先日、distccKNOPPIXの入手を断念したばかりだが、そんな難しいことを考えなくても良いことがだんだんわかってきた。素のKNOPPIXにもdistccが装備されているのである。そしてなんともっと身近なGentoo Live CDにもdistccが実装されているらしい事がわかった。
考えてみれば、私がGentooのインストールに使ってみたのは、50MB程度のminiインストールCDだったから、必要最低限のツールしか入ってなかったのだ。一時は諦めかけたBootable CDによる一時的なdistcc分散コンパイル計画は、現実味を帯びてきた。
さて、遠回りした結果ようやく思いついた、KNOPPIX、もしくはGentooのLiveCDを使ってdistccを行おうという計画だが、確認しておかなければならないことがある。
まず第一はgccのバージョンについてだ。 これについてはGoogleで検索してみたりしたのだが、そんな手間をかけずとも、一目瞭然でわかる有名なサイトがあった。DistroWatch.comである。
ありがたいことに、Gentoo 2006.1のgccバージョンは4.1.1であり、KNOPPIX 5.1.1のgccも4.1.1という事が直ぐに比較できる。これでgccのバージョンについての課題はクリアだ。
次の課題はdistccがKNOPPIXに入っているかどうかだ。これは実際にKNOPPIX 5.1.1をダウンロードして、CD-Rに焼いてBootして確認してみた。distccはインストールされており、コマンドで操作できることが確認できた。これでGentoo 2006.1 のLiveCDが無理だった場合でも、KNOPPIXという最終手段があることが分かった。
いよいよ本題の、Gentoo 2006.1 LiveCDについての検証だ。 KNOPPIXと同様にBootableになっているので、CDブートできる。そのまま放置しておくと、Gentooのデスクトップ環境が表示される。どうやら"gentoo"というユーザー名でオートログインしている様だ。デスクトップ上には、コマンドラインのインストーラー、及びグラフィカルなインストーラーを起動するアイコンがある。
ただしこのgentooユーザーでログインした状態では、管理者権限がないため設定の変更などは出来ない。つまりdistccの設定なども出来ないのだ。これは非常に困った。しかし回避方法を見つけたので安心して欲しい。
CTRL + ATL + F1キー押下で、仮想コンソールTTY1を表示させる。rootでログインした状態にあるので、rootのパスワードを変更(設定)してしまえばよいのだ。
#passwd
ついでにgentooのパスワードも変更しておこう
#passwd gentoo
更についでに、gentooをwheelグループに登録してしまおう。
#gpasswd -a gentoo wheel
パスワード等の変更が反映されたか確認してみる。
まずは、CTRL + ALT + F7キーを押して仮想コンソールTTY1を抜け、X-Windowのデスクトップ画面に戻ろう。
各種root権限が必要な機能にアクセスし、rootパスワードにて設定変更等が行なえるか確認する。ネットワーク設定等は、root権限が無いと行なえないので確認してみて欲しい。
ターミナルでユーザー:gentooからsuできることを確認しよう。同様にsudo出来ることを確認してみて欲しい。これらが出来るようになったら、gentoo Live CDは自分の支配下に置いたと同じだ。
distccに関わる設定ファイルを、suになってからviで開いて編集し保存(RAM上なので電源を切れば戻る)してみる。うまく出来る事が確認できた。distccをサービスとして登録したりしてみたが問題無さそうだ。どうやらGentoo Live CDでdistccの分散コンパイルマシンを一時的に準備することが出来そうだ。最近はCD-Rも安くなった(というよりもDVD-Rの方が断然安いが)ので、マシンの分焼いても良いだろう。まぁ取り合えず一台で試してみてからの方が無駄が無いかな。700MBのCD-RWが安く手に入ればそちらの方が後々便利かも知れない。エコロジーという観点からも。
取り合えず今回は、CDブートでdistcc環境が作れそうだという話まで。また余裕が出来た時に実際の分散コンパイル作業を行なってインプレしてみたいと思う。 ちょっと心が躍ってきた感じがする。


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