新聞をスキャナーで撮りたい
高知市内には手巻きタバコを積極的に取り扱っているお店が3店舗ある事は把握していて過去記事でも紹介していますが、先日(2018年8月4日)の高知新聞夕刊の一面に「街のたばこ屋さんは今」という記事が掲載されたので今回のネタにしてみます。
せっかくなので新聞記事をフラットベッドスキャナーでスキャニングして画像合成してみました。うちのスキャナーは古いので普段使っているWindows 10パソコンでは動作せず、Ubuntuを使ってスキャニング作業を行いました。Ubuntuならではお手軽に画像化出来ました。古いスキャナーを使っている方は試してみると良いでしょう。(スキャナーを持ってない人はハードオフ等で格安ゲットして来る手もありますね)
合成画像
せっかくなので画面合成して一面をまるごとデジタルデータ化してみました。もちろん解像度は落とさずに、Gimp形式で作業しているので画質の劣化は最小限にとどめています。
新聞のサイズは広いので、部分部分に分割しながらフラットベッドスキャナーでスキャニングしました。Gimpではそれらの画像を並べてつなぎ合わせていきます。今回は上段・中段・下段を左右(計6枚)の画像(レイヤー)の位置と角度(若干斜めになっている)を調整して合わせる作業になりました。
一通り終わると、レイヤーを統合して一つの画像にしてしまいます。これで高解像度な一面画像が出来ました。
残念ながらかなりのファイルサイズがあるので、このままではWebにはアップしません。元データは保存用ですね。
出来上がった画像は最終的にJPEG形式でかつサイズもギリギリな大きさに縮小してしまいます。全体はこんな感じで記事を読むのは難しいサイズですが、新聞のレイアウトがわかるサイズにしました。
出典:高知新聞(夕刊)2018年8月4日(土曜日)
記事部分はトリミングしてギリギリ読めるサイズにしました。快適に読みたい人は高知新聞のサイトでどうぞ。
出典:高知新聞(夕刊)2018年8月4日(土曜日)
たばこについて
喫煙を趣味として愉しんでいる立場から言うと、昨今の異常な程の嫌煙の風潮は昔から続く貴重な文化を失う危険性を持っているんじゃないかと個人的には危機と感じています。
確かに、マナーを守らずどこにでもポイ捨てする喫煙者が存在するのは間違いありません。しかし同じ喫煙者としてもそういう行動を見ると胸糞悪くなりますし、これは車を運転している時にルール、マナーを守れない輩を見かけた時と同じ感覚です。
つまり、私の主張としては、マナーを守れない輩が周囲に迷惑やストレスをかけているというのは、何もタバコだけでは無いと思っています。ペットボトルをポイ捨てする輩もいますし、吐き捨てられたガムを踏んでしまって靴の裏がベタベタすることもあります。これらもすべて迷惑行為であり(まっとうな人間にしてみれば)常識ハズレな行為です。
タバコ(喫煙)だけをやり玉に挙げて、異常な嫌煙ブームを起こしている昨今、どうも裏には汚い金の流れを感じてしまいます。まぁ個人的には問題はそこにはなく、昔から続いてきた文化を失ってしまう危険が一番怖いです。失った文化は簡単な労力では取り返せません。
街のたばこ屋さん
街のあちこちにあるコンビニエンスストアでシガレットは手軽に購入出来ます。しかし私が喫煙できる(我慢できる)銘柄のシガレットを置いているコンビニは少なく、喫煙できる銘柄も数少ないものです。
やはり手巻きタバコ、刻みタバコ、シガー(葉巻)、パイプを経験して、よりよい状態のタバコを喫煙した経験が関係していて、どうしても市販されているシガレット(紙巻きたばこ)は紙が燃える匂いが臭くてたまりません。
巻紙の質(種類)を自分で選択できるメリットが手巻きたばこにはあります。たばこ葉の分量、種類、巻き方も自分なりにアレンジできます。
紙臭さを排除したければ、リトルシガー、シガー、刻みたばこ(キセル)、パイプという選択肢もあります。喫煙を趣味にするとどうしてもそういう流れになります。単なるニコチン中毒者と捉えられたら困るのです。コーヒー愛好家、紅茶愛好家を単なるカフェイン中毒者といいますかね?タバコだけ「ニコチン中毒」というのは変な話です。スイーツ好きを「シュガー中毒者」と言う方がよほど的を得ていると思います。糖質の摂り過ぎは確実に健康に悪いですからね。
