MicrosoftからWindows 11が公式に発表された~使ってみないと分からないけどユーザーが望んでいるOSに仕上がっているのか?

Linux

マイクロソフトから新OSとしてWindows 11が発表されました。2021年後半にリリースを予定しているとのことですから寒い冬にホットな話題で盛り上がることでしょう。Windows 10から無償アップグレードが出来るという話なので、ネットでもWindows上でAndroidアプリが動作することに期待する声など色々な意見が飛び交っています。

個人的に、PCのOSに求めている事は安定性(信頼性)が最も最優先で、その次に軽快に動作することです。PCをツールとして作業に使用する以上、その作業を邪魔されては困るからです。見た目の斬新さやギミック的な動作などの目新しさなどはもはや求めていません。

先日Amazon Kindle Direct Publishingで「本当に扱いやすいPC環境を手に入れよう」という電子書籍を出版しました(とは言っても出版費用はかかってませんが)。

この電子書籍の内容で、OSが邪魔をする作業環境は最悪だと言うことや、作業に集中出来る環境が効率アップのポイントだという事を記しています。そしてLinux OSという選択肢があることを紹介しました。私はシンプルなdebian GNU/Linuxを好んで使っています。使わないアプリは極力入れたくないし余計なことはして欲しくないのです。

便利な時代になったもので、近々リリースされるであろう新しいWindows11を選択することも出来ますし、シンプルなLinux OSを選択する事も出来ます。もちろん色々なアプリを標準装備したてんこ盛りなLinux OSを選ぶことも出来ます。

OSに何を求める?

現在主流のPC用OSといえば、Windows、MacOS、そしてChrome OS、Linux OS(各ディストリビューション)という感じでしょう。PC用途と限定しなければサーバー用OSとして活躍するLinuxのシェアやBSD系、UNIXのシェアも高くなっています。Windows Serverの独壇場とは言えない訳です。

個人的にOSの役割は裏方であり、やりたい事をさらりと実現させてくれる環境の土台として淡々とした仕事をしてくれる位置づけだと思っています。出しゃばって作業の邪魔をする様なことはして欲しくありません。Windows 10の様な作業中に再起動を要求してくる様な事は決して許したくないのが本音です。

しかし、現実はそんなに便利ではなく、大きなシェアを握っているWindowsにしか対応していないアプリケーションを使いたいがゆえに仕方なくWindowsを使っているのが実情です。仕方ないので再起動を求められたら速やかに再起動する様にしています。以前、作業の合間にトイレに行っている隙きに再起動されてしまい作業結果を失ったことが苦い経験です。私がOSに求めている常識からはかけ離れていて絶句したものです。

初めてUNIXに触れた時は、その無骨さにカルチャーショックを受けました。コマンドを知らないとほとんど何も出来ない。初めてMS-DOSのPCに触れた時の事を思い出した感じでした。結局OSだけあっても何も出来ずアプリケーションが動作して初めて道具として機能するものだと思っています。

Windows 11は失敗する・・と個人的には思っている

今年の冬にはWindows 11がリリースされて世間がざわつくことが想像できます。今分かっていることとして、Windows 11で要求されるハードウェアの仕様がかなり狭くなっている事です。Windows 10から無償アップグレードを公表していますが、少し前のPCでは動作しない可能性が高いということは無視できない点です。この為にわざわざPCを買い替えさせられる事が要求される訳ですが、これに追従出来ない(しない)ユーザーが増えても良いと思います。むしろそうあって欲しいと個人的には感じています。

思い返せばWindows 95が発売された時、私はMacintoshユーザーだったのでお祭り騒ぎには参加する事はありませんでしたが、ちょっとした騒動になる位に世間がざわついたものです。呆れるほど売れたというのをTVニュース等で目にしました。あの頃から多くの人の振る舞いや考え方はほとんど変わっていないんだなと思います。

私は本質的に「PCを使って何をするか?」という点に重きを置いているので、PCのOSが刷新されたからと言ってもあまり興味がありません。もちろん便利になることは歓迎しますが、それとトレードオフに無用な機能に処理能力を奪われるのは「無い」と思っています。

例えばWindows Updateで消費されるディスク領域の異常さも一例です。非常に肥大したシステムアップデートがネットワーク帯域を占有し、ディスク領域も占有します。システムアップデートの残骸もHDDやSSDの領域を占有し続けます。OSを動かすためにPCリソースが要求されるって本末転倒ではないでしょうか?ハッキリ言って異常だと思います。

