Windowsパソコンが異常に遅い
今日は休日なので時間を確保して久しぶりにWindowsデスクトップパソコンを使う事にしました。やはりノートパソコンよりもデスクトップPCの方が作業効率が良いですから。
しかし、いきなり作業を邪魔するのがWindows Updateです。やたら遅いなと思ったら裏でWindows Updateが走っていました。うちのネット回線はフレッツ光ネクスト隼ですが、ネットも普段にも増して激遅状態(遅い)でほぼ死亡状態です。他のデバイスもほぼネットからのレスポンスが無い状態で我が家のネットは壊滅状態です。
Windows Updateを見ると更新プログラム127個をダウンロードしていて、3,298.0MBもダウンロードしている様です。ざっと3GBとか異常だと思います。「たかが」OSの分際で何をそんなにダウンロードしてるんだよ!と

先のWindows 10への強引なアップグレード誘引の件とも相まって、Windowsという奴はいよいよクズOSに成り下がったなと思います。
パソコンで調べごとや作業をするとして、使用するのはWebブラウザ、各種アプリケーションがメインです。もちろんファイルのダウンロード等も行う事になりますから、その辺り(ファイルの管理やフォルダ分類とか)はOSの仕事です。OSというソフトウェアは用途に応じたアプリケーションが動く為のベースなのですから、後ろに下がって裏方に徹するくらいの慎ましさが欲しいものだと思います。
ここんところのマイクロソフトのやり口は、本当にアホなのか?と思える程の異常さです。かつてのマイクロソフトはその辺りをわきまえていたと思いますし、某りんご会社に比べるとよっぽどまともな会社だと私は評価していました。マイクロソフト製品はバグが多くてイマイチな点も有ると思っていましたがそれでも会社はまともな方だと・・
そこへ来て最近のマイクロソフトは完全に異常行動を起こしていると思います。
PCを使う人は何を目的としているのか?
「パソコンを使おうと思って取り出した(電源を入れた)ら更新が始まって調べたい事が調べられない。」と知人も漏らしていました。「パソコンは使いたい時に使えないからタブレットを買おうかな。」とも言っていました。
パソコンは毎日電源を入れて使わなければならない機器なのでしょうか?24時間電源を入れておかないとダメなのでしょうか?
そんなユーザーニーズを無視した要求は無茶です。そういうものだという認識をしている人はいないのではないでしょうか?ノートパソコンは使い終わったら電源を切って片付けられる手軽さがユーザーからの需要だと思うのです。
それを完全に度外視している。本当にそういうレベルのアホさ加減だと思います。OSという区分のアプリケーションとしてWindowsはクズレベルです。使いたい時に使えないとかゴミクズ以下じゃないかと。使おうと思って電源を入れたら大量の更新を一気にダウンロードして使い物にならずどんどん肥大して行く仕組み。お前勝手に何邪魔してんだよ!と言いたくなって当然です。
WindowsがデスクトップOSのシェアを握ったカギ
WindowsプラットフォームがデスクトップOSのシェアを握ることができた要素として、タイミング的なことも大きいですが、ファイルサーバー、プリントサーバーとしてシェアを持っていた「Novell Netware」が不要になるWindows Serverを開発できたことが大きいと思います。ビジネスシーンにおいては、それなりの規模の組織ではファイル共有サーバー、プリンター共有サーバーの必要性が高く、Netwareのシェアは割と高かったです。それを巻き返すかの如くWindows NT Serverがシェアを握りはじめ、PCが普及するにつれてWindowsプラットフォームがビジネスシーンを席巻する形になりました。
それとVisual Basicを始めとする開発環境を提供する製品をMicrosoftが持っていたことが大きいと思います。比較的簡単にWindowsアプリをプログラミング開発することができるVBは、圧倒的に手軽で数多くのWindowsアプリが世に生まれました。もちろん開発環境を提供する競合他社もありましたが、徐々に消えていくことになりました。やはりタイミング的に上手くハマってWindowsプラットフォームのシェアを拡大できたことがMicrosoft社の成功の理由でしょう。
