この季節、花粉症が面倒ですが今年は医療機関の受診なく、市販薬(目薬、点鼻薬)でやりくりしています。日によって花粉症の程度は違いますが、今のところ例年より少しマシかも知れません。
自律神経失調症の近況
さて、一度自律神経失調症を拗らせて、2年程働くことも出来ず、夜も眠れなかったりとめちゃくちゃな体調にしてしまったことから、現在も心療内科に3ヶ月置きに通院している訳ですが、処方される薬の量は凄く減りました。
主治医いわく「ほとんど気休め程度だよ」「もう服用しなくても大丈夫なんじゃ?」と言われたりします。
しかし、仕事での色々なストレスを受けないわけには行かないので、どうしても日によって薬の効きが悪く、異常に肩が凝ったり、頭痛がしたりという日はあります。薬を服用するのを忘れる事もありますが、軽微な時は「なんとなく調子が良くないなぁ」という程度で済んだりもします。完全に処方薬を断つことはまだ無理な様です。
自律神経失調症と仕事
過去に記した事があるかも知れませんが、仕事をしていて「ストレスを自覚出来る様になった」のは我ながら進歩だと思っています。以前はストレスを自覚出来ない(ストレスと感じていない)のが私の性格だったからです。
今、振り返ってみると、あの頃は嫌だったんだなぁ・・とか、今なら絶対に嫌だなとか自分のストレスに対する感度が高まっている事に気づきます。
ストレスの無い仕事や生活なんてまずあり得ないでしょうし、かと言ってストレスが全くない平坦な生活だと逆にマズイとも感じます。程よいストレスと達成感(満足感)を感じながら仕事や生活を送るのが理想的だと今は思っています。
ストレスを常に抱えながら(自覚なし)限界の状態で仕事を続けていた私は、原因不明の体調不良に悩まされ、医療機関で診察や検査を受けても問題が見つからず、結局対処療法的に心療内科で軽い薬を処方してもらって誤魔化しながら続けていたと思います。
そしてとうとう限界を突破して、身体が全く言うことをきかなくなり、急に腹痛がしたり、体中の痛みや、脱力感などでどうしようもなくなった訳です。なぜあの頃にそんなに暴走したかの如く仕事に打ち込みまくったのかは謎なのですが、技術職として技術を追求したかったのは間違いないと思います。それが私の持っているキャパ(許容量)をオーバーした為に限界を超えてしまったのだと思います。
ストレスについて
先に記した通り、心療内科で処方してもらった軽い薬は未だに服用しています。主治医の説明によるとほんの少しだけ緊張を和らげる効果を狙っているとのこと。強い薬を処方することは可能だけど、この薬を使いながら後は自分で工夫して仕事(生活)しなさいと指導されています。
ストレスを自覚するというのは、人によっては実は難しいことだと身を持って体験しているので、世の中にはストレスをストレスだと自覚できずに頑張っている人も多いんだろうと思います。基本的に日本人は生真面目タイプが多いと言いますし、責任感も強い人が多いので知らず知らずの内にストレスを溜め込んでいるというリスクを犯している人は居るでしょう。故に「ストレスは現代病(うつ病)」と言われる訳です。
やはり、私が以前いたIT業界に多いらしく、コツコツと同じ様な事(微妙な内容は違えど)を日々繰り返すプログラマー等の職業ではそういうリスクは高いと言われています。また、医療に携わる人も責任の重さからプレッシャーがストレスとして身体に蓄積されることは知られていると思います。
今健康管理で意識していること
私は現在の仕事においては以下の様なことを心がけています。
- 自分に正直になって客観的に考える(好きか嫌いか)
- 仕事は全力でし続けない(原則として自分の能力の半分以下でこなす)
- 仕事を抱え込まない(人に渡す)
- しんどいと思ったら薬(人)に頼る
- 息抜きを心がける(喫煙【タバコ】を再開しました)
- 時々自分にご褒美をやる
多くの人がこの様な方法について言及しているので、今更だとは思いますが、このブログは自分の記録でもあるので(つまり将来の自分へのメッセージでもある)、敢えてしるして置きます。
嫌なものは嫌だ
降ってきた仕事に対して、嫌っている自分を認めてやります。嫌なことは誰だって嫌です。だけど以前の私は嫌な仕事でも文句も言わず当然の様にこなしていました。もちろん非常に面倒くさいとか、非合理的なやり方を押し付けられたりする事も多々ありました。以前の私はそれを無意識に飲み込んで仕事だからやらなきゃいけないと自分を無意識に押し殺していた様な気がします。