SSDの容量が110GBしかないのに、以前のWindowsと呼ばれるアップデートの残骸が約30GBも占有しています。

ギミック満載のWindowsというOSをPC上で動かして満足できるならそれは「あり」かもしれませんが、PCを使ってなにか目的の作業をしようという人には、OSがリソースを食いつぶしている現状はなにか変だと思うはずです。

先日の発表で、Windows 11はハードウェア仕様をかなり狭めて来た様なので、古くなったPCにはインストール出来ない可能性が高いです。よってアップグレードしたくても出来ないというユーザーが出てくるでしょう。その人がPCを買い換えるかどうかはわかりませんが、見送るユーザーは多いと思います。いうまでもありませんがWindows 11に私は踊らされない様にします。

また、Android用アプリがWindows上で動作するという点も話題になっていますが、個人的には需要があるのか?と疑問です。Android用アプリはスマートフォンやタブレットで使用する為に最適化されたインターフェースで設計されています。それをPCに持ってきても使いづらいだけでは?と、冷ややかな目で見てしまいます。

そういう訳で見た目の変化とギミック満載感でユーザーを釣ろうというマイクロソフトの考えに私は否定的です。見た目をコロコロ変える、インターフェースを変える(ボタンの位置やデザインの変更)というイライラさせられる事をWindows 10で経験して来ているので、正直言ってWindowsというOSは終わる(終わってくれ)と思っていました。Windows 11がリリースされる事が発表されたので、まだ終わらないのか・・という残念な気持ちでいます。

世間のユーザーが、PC用OSに何を求めているのか?は私にはよくわかりませんが、ギミックフル装備の重いOSごときに振り回されるのを喜んでいる様を見ると、どうしても冷ややかな目で見てしまいます。

Linux OS普及のチャンス(何度目だよ・・?)

過去にもマイクロソフトが失敗した事は多々あります。LinuxがデスクトップOSとしてシェアを奪うチャンスはその度にありましたしそういう意見も多かったです。しかし実際のところ知名度が低いままで世間にほとんど認知されていません。チャンスをモノにすることが出来ませんでした。

もちろんビジネスが絡んでいるので「資金力」の差は大きいです。圧倒的な宣伝費を使って人々にアピールをされてしまうと、細々としたものは埋もれてしまいます。これはOSに限らずアプリケーションのジャンルでも過去に目にして来ました。現在有名なソフトウェアベンダーの製品も、実はもっと優れていたライバルを資金力を使って蹴落としたり、買収して取り込んだりして現在に至っている事を知っています。私はリアルタイムで残念な思いをしたので本当にもったいないことをしていると嘆かわしかったです。

技術はどんどん進化している様に見えますが、一歩、ニ歩先を行っている競合の足を引っ張り引きずり下ろす事は日常的に行われています。世の中の技術は決して着実に進歩しているわけではないのです。ここに国際的な事情も絡んでくるともっと争いは露骨になります。優れたものが必ずしも生き残るわけではないのです。

そこで重要なのは、ユーザーの選択眼です。ユーザーが見る目を養い、良いものを良いと評価して支持することが出来たなら、優れたものが着々と進化を続けられます。それが理想だと思っています。しかし競争があるから進化や進歩が起こるのも理屈です。小競り合いをしながら進んだり戻ったりしなくてはならないのが現実でしょう。

さて、Linux陣営にはこのチャンスを今度こそ活かして欲しいと思っています。シェアがもっと伸びてくればアプリケーション・ベンダーもプラットフォームとしてLinuxを無視出来なくなり優れたアプリケーションがLinux OS上で動く様になります。ユーザーとしては自分が好むOS上でアプリケーションを使用出来る様になる選択肢が出来る訳です。

そして私自身は知名度だけで評価せず、自分の判断基準で良いものを良いと評価して支持したいと思っています。そういうアンテナを張っておきたいです。でもおそらく世間の多くの人はそういうアンテナを持とうとしないから今回も踊らされるんだろうなぁ・・と思うのも本音です。残念ですが世の中の仕組みはそうなっていると人生経験で学んできました。おそらくまだ劇的な変化は起こらないでしょうね・・

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