、15,000円のふるさと納税(寄付)を下関市にしたとすると、下関市から15,000円ふるさと納税を受け取りましたという納税寄附金受領書とワンストップ特例制度の申告書が送られて来ます。ワンストップ特例制度を使う人は納税寄附金受領書は念の為保管です。
ワンストップ特例制度の場合は、期限内(1月10日まで)にそのふるさと納税先の地方自治体に書類を返送して申告する必要があります。
ワンストッブ特例制度を使わず確定申告をする人は、確定申告で寄附額を記入してふるさと納税寄附金受領書を添付して申告します。キチンと申請しないと翌年の住民税が控除されないので、「お高いフグを買った」という行動で終わってしまいますので注意が必要です。まあ確定申告の時期はバタバタするので忘れない様に領収書などは一箇所に保管すると思いますが。
きちんと申告をすると、その自治体が、高知市役所に納税情報を送り、高知市役所が私の翌年の住民税から納税済の金額を差し引いてくれるという仕組みです。あえて細かいことは端折ってますので詳細は確認して下さい。
税関係は受け身であれば行政に取られるだけです。基本的にこちらから申請しなければ恩恵は受けられません。ふるさと納税もやはり同じで知らない人は恩恵を受けられないという仕組みですね。
2,000円の自己負担金は差し引かれるらしい
細かいことを私が説明する必要も無いのでしょうが、重要なことなので一応記しておくと、年収や保険料の控除額やらから計算した上限額を丸々住民税から控除してくれるわけではありません。必ず自己負担金2,000円分が減らされるそうです。例えば40,000円のふるさと納税を控除上限枠内で行ったとしたら、38,000円が翌年の住民税(所得税)の控除対象額となるわけです。
実際は、ふるさと納税をした金額がキッチリ住民税から控除されるわけでは無いらしいので、ここの部分は、この記事を読んでいる人(ビギナー)はあまり気にしない方が良いと思います。私自身もまだ良く理解出来てないので説明出来ませんし、結局税にまつわる計算は役所に上手くやられているので手出し出来ません。
あえて言うなら、ふるさと納税10,000円であれば、2,000円引かれて8,000円が寄付額に減る訳ですから、メリットが少ないということになります。更に言えばふるさと納税額5,000円なら3,000円しか控除の対象にならないってことです。こうなるとほぼメリットがありませんよね。
ここいらの仕組みからも「高額納税者優遇の良くない制度だ!」と指摘し反対する人がいるわけでしょうね。
個人的には高額納税者は、それだけ多くの税金を納税している訳だから返礼品でお返しを受けても良いと思います。もちろん本当の意味で、ふるさと(出身地)を応援したいと思う気持ちもありますけどね。
もちろん高知市に住んでいる私の場合、高知市を応援したければ、ふるさと納税をせず普通に住民税を納めるだけで良いです。ふるさと納税は他の市町村に先払いで納税する訳ですから、極端なことを言えば現在の居住地である自治体を裏切る行為とも言えます。蛇足ですが私の場合は現在の居住地が高知市なので、高知市にふるさと納税することは出来ません。
また、住民税を全てふるさと納税してしまおうなんてことが出来ない様に上限が設けられていて、住民税の大半は居住地である自治体に支払う義務があるという訳です。あくまでも「住民税の一部」が他自治体へのふるさと納税によって減額されるという制度です。
ふるさと納税関係書類が届いた
ふるさと納税で返礼品付きの寄付が出来ますが、どこで寄附をすれば良いのでしょうか?
「さとふる」がめっちゃテレビCMを流していて、好きな女優さんである麻生久美子さんが気になって仕方ありません。
「さとふる」はもちろん気になったのでアクセスしてみましたが、私の場合は、唯一ポイント還元とかで恩恵を受けている「楽天ふるさと納税」を選ぶことにしました。
実は昔からマイレージポイントとかセコセコ貯めてみても、失効させてしまって恩恵を受けた記憶がありません。楽天は嫌いな面もあるのですが、個人的にはポイントの恩恵がある唯一の仕組みなので、せっかく選べるなら「楽天ふるさと納税」で納税(寄付)することにしました。
「さとふる」も訳がわかってない時点でユーザー登録しましたが結局使いませんでした・・(さとふるはPayPayと手を組んだみたいですね。結局はYahoo!、Softbankってことか・・)
普段、楽天市場でショッピングをすることがあるので、ふるさと納税対象商品を注文するだけで、ふるさと納税をしたことになりました。注意点はワンストップ特例制度を利用するという点だけです。サラリーマンの多くはこの制度を利用することになると思います。
ふるさと納税の書類が届くまで一週間位だった
「楽天ふるさと納税」で寄附してから一週間程度で、選んだ地方自治体から「ふるさと納税」の書類が2通届きました。ワンストップ特例制度を使う場合は5自治体までという制限があります。私は4自治体を選びましたので枠内です。あと2通届くのは近日中でしょう。遅く届けられると1月10日までに返送が間に合いません。