しかし、そういう時代も終わりだと感じます。私がMacintoshで手にした開発環境(コンパイラ含む)はSymantecのもので当時は結構高価でしたが、現在は無料で開発環境が手に入ります。プログラミングの本も昔は非常に高価でしたが今はネットで事足りるほどに情報が入手できます。
開発環境の選択肢も多く、いかにプログラマーに選んでもらえるか?という時代になりました。過渡期にはコンパイラを販売する時代が終わるかなというタイミングもありましたが、やはりそういう流れになりました。今は開発環境にお金をかけるのは割に合わないという時代です。
問題も多いWindows
WindowsというOSは、商用のデスクトップOSなので商売最優先な開発がされることも問題です。ユーザー視点で開発されるOSSとは違いがあります。
例えば、Windowsで採用されているファイルシステム(NTFS)では、早い時期から256文字を超えるパス名に対応していますが、Windowsでファイルを扱うと言う重要なエクスプローラはロングパス名に非対応のままです。階層の深いロングパス名のファイルは扱えません。こういう部分は本来64bit化されたタイミング等でクリアさせておくべき課題だと思うのですが未解決のままです。しかもエクスプローラは動作も不安定なダメアプリ(個人的見解)です。
現状、ロングパス名のファイルを扱うには、ロングパス名に対応している7-Zip等でアーカイブして復元させるなどの手間がかかります。
個人的に、マイクロソフトは商売最優先となりこういう部分をおざなりにしているのが許せないと言うか、センスが無さ過ぎると思ってます。
いっそLinux等の他のOSに期待したいと思う
私自身はプログラマーではありませんが、最近はますますLinux環境の方で作業する事が増えてきています。新しい事を覚えて環境構築に手をかけるならLinux環境の方が得られるものが大きいからです。手をかけて無駄を削いでやればパフォーマンスを向上させられるという最大のメリットがあります。
今後なるだけ早くLinuxというプラットフォームで、優れたデスクトップOS(ディストリビューション)が出てくることを期待したいものです。もちろん余計な機能をてんこ盛りにしてOSが肥大し続けるというのは論外です。
しかしながらLinux界隈の開発者達も色々頑張ってくれている様ですが、LinuxデスクトップOSは、もう一つこなれていないというか、どうしても特別なスキルを要求してきますので普通の人には勧められません。知識が必要というのでは今時通用しません。
現在普及しているスマートフォンやタブレットデバイスのOSであるAndroidもLinuxベースです。Androidがこれだけ多くのポータブルデバイスとしてスマートフォンやタブレットで普及して「それなりに」普通の人たちに使われている訳ですから、Linuxだから無理だという事では無いはずなのです。OSの位置づけ、環境の仕上げ方(センス)の問題でしょう。
過去にもLinux陣営にはデスクトップOSとしての地位を奪取するチャンスが何度かありました。ここ最近のマイクロソフトの愚行は、Linux陣営にとってデスクトップOSのシェアを奪うチャンスです。このチャンスを逃して欲しくありません。
Windowsの代わりに使用するOSとして、Linux Mintが日本語を含めて細部までの配慮が行き届いてるのでオススメです。Windowsの様な無駄なプロセスも出しゃばって来ません。Linuxでは必須だと言われているコマンド操作もLinux Mintではほぼ必要有りません。
Microsoftに期待したいこと
一方で、その事をマイクロソフトは今一度OSの役割を見直し、方向性として逸脱している事を自覚して以前の様に戻って欲しいと思います。私はマイクロソフトという会社は嫌いでは無かったのです。確かに必死なのは分からないでも無いですが、OSごときがでしゃばり過ぎちゃダメだと思うのです。