現在の私は、非合理的な仕事のやり方を押し付けられたら意見して、論理的にその非合理さを指摘し、合理的な仕事の方法(段取り)を提案するなどして、積極的に自分のやりかたを主張する様にしています。二度手間とかまっぴらごめんですからね。どうやら私は「面倒くさがり屋」らしく、「非合理的」、「二度手間」は大嫌いです。これを押し付けられると超絶ストレスを感じてイライラします。私はそういう個性なのだからそれで良いと思っています。
※不思議なことに私が大嫌いなこのキーワードをものともしない人は結構いますね。信じられないですがそういう人は案外多いのです。ま、個性ですね・・
走り続けたら誰でも疲れる
今の私にとっては仕事は全力でやり続けるのはNOですね。そりゃもちろん一時的に全力で取り組むこともありますし、どうしても残業や徹夜で終わらさなきゃならないこともあります。それはあくまでも「一時的に」という条件付きです。これを四六時中やっていたら誰だって身体が持ちませんし壊れます。
ハッキリ言って今の仕事は、私の能力的には物足りない仕事です。持っているスキルの半分も活かす場面がありません。しかもそのスキルは10年以上前に独学で身につけたものが十分通用したりして、こんなことで仕事してると思って良いのかな?と思うこともありますが、それもアリだと思っています。
ぶっちゃけ今の職場では、トイレの掃除も従業員が交代でやってます。トイレの掃除で時間を使えるなんてちょろい職場だなって思います。掃除の仕事を悪く言う意味ではありません。清掃のプロは凄いなと思っています。
そういう意味では無く毎週決まった日にトイレを交代で掃除する、スキル重視(技術者)として雇用されているならコレはあり得ないと思います。私がもし社長で人を雇う立場なら技術者にはトイレの掃除なんかさせずその人にしか出来ない仕事をさせます。トイレの掃除は自分(社長)がやれば人件費もいらないし合理的です。
今の職場ではトイレの掃除をなめている(嫌な仕事)だと位置づけている事例だと思います。私にとってはトイレ掃除当番は楽出来てラッキーな日です。
という訳で、車のエンジン(比喩)で言えば、アイドリング回転から少しアクセルを踏んで回転を上げずに走らせている様な働き方はダメです。レッドゾーンまで回転数を上げる様なことは日常的にあってはならないと思っています。その程度でちょうど良いです。ゆるゆると生きていてもストレスはどうしても他の場面で受けるのですから。
ボールは持ち続けず人に渡す
仕事は人と人とのキャッチボールに例えられることがありますが、私は自分に回ってきたボール(仕事)は直ぐに処理して相手に返す様にしています。後でやろうと思って横に置くのは、急ぎの仕事が先にある場合に限ります。
目安として、1時間~2時間集中すれば済ませられる仕事なら、先に処理して済ませてしまい、ボール(成果)を返します。メールでのやり取りも基本的にそう心がけており、キャッチボールの順番をこちら持ちにしたままにしない様にしています。そうする事でその仕事については相手待ちになるので、自分の頭の中の優先順位からしばらく外すことが出来ます。
私はこうしてなるだけ保留させたものを自分で持ち続けない様にしています。これを意識する様になってからは、机の上にモノが有る時と無い時とで、視覚的に自分の心理状態を把握することが出来る様になりました。PCのデスクトップもリアル机上と同じ使い方にしているので、いずれのデスクトップ(机上)でも散らかっていると危険だなと感じます。良い目安になりますよ。
スペシャリストは必ず居るから頼る
以前の私は勘違いをしていて、どのジャンルでもスペシャリストになろうと思っていたきらいがあります。多分そうだったと思います。あれもこれも出来るスーパーマンになる事は理想的ですが、これが身体を壊した元凶だと今は自覚しています。
そんなことより、日頃から人間関係を良好に保つ事に専念した方が何倍もメリットがあります。
ちょっと自分の不得手な仕事が回ってきたりします。仕事の全部じゃなくても、一部分が苦手だったりすることも多いですね。そういう場合はその部分だけ職場のスペシャリストに助けてもらったり、アドバイスをもらったりする様にしています。そうすることで苦手なことを自分で抱え込んでいる最悪の状態から抜け出せます。