ふるさと納税でする手続き
ふるさと納税は、1月1日〜12月31日までの期間で動いている様です。その間にふるさと納税をして、ワンストップ特例申請の場合は、1月10日に必着(消印有効という説もある?)で書類を該当する自治体に送らなくてはなりません。ここは絶対に譲れない部分です。年の瀬が押し迫っているので確実に済ませておかなければなりません。
●今日届いた自治体は封筒には切手を貼らなくて良いみたいだ
自分で切手を貼る必要がある自治体もある(不親切だ!)と楽天のレビューで読んだので、切手も準備しておいた方が良さそうだと言うことも付け加えておきます。
●ワンストップ特例申請書は返礼品を選んだ時に指定したから入っていた
ワンストップ特例申請を指定しないと書類が付いてこない可能性はあります。寄附の時に慎重に注文手順を済ませる様にしましょう。
●マイナンバーカードの表裏のコピーを取りハサミで切ってノリで貼り付ける方式
マイナンバーカードの両面をA4用紙にコピーしてそのまま同封するつもりでしたが、貼付枠がカードより少し大きい程度の枠なので、ハサミやカッターで切り抜いて貼り付けろと言うことの様です。
●マイナンバーカードはスキャンして印刷しておけば無駄なく使えそうだ
プリンターが自宅に無いのでPDFファイルにしてUSBメモリに保存しコンビニで印刷することにしました。うちの場合はマイナンバーカードをフラットベッド式のスキャナーで画像として取り込み、画像編集ソフトで表面と裏面を並べて一画像としました。
A4サイズで作ってPDF化してUSBメモリーに保存してコンビニで印刷します。どうせ切り抜くので1ページに複数コピーすれば1枚か2枚の印刷で済むと思います。デジタルの良いところを活用です。

●寄附金受領証明書も付いてくる
確定申告する時にはこの書類が必要らしいので念の為きちんと保管しておくのは重要です。医療費がかさんだりして医療費控除の確定申告をすると、ワンストップ特例申請は無効になるらしいので、まとめて確定申告し直さなくてはなりません。サラリーマンでも場合によっては確定申告が必要になるのです。先のことは誰にも分かりませんのでふるさと納税証明書はキチンと保管しておきましょう。
会社から源泉徴収書が届くのが遅い!(まだ貰えてない)
ふるさと納税の仕組み上、翌年の住民税がお安くなるということは未来の予想をしながら納税をするということになります。更にややこしいことに、年収、保険料控除等の詳細な条件をシミュレーターに入力したとしてもそれは今年の所得になります。
つまり、ふるさと納税のポイントである、「年間の所得」を予測して進める必要がある訳で、そのためには今年の源泉徴収書がヒントになる訳です。同じ仕事をしていれば翌年の収支の予測がつきますからそれで計算しようという訳です。
もちろん、転職したり、仕事が変わって残業が減った、手当が減った・・・ということはありえると思います。そうなると上限額が変わってくるので、欲張ってギリギリの金額を狙って返礼品を選んだ場合、オーバーして過払いということもあり得ます。
おそらく、ふるさと納税上級者は、新しい年が始まった1月1日から翌翌年度の住民税を下げる行動に出ているのでしょう。そして10月、11月と年の瀬に近づいてくるとより正確な年収が確定して来るので、まだ行ける!と11月、12月頃に更に返礼品付きのふるさと納税をするのだと思います。結局、年末に駆け込みのふるさと納税がラッシュとなり業界関係者は年末に忙しくなる訳です。
私が務めている会社は、源泉徴収書が届くのがマジで遅いので、ギリギリまで追い詰めるなんて事は出来ません(しませんが)。自分で集計して材料を集めないと正確な上限額の計算は出来ない訳です。そこまで労力をかける気は無いので、まぁ年収はこれくらいだから、これくらい控除されたら嬉しいな、程度のふるさと納税しかしていません。
その場合、ほとんどの住民税は現在住んでいる高知市に納めている訳です。高知は出身地で思い入れの有る土地なので今まではそれでも良かったと思います。ただ、他の自治体に寄附という形で納税して、少しだけ美味しい食べ物とか返礼品でいただけたらラッキーだな、そんな感じで今年は「ふるさと納税」をやってみました。
仕組みは理解出来たので、来年はもうちょっと上手にやってみようと思っています。但し、こういうのは程々にして、あんまり欲をかかない方が良いですね。返礼品を貰えてちょっとお得だった〜♪程度がちょうど良いと思います。返礼品を選ぶ時に色々見ていて知らなかった地名や特産品を知ったりすることもありますし、楽しみながらふるさと納税が出来たら一番良いですね。
お隣の市(土佐市)にふるさと納税する
個人的には、高知市の隣の「土佐市」へのふるさと納税が気に入ってます。冗長しますが私の場合は高知市在住なので高知市へのふるさと納税が出来ません。
土佐市は高知市の隣の市という事もあり、子どもの頃から色々接点があったのでふるさと納税して応援したいし、返礼品でちょっと美味しいものをいただくのもありかなと思ったりしています。隣の市で近いですから返礼品の送料も安くて済むでしょうし。海産物が美味しいのも嬉しいです。(肉より海産物の方が好き)
それと、何気に「安芸郡芸西村」にもなにかと縁が有ります。
個人的な考えとして、返礼品目的で縁もゆかりも無い土地へのふるさと納税をするのは、主旨としてはちょっと違うのかなという気もしますので、思い入れが有って目の届く自治体に寄付するっていうのが一番良いんじゃないかと思っています。自治体への寄付金の使い道も注文時に指定出来ますし。


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