GIMP2.8から2.10にアップデートしたら~ツールボタンが薄くて見づらいので対処する

画像編集の作業は、Adobe Photoshop、Macromedia Fireworksを使ってきた私ですが、仕事を変えてからはPhotoshopがインストールされているPCも限られるし、Fireworksは無くなったし、Windowsに限定されるのもイヤだしで、Linuxでも使用できるGIMPを積極的に使用しています。

GIMPがあれば基本的なラスタ系画像編集はほぼ出来ると思って良いので、なるだけ多くの編集パターンを身につけておけば、画像編集アプリがインストールされていないPCでも、USBからポータブル版GIMPを起動するなどして対応出来て便利です。使い方を覚えるのが最大の課題ですけどね。
道具(アプリ)は使い慣れたものが一番という事で、GIMPも2.8をしつこく使っていたのですが、そろそろ2.10に切り替えておいた方が良いかなとアップデートしました。
するといきなり煩わしい事に遭遇。

なに考えてるんすかね?これ作った(2.10をデザインした)人・・
左上にツールが集まっていますが、シルエットの様な薄いアイコンでどれが何の機能だか分からない。
「ふざけてんのか?」
正直いらっと来ました。
ただ、GIMPはテーマを変更すれば見た目を変えられるので、設定からなんとか出来るだろうなと探してみたところ、GIMP 2.8と同じ様なアイコンに変更することが出来ました。
- 「編集」-「設定」
- 「ユーザーインターフェース」-「テーマ」-「Light」
- 「ユーザーインターフェース」-「Icon Theme」-「Legacy」

これで以前バージョンの様に見やすくはなったけれど、アイコンが小さくて見づらい。幸いアイコンサイズをカスタマイズ出来るので中くらいの「Midiaum」にしておくことに。

ようやく見やすくなって慣れた作業が出来るようになりました。デフォルトをコレにしといて欲しいものです。
UIは無闇に変更すべきではないと私は思うのです。一瞬、GIMPも使えねーアプリに成り下がったかなと疑いましたよ。

本気でGIMPを使い込むのであれば、キーボードショートカットとか、カスタムしまくるのもアリだと思いますが、個人的には比較的軽い作業を、色々な環境で(やっつけ仕事的に)行うことが多いので、操作関係はデフォルトが便利だったりします。
下手に自分流にカスタマイズした環境に慣れてしまうと、他の環境が苦痛になります。それこそ設定ファイルも持ち歩かなくてはならなくなります。そうなるとまた別の課題が出来るので、当面はこれでいいかなと思っています。
残念な事に、メニューのアチコチがまだ英語のままで日本語ローカライズされて無い状態の不完全さが目立ちます。GIMPはOSSで開発されていますから英語に堪能な日本人開発者が少ないのかもしれません。ユーザーとしてそう言うのが気になるという2.8に慣れている方はもう少し待った方が無難かも知れません。
私自身、暇が有ればその辺りもカスタマイズしてオープンソース界隈に貢献すべくコミット(フィードバック)したいものですが、現在は日々時間に余裕が無いので我慢です。少しずつGIMPユーザーが増えてTIPSも増えるといいなぁと思っています。ホントに良いグラフィックツールだと思いますよGimpは。
※ちなみにドロー系のInkscapeも慣れは必要ですが良いですよ。
PhotoshopやIllustratorが無くてもちょっとした画像編集や作図は可能です。CADならJw_CADも有りますし、お金かけなくてもやる気次第だと思います。Photoshopでなければ出来ない作業をする人はお金を払って使える様にすればいいのです。お金を払う価値があるというのであれば払うべきだと思うのです。
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