最も重要なのは、Windows Updateの仕組みを改善すべきだと言うことでしょう。シェアが大きなOSなので世界中で考えると膨大な数のWindowsパソコンが存在していて、Windows Updateに無駄なリソースを消費されています。この糞な仕組みを改善してもっと少ないリソースでUpdate出来る構造に改変すべきです。そうでなければWindowsはクズOSとして時代に取り残されるでしょう。シェアも次第に失っていくに違いありません。
もはや(今時)OSに斬新さなど求めている人は少数派です。先に触れたロングパス名の課題等をクリアし、基本機能を確実に裏方としてこなしてくれるOSこそが最も優れていると思います。
今のMicrosoftが主導しているWindowsというOSの方向性は出しゃばりで目立ちたがりのクズです。OSが自己主張して何の意味がある?と強く思います。
そういう理由で無理に押し付けても、無料でも要らんと思われる問題の多いWindows 10はそれほど普及しないのでは無いでしょうか?昔とはユーザーの価値観が変わってきている事に気づくべきです。Windows 95の時の様な祭りは二度と起きません。Microsoftの経営陣はそれに気づいて無いのか?と本当に思います。
私は現在のところはWindowsが嫌いという訳では無いのです。もう少し立場を弁えて縁の下の力持ちに徹して、使い勝手の良いOS環境を実現して欲しいものです。私がPCを使う理由は目的を迅速かつ確実に達成したいそれだけなのです。
但し、Windows 10のセキュリティ意識は評価したい点です。Windows 7ではもはやセキュリティを維持するのは難しい段階に入っていると思います。Windows 10はその方向を重視すれば良いのです。なぜ見た目や操作性(UI)を変更してユーザーを混乱させ無用な負担を強いるのか?
やっぱりOSを刷新したという事を目立たせたいという思惑がミエミエです。
という記事をDocomoのLTE回線を使って(モバイルWi-Fi経由で)ブログに投稿しています。フレッツ光とかも日常的に糞遅いしホンマ話にならない状態です。何が「隼」なんだ?と。嘘ばっかりの広告(宣伝文句)が当たり前に理不尽が横行している世の中ですね。なぜこんな糞なサービスばかりがシェアを握っているんだろうか?(フレッツ光は使いたくなかったのですが、自宅の地理的に接続サービスの選択肢がありませんでした。)世の中理不尽なことが多いです。
コメント
こんにちは。
本当に、マイクロソフトはクズです。
仕事上、やむなく使っていますが、退職したら、
即刻、地獄へ送ってやります。
こんにちは、コメントありがとうございます。
2016年と、結構前に記した記事なのですが(画面キャプチャからもWindows7ですし)、マイクロソフトはこの頃と全然変わってないですね。Windows10、Windows11と相変わらずな状態だと感じます(更に悪化した?)。私も仕事上仕方なく使ってますし職場の人が使っているWindows端末を保守していますが本当にダメだなと思います。
流れが変わるとしたら、もっとシンプルなOSがシェアを掴み、多様なアプリケーションが世に出てくるまで待つ必要がありますが、おそらく難しいでしょうね。多くのアプリケーションはWindows用に作られていますし(Microsoft製の開発環境で作られているものが多い)、業務でPCを使用する企業のほとんどがWindowsプラットフォームで動く業務アプリケーションを使っていますので。画期的にLinux等のOSS勢が進化してリードする様な状況ができないとひっくり返すのは難しいと思います。ソフトウェアベンダーがWindows版だけでなくLinux版も合わせて開発してくれる様になれば・・・
なお、個人的にはプライベート用で使うPCは、Windows(有料版の動画編集ソフトを使いたい)、Linux(debianを選択)で使い分けています。LinuxはアップデートもシンプルなのでWindows Updateの様に一時間以上待たされイライラすることもありませんので調べごとをしたりブログを更新したりするのには待たされることも無く精神衛生上とても良いです。OSを使い分けられるスキルを持っている人はごく一部です。そういう人の数(比率)は知れてますのでやっぱり難しいでしょうね。
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