中古のバーコードリーダーを入手した
富士通製の古いUSB接続バーコードリーダーを入手しました。型番はFMV-BCR213というものです。とりあえずWindowsパソコンに接続してみたところ何もしなくても普通に使用できる様になってバーコードを読み取ってキー入力してくれます。
最後の一桁(チェックデジット)は入力されないのですが、これはバーコードリーダーの設定次第で変更できると思われます。必要に応じて設定を変更しなくてはならないので、使いこなすには公式のマニュアル(マニュアルに設定用のバーコードが記載されているはず)を入手しなくてはなりません。
幸い、型番で検索すると説明書のPDFファイルを見つけることができました。
今のところダウンロード可能ですが、いつネット上からなくなるかも分からないので手元にバックアップしておくことにします。
Linuxでもバーコードリーダーを使えるか
debianデスクトップ環境を起動してバーコードリーダーをUSBポートに接続してみました。特に新しいデバイスとして認識している様子もなく動作する様になりました。とりあえずMousepad(メモ帳的なアプリ)を起動してバーコードを読み取らせてみると難なく読み取りに成功しました。
こちらでも同様に最後の1桁は入力されないので、やはりバーコードリーダー本体側の設定でチェックデジットを省略する様になっているものと思われます。
ダウンロードしたPDFに記載されているバーコードでチェックデジットを省略するか否かを設定できることがわかりました。そして取説に記載されている情報により、動作を101キーボード、または106キーボードから選べることもわかったので、キーボードとして振る舞う様になっている様です。
一般的なバーコードリーダーと同様に、FMV-BCR213も色々な規格のバーコードに対応しているので設定変更を行えば特殊なバーコード形式にも対応できそうです。私の場合は一般的な既製品に使用されているであろうJAN-13(EAN-13)が読めれば良いと思っています。
適当に身近にあったBDドライブの箱に貼ってあるJANコードを読ませてみましたが無事にデータベースから読み込み成功しました。テストにはJANCODE DATABASEを使わせていただきました。
そういう訳で、動作はdebian GNU/Linuxでも大丈夫そうです。LibreOffice Base等でオリジナルのデータベースを作ってJANコードで探し出したりすることも簡単にできそうですし、Webサービスでも便利に活用できそうです。商売をしているわけでは無いのでバーコードリーダーを活用する予定は今のところありませんが。
FMV-BCR213は液晶画面読み取り不可らしい
今回使用したバーコードリーダーは、設定を試すためにPDFを開いて液晶画面から直に読み取ってみようとしたのですが、残念ながら読み取りしてくれませんでした。バーコードリーダーの設定なんてしょっちゅう変更するものでもありませんが、いちいちプリントアウトした紙印刷からじゃないと読めないのはちょっと不便です。古い中古品ですから仕方ないですけどね。
実用性を考えれば、液晶画面読み取りに対応したものを選んだ方が便利に使えそうです。最近はスマートフォンの画面上に表示されたバーコードを読み取るのも当たり前ですし。
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