Mozilla Thunderbirdを使っているので、最新版の60.0を検証する為、Thunderbird 52.9.1+アドオン各種の環境(現状この環境がベストだと思っているので)をバックアップしてから行うことにしました。
バックアップはMozBackupに頼る事にします。MozBackupはMozilla製のアプリに多く対応したバックアップ&リストア専用のツールです。Mozillaアプリのプロファイル(データや各種ファイル)は決まったディレクトリに保管されますが、MozBackupではそれらを意識する事なく手軽にバックアップ&リストア出来るのが便利です。
Thunderbird 60.0への切替は、まだ早かった
結果的にThunderbird 60.0にしてみたものの、現在使っているアドオンの多くが対応しておらず、このままでは常用するのには不便なのでアップデートは先送りする事にしました。
いちいち、メーラーをアップデートしてみないとアドオンの対応状況が分からないというのも不便ですね。出来ればThunderbirdのアドオン画面で、各アドオンが最新のThunderbirdに対応しているか否かが一覧で表示されると親切だと思うんですけどね。Mozillaはそこまでは関与してないって事なのでしょうか。
でも、せっかく新しいThunderbirdをリリースしても、アドオンが対応していないから乗り換えを見送るユーザーは多いと思うんですよね。やはりアドオンの重要性(必要性)はユーザー視点に降りてきて重視して欲しいものです。
旧バージョンに戻してリストアするには、プロファイルを削除する手間が必要
検証が終わった後、Thunderbird 60.0をアンインストールして、MozBackupからリストアしたところ、過去のメールが一部表示されなくなって一瞬焦りました。
しかし、MozBackupで事前にThunderbirdのデータ一式を凍結させている訳ですから焦る必要は無いなと、冷静にThunderbirdを初期化する事にしました。
具体的には、下記の様な手順でOKでした。
- Thunderbird 60.0をアンインストール
- 下記フォルダ2つを削除
C:\Users\<login user>\AppData\Local\Thunderbird\Profiles
C:\Users\<login user>\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles - Thunderbird 52.9.1をインストール
- 一旦Thunderbirdを起動して終了
- MozBackupから最新バックアップをリストア
- Thunderbirdを起動して正常性を確認
これで元通りの環境に戻りました。MozBackupが、不完全になったプロファイルの削除まで面倒を見てくれるのが理想ですが新しいバージョンのアプリのプロファイルまで考慮するのは難しいのでしょうかね。
私の場合は素のThunderbirdでなく補助的な機能をアドオンに頼っているところがあるので、現状はThunderbird 60.0には移行出来ません。
メーラーとして素性の良いThunderbirdですが、おそらくこれを使う人の多くは自分でアドオンを追加してより使いやすくするでしょうから、アドオンを切り捨てた最新版にひょいと乗り換えるユーザーは少ないんじゃないかなぁ・・と思うのです。
Mozillaにはアドオン管理までもう少し頑張って欲しいと思います。ドネーション(寄付)は過去にしたことありますが、久しぶりにしようかな。開発をして下さっている人たちには頑張って欲しいです。
追記:アドオン(2018年9月12日)
- BorderColors GT
- Calendar Tweaks
- Confirm-Address
- Edit email subject
- ImportExportTools
- Lightning
- Provider for Google Calendar
- Thunderbird Conversations
- XNote++
- MinimizeToToray revived
今のところアドオンはこんな様な感じでなるだけ少なくしています。使用頻度が高いものに絞っているので無いと困るアドオンばかりです。
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