小さなお店でも工夫しているたばこ販売店があります。コンビニでも少し変わったラインナップや、手巻きタバコ、リトルシガーなどを置いているお店もあります。そういう小さな工夫が吹き消されそうな位、嫌煙ブームは不自然に勢いがあり裏で糸を引いている力をなんとなく感じるのです。
こういうご時世(嫌煙ブーム)に、高知新聞が、たばこ店についての記事をキチンと書いて下さった事は評価に値すると思ってます。ありがとうございました。一つの文化として考えてくれる人が一人でも多ければいいな。
美味しいタバコが味わえなくなる・・かも
この流れで行くと、喫煙者はどんどん減る一方ですから、タバコの質も下がる可能性が高いと危惧しています。タバコ関係者も利益が出にくくになるとコストを下げざるを得ませんからね。これだけは避けたいです。
そのためには、きちんとしたマナーで、本当に美味しい(香りの良い)タバコを味わったことがある人を増やさなくてはならないと思っています。かと言って非喫煙者に喫煙させるわけにはいかないので、現喫煙者により良い状態での喫煙を体験していただくしかないかなと思っています。
街のたばこ店の工夫(努力)として、ラインナップを増やしたり、体験会を開催してくださったりと、間口を広く、そしてより嗜好にあうタバコと出会える様にしてくれていると私は評価しています。少なくとも高知市内には3つのたばこ店がそれぞれ取り組みをしてくれている訳ですから、恵まれている方なのかも知れません。
もしこの様な工夫がなされず、市販されている売れ筋銘柄だけを販売するだけなら、24時間経営のコンビニと完全に競合するので、たばこ店としてはかなり厳しいと思います。
コンビニでは置けない(売れる数は出ないけど品質が良い)タバコを取り扱う等して、わかる人が確実にそのお店に買いに行く、そういう工夫は評価に値すると思っています。
幸か不幸か、私にはある程度たばこの違いがわかるようになってしまいました。巻紙の違いも好みと関係しているし、香りメインで喫煙を愉しんでいる私には紙が燃える匂いも香りの一つなので、紙の燃える匂いが混ざるなら良い方向に働く紙を使いたいと思います。もはや紙が燃える匂いが臭いタバコには戻れません。
単純に紙を使わない喫煙なら、タバコ葉の香りのみを楽しめるので正解だと思えるかも知れませんが、喫煙ってそんなに単純じゃないんですよね。どこでいつ(誰と)喫煙するかも重要な要素なのです。場違いな場所でシガー(葉巻)やパイプを喫煙出来ますか?確実に空気読めない人だと思われちゃいますよね。
ま、それがいけない事とは言いませんが、私はそういう行動は自粛(慎みたい)したいです。
TPOに応じた喫煙を楽しみたい。これも私の喫煙に対するモットーだったりもします。そしてやはりその時に楽しみたいタバコ(銘柄)を選択したい。その時にお気に入りの銘柄が入手出来なくなっているとしたら大きな問題です。
実際、優秀なたばこ銘柄の消滅は日常茶飯事に起こっています。売れないから終売する場合もある様ですし、原材料が確保できなくなって終売する場合もある様です。惜しまれて無くなっていく銘柄が多いこと・・
嗜好品に永続性は本当に難しいです。たばこも農作物の一つですから、環境の変化や品種の移り変わりにより、同じ作物が作れなくなることも考えられます。利益が出ないことに労力をつぎ込むわけにはいかないので、商売にならないタバコは廃止になります。
そもそも「たばこ」という農作物の栽培が商売として割に合わない事態に陥ると、良いタバコ葉の栽培がなされなくなります。そうなるとタバコ栽培が途絶え、続いてきた文化が廃れることになります。生産者から販売店、そして消費者である私達すべてが繋がっていることを自覚しなくてはならないし、それを嫌煙ブームを使って一方的に潰そうとする動きには、微力ながら抵抗せざるを得ません。
日本国内において20歳未満の者の喫煙は禁止されています。絶対に20歳未満の人は喫煙しないで下さい。また当サイトでは喫煙を推奨する訳ではなく、喫煙者に対してより良い喫煙を紹介する目的で記事を記しています。
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