何もかもを自分で100点満点に仕上げようなんて無茶な話ですが、ぶっちゃけ以前の私はそれを目標にして突っ走っていた気がします。
現在の私は、そういう時に相談に行ける人間関係を日頃から良好に保つ(メンテナンス)事を心がける様にしています。きっとマネージャー的な視点になれたんだと思います。気づくのが遅すぎましたけどね。
同じ位置づけで、身体的に辛いことが生じた場合は、以前よりも自然に薬に頼ることにしています。しんどい事を我慢するよりもその状態を抜け出してストレスから開放されること(軽減されること)が重要だと考えているからです。
長所と短所は二面性
私は色々な人から「凄い集中力だね」と言われることがあります。未だに言われることがありますから、きっとこれは私の持ち味(個性)なんだと思います。この持ち味は良い面に活かせば「強み」ですが、悪い方に出ると「弱み」になります。
物事には全て表と裏があると理屈では理解ていますが、一般的に良い面に出ている状態だけが評価され、悪い面に出ている個性は否定されると思います。しかし裏返せばそれば短所にもなり長所にもなることを忘れてはいけません。
私が身体を壊した原因はこの個性が裏目(短所)に出てしまったことにあると今は理解しています。ならば長所に出る様にすれば良いだけのことです。それを自分で自覚し意識しつづければ良いのです。
具体的に私の場合は、集中する時間に制限を設ける様にしています。凄く簡単に言えば、疲れたと感じたら必ず休憩するという事を自分に義務付けています。しかし集中し過ぎるとこの疲れすら自覚出来ない状態になりますから厄介です。これが裏目にでる兆しなので、危険シグナルだと思っています。
誤解を恐れずに言えば、今の仕事が自分のこのやり方が通用するか否かは非常に重要であり、ブラック企業等で四六時中仕事し続けなければならないなら、恐らく私はまた同じことを繰り返すと思います。人間は状況に慣れると鈍感になってしまい自覚出来なくなるからです。
幸い今の環境は、
- タバコをすう人が多いので喫煙休憩が出来る
- 珈琲やお茶を飲む事も出来る
- 休日出勤をする時は事前申請が必要という面倒くささ
- スキル的に余裕でやっていける(給与は安いが・・)
- 帰宅すればヘルストロンがある
こんな感じなので、私としては先に記した比喩のエンジン回転数にすれば、半分以下で余裕を持って業務をこなすことが多く、時に回転数を上げた状態になったとしても、休憩で頭を休ませるという、自己コントロールが可能な職場環境となっています。もう少し給料が上がると生活にも余裕が出るんですけどね・・
自分で自分を褒めてやらないと誰が褒める?
以前、電車通勤で首都圏の都心を通ったり地下鉄で通勤したりしている時に、花の金曜日(古いな・・)には、酔っ払ったサラリーマンが電車に乗ってきて、お気楽なおっさんだなぁなんて思ったことも良くありました。
しかし、今にして思えばあのおっさん達は、一週間働いて、金曜日に仕事帰りに飲みに言って気晴らしをしてリセットをしていたのでしょうね。一週間良く頑張った!と自分にご褒美をくれていたのかも知れません。
私はお酒は好きですが、日常的には飲酒はしません。飲む時はかなりの量を飲みますが、日常的に飲酒で憂さ晴らしするタイプでは無いのです。
現在、唯一言えるのは、喫煙(タバコ)です。10年以上やめていたのですが夏頃から喫煙を再開してしまいました。周囲からはもったいないとか、なんでまた始めるの?とか言われましたが、別に後悔はしておらず、自分なりの息抜きアイテムでもあり、ご褒美でもあったりします。
より趣味的にしたいという事も考え、通常の紙巻きタバコ、手巻きタバコ(シャグ)、煙管(刻みタバコ)、電子タバコ(iQOS)を併用しています。100円ライターだと寂しいので少しいい感じのライターを買ってみたりと喫煙具も少しだけ贅沢してみたりと自分へのご褒美を忘れない様にしています。
最後に
あくまでも私にとっての自律神経失調症、ストレスに対する取り組みを備忘録的に記したに過ぎません。よってこの記事を読んだ人に一致する可能性は低いですし、この通りにやったけど効果が無いとか言われても責任はもてません。
趣味一つとっても人それぞれ趣向が違いますし、自分が喜ぶご褒美も違います。何をすれば気分転換出来るのかも当然違いますよね。この記事が同じ悩みを持つ人の自己分析、自分を見つめ返すキッカケになり役立つことが有れば幸いです。