dropboxを活用して便利に使う
最近、自宅と仕事先の宿舎部屋とで作業を続けて行っていることもあり、いちいち文書ファイルをUSBメモリーで持ち運ぶのが面倒になって来ました。自宅ではWindows PCを使うことが多いのですが、仕事先の部屋ではdebian GNU/Linuxを使っています。使っているアプリはLibreOffice WriterとDraw、GIMPがほとんどなので、Windows環境でもLinux環境でも統一して使っています。
十分過ぎる実用性があってむしろ便利なLibreOfficeは無償で使わせてもらえるのが本当に信じられない位な快適さです。特にDrawの図形合成機能はちょっと複雑気味な図形を作成するのに四角やら丸やらの図形を合成したり削り取ったりできて実に便利です。Windows系のアプリでこの図形合成を考えるとVisioが思い浮かびますがVisioは高価なのでそうそう気楽に買えません。そして当然ながらLinuxでは使えません。LibreOffice Drawは本当にすごい。
複数デバイスを使い分けるために
さて話を本題に戻します。
現在、結構長い文章を作成していて記事に仕上げるまでに時間がかかるので、LibreOffice Writerで統一して執筆というかライティングをしています。作業に使うアプリをWriterで統一しているのでワードプロセッサ環境に不便はありません。しかし文書ファイルをいちいち持ちUSBメモリー等に保存して運びするのは手間です。最新のファイルを運び忘れると先祖返りしてしまうので作業を止めるしかありません。USBメモリーの場合は作業をしていると挿したまま忘れて来てしまうなんてこともありますからね。
そこでこの度クラウドストレージ(dropbox)を活用する事にしました。dropboxは以前からWindows PC、Androidスマートフォンで同期しながら使用しています。たしかLinuxでも使用できたはずなのです。
debianにdropboxを簡単にインストールする
少し調べてみるとdebianはリポジトリからインストールできる様ですが、分類がnon-freeになっているので、ひと手間必要です。リポジトリのセクションに「non-free」を追加してやらないと検索で見つかりません。
これでSynapticから「nautilus-dropbox」を検索するとすぐに見つかりました。通常通りインストール対象にしてから適用をクリックするとインストールができます。でもこれではまだ終わっていません。(GNOME Desktop用みたいなことが書かれていますが結果的に動作しましたのでこうして記事にして紹介しています)
debianのメニュー「アプリケーション」−「インターネット」−「dropbox」を実行すると、自動処理で必要なファイルがダウンロードされてインストールが省力化できます。そして最後にWebブラウザー(Firefox)が起動するので自分のdropboxアカウントでログインすると連携が始まります。
ここまで済めば、デスクトップにある「ホーム」アイコンをダブルクリックして開くと、dropboxというフォルダが増えているはずです。同期までしばらく時間がかかるかも知れませんが、インターネット回線が接続されていれば自分のdropboxファイルが同期されます。
xfceの場合はディスプレイの右上にドロップボックスのアイコンが表示されます。ここから同期させたいフォルダを選択してそれだけ同期させることも可能です。ストレージの容量を節約したいとか、無駄なトラフィックを発生させたくない人は同期するフォルダを選択して絞っておくこともできて便利です。
これで簡単に自宅でも仕事先の部屋でも常に最新のファイルを編集することができるので、継続的に書き足して行くことが出来るようになりました。作業に集中出来る環境を整備したら効率が上がるのは間違いないので、たったこれだけの事ですが手間が減って妙なストレスがなくなるので便利です。
複数のPCとスマホやタブレットを使っている人にはdropbox連携はおすすめしたい方法です。もちろんスマホでもアプリが対応していれば編集や修正が可能です。私はスマホでは記事を書くという作業はしませんけどね。(せいぜいアイディアノート位のものです)
知らないと損する!Dropbox厳選テクニック27 (impress QuickBooks)
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