サブノートパソコンのHDDをSSDに換装して、OSをWindows 7からUbuntu 14.04 LTSに変更してからそろそろ一週間です。
HDDからSSD化した効果は大きく、古いノートPCでも普通に動いてくれるので快適です。もちろんWindows 7という肥大しまくったOSを捨てた効果もありです。
ちょっとしたユーティリティーソフトは、Windows版のフリーウェアが小回りが効くので、いざとなればWine環境で動かせば良いだろうと思っていましたが、今のところWineの出番なしです。Ubuntuで使用できるアプリで十分間に合っています。
ビジネス処理系
Office系はLibreOfficeで必要な事は全てできています。マクロやVBAでごにょごにょやるのはメインのPCでやるのでサブノートでMS Officeが使えないのは全く問題ありません。
ちょっとした表計算、CSVファイルの編集、TABLE変換等が出来れば十分です。個人的にはDraw機能が無償で使えるのは非常にありがたいです。
Draw機能を求めるとMSだとVISIOを買わなくてはならないですが(パワポで済ます手もありますけど)、LibreOfficeにはDrawがセットになっているので、ちょっとした図を作成するのに非常に重宝しています。
なにより、あれもこれも実現すべく複雑になり方向が変わり過ぎたVisioに余計なお金払うのは馬鹿らしく思えます。
私の用途ではシンプルなDraw描画機能があれば十分ですから、LibreOfficeを無料でLinuxでも使えるというのはすごく魅力です。メイン、サブパソコンにそれぞれインストールしています。
画像処理系
画像処理は、GIMPで事足りています。仕事でグラフィック処理をするのであれば対費用効果を考えて有償のPhotoshop等を使うのは当たり前ですが、趣味+程度であればGIMPで十分です。
また、マルチプラットフォームなGIMPはWindowsだけでなく、LinuxやMacOSでも使えるので、GIMPを使えるようになっておくと便利です。
GIMPをある程度使いこなすテクニックがあれば画像処理ツールとしては十分過ぎるので、使うスキルが有るか無いかの問題です。
これは自分のスキルアップの課題でもあるのでコツコツ学習を続けようと思っています。
Photoshopが無くても目的の画像処理が出来るのは理想です。(そんなに凝った作業はしないので可能でしょう)
私は主にFireworksを使ってWeb系の画像を扱ってきたので、Ubuntuにする時にFireworksが使えなくなる点は慣れの問題で残念に思っていました。
しかし私が使い続けて来たFireworksはMacromedia版なので、古くて、もうWindows環境でも無理やり使っている状態に近く限界に来ていたと思います。
きちんと開発されているので新しいWindows環境にインストールしても普通に動作してしまうのがMacromadia製アプリの凄いところだと思います。
しかしながら、そろそろ他の画像処理アプリ(現行のGIMPとか)に本格的に移行する時期だろうと思っていました。
今のところGIMPの使い方をGoogleで検索してやりたい事は全て解決してます。GIMPは若干癖がありますが良くできたアプリだと思います。
Web作業系
Web系の作業は今のところテキストエディタで済んでいますが、この先はBlueGriffonかBluefishを使うことになるかなと思っています。
やっぱりHTMLやCSSの入力を支援してくれるエディタはあった方が効率が良いしミスも減ります。かといって過剰にリッチな機能は動作が重くなるので勘弁して欲しいです。エディターは軽快さ重視に気の利いた機能実装のバランスが肝心です。
メインのWebブラウザは相変わらずFirefoxを使っていて全く問題ありません。一番使うアプリがFirefoxなのはWindows環境でもLinux環境でも同じです。
もはやWebアプリが最も重要度が高いアプリというのは時代の流れなのでしょう。私はやっぱりFirefox派です。最近は少数派になっているのが残念ではあります。
マルチメディア系
マルチメディア系はほとんど使ってないので(Flashすらインストールしてない)、その点についてはUbuntuがどうなのかは詳しいことまでは分からないです。
もともとWindows環境でもサブノートで動画を再生したりする事は無かったので問題なしです。
YouTubeなどを視聴する程度なら全く問題ありませんが、マルチメディア系の作業を本気でやっている人は自分でリサーチしてみて下さい。
総評
約一週間の間、このUbuntu環境を毎日使っていますが快適に使えています。Core2 Duoでメモリーが2GB以上実装されているなら問題なく使用出来ると思います。しかし快適さを求めるならやはりHDDからSSDにアップグレードするのがおすすめです。
HDDに比べると数倍は速くて精神的にイライラが無くて快適です。シャットダウンなんか数秒で終わりますから、演算処理が高速なCPUでもHDDが遅くて足を引っ張る様なアンバランスなPCにはもう戻れないです。
もし、いまだにWindows Vista辺りのくっそ遅いパソコンでイライラしながら作業をしているのであれば、SSDを新規に購入してUbuntuをインストールしてみることをおすすめします。
Vista時代のノートパソコンであればLinuxを選択することで実用的に使用できます。もちろん現行バージョンを使えるのでサポート面、セキュリティ面でも時代に乗れます。Vistaは既にオワコンですから。
※新規のSSDに換装することがポイントです。元のHDDを確保しておくことでやっぱり止めたと思ったら元に戻せます。
今までの環境を残しつつ新しい環境を試せる訳ですから、安価になってきて性能も上がったSSDを使わない手はありません。
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