PCでマイナンバーカードを読ませる
昨日、マイナンバーカードをICカードリーダーにセットしてPCからマイキーIDを取得してPayPayでマイナポイントを受け取れる様に手続きしました。一日程時間がかかるとの事でしたが今朝確認してみたらPayPayでマイナポイントの受け取りが有効になっていました。
せっかくなので、PCでも確認してみようと思ったのですが、その前に「NFC対応スマートフォン」を持っていない場合はどうなるのか?をYouTubeでリサーチしてみたところ、色々な解説動画がありますね。便利な時代になったものです。
ICチップの読み取りについて
で、わかったことは、「NFC対応ケータイ」というところで、私は持っていないため仕組みを理解していなかったのですが、どうやらNFC対応ケータイでもマイナンバーカードのICカードチップを読み取っていると分かりました。非接触型ICカードリーダーと同様の仕組みらしいです。
YouTube動画において、総務省が配布しているマイナポイントアプリは、読み取り失敗が連発してクソアプリだと酷評されているという情報がありましたが、どうやら多くの人は「カメラで読み取っている」と思っているらしく、読み取りに時間がかかる間遅いと感じながら手で持っているために安定せず読み取りに失敗していると分かりました。そもそもNFC非対応のスマートフォンで(読めない)読み取ろうとしている可能性もあります。
マイナンバーカードのICチップは、私が使っているカードリーダー(2種類)によって検証したところ、「接触型」と「非接触型」の両方に対応しているとわかりました。
接触型ICカードリーダー
接触型はカードの盤面にある金属の電極に電気的に端子を接触させて読み取る方式です。こちらの方が確実だということもあり私はSCR3310を使っています。見た目的にいかにもカードを差し込んでいるのでわかると思います。ICチップにアクセスしている時にLEDが点灯するのもキチンと動作している様子が分かりやすいです。
特にドライバのインストールもなく、すんなりICチップを読み取れる安定性、利便性が好きです。もはや定番のICカードリーダーと言っても良いでしょう。これを買っておけば間違いありません。
非接触型ICカードリーダー
非接触型はカードリーダーに載せる感じで近づけることでICチップの読み取りが出来ます。SONYのRC-S330を持っています。自宅PCでEdyカードを使うためにパソリの時代に購入したものです。
スマートフォンで読み取る場合は「非接触型」の方法で読み取っており、決してカメラで読み取っている(スキャンしている)訳ではありません。接触型、非接触型のいずれもマイナンバーカードを読み取ることが出来ました。
日本製 ソニー 非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi RC-S300 /【e-Tax(オンライン確定申告)対応】 (マ…
SONYのRC-S330はドライバ等の更新が必要だった
マイナンバーカードの読み取りが非接触型では上手く出来ませんでした。マイナンバーカードを認識しません。
検索して調べてみるとSONYからマイナンバーカード読み取りについての情報が出ていました。古いドライバの完全削除(リムーバーを使用)後、新たなドライバ・アプリをインストールする必要があるとのこと。
- NFCポートソフトウェアリムーバーの実行(PC再起動必要)
- NFCポートソフトウェアのインストール
- PC/SC アクティベーター for Type Bのインストール
これだけの事でも非接触型は面倒だという事が分かりますので、やはり個人的には接触型ICカードリーダー「SCR3310」の利便性の高さ、安定性を評価したいです。
とは言いつつも、Edyカードは非接触型でないと読めませんし、結局私には両方必要なので用途次第というところでしょう。
【マイナンバーカード対応】ソニー 非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi RC-S380(e-Tax対応/eLTAX対応 …
追記
RC-S330は既に終売となっており、またマイナンバーカードを読み取ることが出来る様にするドライバの提供が終わってしまってます。SONYの対応には「ふざけんなよ!」と言いたくなります。たまにしか使わないものをコロコロ買い替えさせようという魂胆にいらっときます。
総務省の説明は下手くそ
私はPCにICカードリーダーをUSB接続して手続きを済ませたので何らトラブルは起きませんでしたが、スマホ単体で手続きをしようとしている人たちの間では、マイナポイントアプリがクソだと言われる程トラブルが起きている様です。
原因として、バスや電車に乗る時に「タッチ」する感じが一般化している現状、ICチップの読み取りにかかる時間を長いと感じる人が大多数だと思われます。焦らず待てる人はすんなり出来ているのですから。
総務省はそういう説明をしていないので、「スキャンが反応しない」と勘違いして読み取り中に動かしてしまうので、読み取り失敗が多発するのでしょう。一言、「動かさずに10秒待ってください」とか表示させれば済むことなのに。
やっぱり行政がやる事は重要な事の説明がいつもが抜けています。それを重要と捉えていないのが原因なのですが、素でそれを重要としていないのか?わざとそうしているのか?は謎です。
私もいちいちそういう事は言いたくはありませんが、行政が絡む手続きは本当にストレスがかかります。民間に評価を任せたらどうなのか?と思いますが、それも問題で実際のシステム導入については民間が入札とかで受注して業務を請け負っているので、実務は民間がやっているのです。富士通とか三菱とか日本電気とか大手が受注していることが多いと思いますが、そういう大企業の開発者が消費者目線に立って開発できないのが元凶だと思います。
もちろん、そんな中途半端な成果品を成果として受け入れてしまう行政機関にも問題があると思います。決して安くない価格で業務を発注しているのですから、まともな成果品を受け取る様にして欲しいものです。財源は我々の収めている税金なのですから、それで国民がストレスを受けるのは筋が違うと思う次第です。
追記)NFC対応スマートフォンにしたのでスマホでラクラク
追記です。
この記事を記してから年月が経っていますので、私もスマートフォンを買い替えたりしてます。意識はしていなかったのですが、買い替えたスマートフォンに非接触NFCカードリーダーが搭載されていました。おかげでマイナンバーカード用のアプリをインストールして、スマートフォンで手軽に使用することが出来る様になりました。PCでじっくり作業した方がミスも防げて良いと思っていたのですが、何度か使ってきたこともあり概要が理解できたので、お手軽にスマートフォンでできるのも便利だなと今は感じています。
もちろん面倒くさい(複雑な)手続きとかであれば、PCの画面できちんと確認しながらやりたいのでカードリーダーは無駄にはなっていません。
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