YAMAHA RT57iは今でもまだ使える~ベストエフォートな光回線で超高速通信は不可能だからRT57iでも十分な速度が出ます

YAMAHA RT57i PC
YAMAHA RT57i

先日開通したばかりのフレッツ光回線だが、ONU配下は自前で準備なので、YAMAHA RT57iを引っ張りだして来てPPPoE設定を施し、プロバイダが提供しているIP電話(VoIP)を設定して、コードレス電話機を接続して使用出来るところまで仕上げました。

RT57iって、ISDNやADSL全盛な時代に生まれた名機だけど、今でもこうやって十分使えるところが凄いと思います。と言うか時代遅れなのは間違いないけれどそれを決定づける程の高速通信の回線が普及しない(スペック上は速いハズなのに現実はメチャ遅い)のが実情です。だから古くても優秀なRT57iで十分事足ります。

ウチの場合はRT57iにこの3つの仕事をさせています。

  1. インターネット接続(PPPoE)
  2. IP電話(SIP)
  3. メールチェック(POP)

残念ながらRT57iの多機能さの一つであるVPN機能はIPsecには対応しておらず、PPTPにしか対応していないので、脆弱性の問題で使用するのはやめた方が良さそうです。VPN機 能は別拠点とのLAN間接続などを求めているか、出先からLANにアクセスしたい場合なのでそういうニーズの場合は今どきの高機能ルーターを使う事になるでしょう。

しかしRT57iには、YAMAHA独自のダイナミックDNSサービスである「ネットボランチDNSサービス」が実装されているし、「ネットボランチ電話(VoIP)」も実装されているので今でも便利に使えます。RT57iやRT58i等の同系のルーター同士であれば、ネットボランチDNSによるアドレス=名前解決を元に、インターネット回線をさも内線電話の様にして使用することが出来ます。

もちろん通話料は無料です。複数拠点でもそれぞれYAMAHAのVoIP対応ルーターを導入していれば、ネットボランチ電話が無料通話の手段として使えて便利です。インターネットを使った内線電話みたいな感じですね。

RT57i発売当時はこの機能が画期的で、以前働いていた職場ではネットボランチ電話や、拠点間のVPN接続でこのルーターをかなり便利に使っていました。小さな会社だったのですが拠点数が多く、業務で使用する電話は長電話になる事も多いので、この無料通話が経費の面でも魅力的だったのは言うまでもありません。別々の拠点で内線電話的に使っていました。本社ではビジネスホンの主装置に回線を収容して局線ボタンからネットボランチ電話を選択すれば拠点間にかけられる様にしていました。

※YAMAHAルーターについて特筆しておきたいのはYAMAHA製品の質の高さ、そしてサポートの質の高さです。サポートに電話した事がある人ならそのレベルの高さが分かると思います。

その職場では後に、時代の変化で拠点間のVPN接続はRTX1100に役割変更しましたが、それでもRT57iによるネットボランチ電話は使い続けていました。今の様に携帯電話で無料通話(かけ放題)が出来る時代では無かったので通話料金を気にせずに電話がかけられるのは本当に有りがたかったです。

このRT57iには、結構マニアックな使い方としてカスケード接続(機器間アナログ通話)なんてのもあります。複数のRT57iを使って電話を活用してしまう方法です。実にマニアックすぎると思います。まさに多機能ルーターですね。

今使っていて思うこと

自宅で使う分には、RT57iにメールチェックさせる機能が何気に便利だったりします。私は最近パソコンの前に座る時間もかなり減りました。代わりにスマートフォンで手軽に済ませる事が多くなりました。パソコンを起動するのが面倒くさいのです。

そういう訳でたまにしか届かないであろうプロバイダのメールを毎日チェックなんてしてられないですし、その為にスマートフォンにプロバイダメールを登録するのも煩わしいです。

そこでこのRT57iにメールチェックを任せておくと、メールが届いていたらMSGランプが点滅するので気づくことが出来ます。わざわざスマートフォンのメーラーに設定するまでもなく、ブラウザを使ってWebメールで確認すれば十分だと思っているのでなにげに便利だなと思っています。

もっと活用出来てしまう?

個人的には検証してないですが、RT57iにFusionのスマートフォン向けIP電話サービスの情報を設定すれば使用出来るという情報もあります。FusionのIP Phoneサービスは月額基本料無料なのが美味しいです。使っているISPがIP電話サービスを提供していない場合は有効かも知れないですね。

RTV700/RT57i用 FUSION IP-Phoneの設定手順 « 設定例

以前、WiMAX環境でテスト的にやってみたことがあります。電話をかける事(発信)は出来ましたが、着信(受信)がうまく動作しなかったので、RT57iでの利用は諦めたという経緯があったりします。

現在は旧型のiPhoen 4にFusionが提供するIP電話アプリをインストールして使用していますが、プロバイダーがIP電話サービスを提供していない場合にはFusionのこのサービスが使えると嬉しい人も居るかも知れないですね(検証情報は必要)。

最後に

RT57iは古い機種ですが名機故に非常に多くの動作情報があります。更に発売元であるYAMAHAからも質の高いドキュメントが公開されているので探究心と向上心があれば検証の助けになるに違いないのです。何よりこの機種は中古市場で安く取引されているので上手に購入すれば数千円で手に入り、ネットワーク系のスキルを身につける教材(玩具)としても超魅力だったりします。

私はインフラ系エンジニア(ネットワーク、サーバー)として働いてきた経緯があるので良いものはある程度わかるのですが、今の時代でもネットの事を学習しようと思っている人(学生さんとか)にもお勧めできる秀逸なネットワーク機器(教材)だと思います。古いのは確かだし、私の価値観と合うかどうか分からないので情報の一つとして捉えていただければ幸いです。

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