ドラマ:ゆるきゃん△

映画

福原遥さん主演のゆるいアウトドアドラマ

福原遥さんが主演で、高校生ながらソロキャンプを楽しむ様子を描いたゆるいドラマです。原作はマンガだそうでアニメもあるみたいです。

一人で(ソロ)キャンプを楽しむのが好きだという嗜好の主人公(志摩リン)という女子高生を演じているので(ちょっと無理があると思うが)、最初は同級生とも馴染もうとしませんが、大原優乃さんが演じるサブキャラ的な位置づけの(各務原なでしこ)が持つ底抜けハッピーな転校生に興味を持ち、ついにはグループアウトドアにも参加していくというストーリーです。

原作を読んでないのでどこまで実写再現しているかはわかりませんが、誰も攻撃しないし誰も傷つかないし、ほのぼのしていて良い作品だと思います。しつこい様ですが誰一人女子高生には見えませんけどね。

富士山が近く海ナシ県と言われる山梨県身延町が主な舞台の様です。この辺りは原作通りに制作されている様です。

富士山が見える立地だとアウトドアも捗るだろうなと思います。若い頃に山登りしていた経験がある身としては環境的に羨ましい限りです。海はないらしいですけど。(作品中で海岸に感動する様子も描かれている)

毎度ながら、詳細な内容はネタバレするので控えておきますが、ゆるく楽しく視聴できました。ちょっとした伏線が張られているので後からそうだったのかという工夫にも気づきます。

女子高生のソロキャンプ(現実的には有りえんだろうが)

ドラマ中では家庭事情があまり描かれていないのですが、普通は未成年の女子が一人でキャンプに行くというのは親が許さないでしょうね。テントを張ってそこで寝る訳ですから。その辺りの不自然さはありますが原作ではどう描いているのでしょう?機会があったら原作(マンガ)も読んでみようと思います。

治安が良すぎる(もうこういう時代は終わるかも)

主人公のソロキャンは自転車、もしくは原付きスクーターの後部に荷物を積載してキャンプ地を訪れるのですが、キャンプ地に到着して駐車場(駐輪場)に停めて、そのまま温泉に入ったり、食事をしたりという場面があります。

ほのぼのしていて日本らしいですが、荷物を置きっぱなしで離れるという日本ならではの良さも、もう終わりになってしまうかも知れません。キャンプ道具なんかは安いものでは有りませんし、キャンプ地に集まる輩が盗んでいく可能性も十分にあります。

かつての日本では、人のものを盗む=お天道さまに見られている=バチが当たる=>よくない行動はしない、つまり「悪いことはしてはいけない」という教育や躾の元に育ってきた国民の集まりでした。しかし近年はモラルの低い外国人(不法滞在者や不法移民など)が入国してきて、日本政府も見ぬふりで対策をしません。むしろそれを放ったらかしにして益々あり得ない移民を受け入れるという方針で動いています。

こういうのどかな描写も通用しない日本になってしまうかも知れませんね。このほのぼのしたドラマを「良識のある外国人」に観せて感想を聞きたいものです。やっぱりグローバルな常識では通用しない(日本独自)と言われると思います。

このドラマ作品の鍵はサブキャラの存在か?

主人公がソロ行動を好むのでベッタリ絡んでいる訳では有りませんが、近年の事情もありスマートフォンで写真を送ったりしながら、付かず離れずなスタンスで関わるのが良い描き方です。決して無理強いをしないというのも誰も傷つかないという作品のポリシーなのでしょうか。

主人公を取り巻く環境のサブキャラが底抜けに明るかったり、社交的だったりして、その熱量に呆れつつも魅力を感じていることは伝わります。冒頭の大原優乃さんが出てきた辺りからその甲高い声とテンションの高さにちょっと苦手だなと感じたりもしたのですが、視聴していくに従って慣れてくるというかそういう要素が必要だったんだろうなとわかりました。なかなかこの元気すぎるキャラクターを演じるのは難しそうです。

野外活動サークルのメンバー(3人)のドタバタしたノリはなんとなく原作(マンガ)をイメージできてしまう様な演じ方ですが、その辺りは原作に忠実に描いているのかも知れません。

中盤からはサブキャラにもフォーカスが合ってきてストーリー展開の中心になったりもして上手く構成されているなと感心させられる部分もありました。個性的なキャラクターで構成されていてストーリー展開もやりやすく設定されているのでしょう。

日本の文化財産を丁寧に描いている

ストーリー上、オフシーズンの名所を訪れたりするので、神社でお参りをしたりする場面がありますが、キャラクターの所作というかそういうものを大切に映像化している部分も評価したいです。例えば神社を訪れて鳥居をくぐる場面があります。きちんとお礼をして端の方をくぐるという描写がありました。

また手水舎で柄杓を使う場面が丁寧に映像化されています。この辺りは親から教わってなければ作法がきちんと出来ない場合もあると思います。また女子高生という設定ですからすっ飛ばしてしまっても問題視されない部分もあると個人的には思うのですが、やはり正しい作法を映像化したいという制作者の思いを感じ取れます。映像作品を作り上げるということはそういう小さなパーツのつなぎ合わせだと個人的に思っているので、丁寧に制作された作品なんだという印象を受けました。

地方宣伝はこういう映像作品を参考にすべきかも

このドラマを観ていて気づいたのは、山梨県や富士山を絡めた観光地や名産物を上手く起用している点です。美味しそうに食べ物を食べたり、温泉に入ってくつろいだりしている場面では、多分実在する施設や名産物を上手く利用(さり気なくアピール)しているんじゃないかと思います。あくまでもストーリー展開の都合上登場する場面であり露骨なアピールでは無いので自然に観てしまいます。ドラマ作品中に散りばめられているので違和感が無いのです。

テレビ放送を観ていて、地方ロケの番組なんかでは、いかにもという感じで露骨にアピールしてくるのが逆に何かしらのコネやら利権やらが絡んでんじゃないか?という疑いの目で見てしまいますが、この様にして映像作品に上手く取り入れていれば自然と魅力的に思えてしまいます。あくまでも登場人物とストーリーが主体というのが最大の強みでしょう。主体を何に置くかで作品の見え方は違ってくると痛感しました。

本作は原作がマンガということですが、しっかりしたストーリーでかつリアリティのあるロケ地の選定は山梨県にとってはかなり追い風になったのではないかと感じます。原作が舞台設定を明確にしているお陰で完成度が高いと言えるかも知れません。

少子高齢化や過疎化が進む地方は観光客や移住者の確保のためにプロモーション動画を作成したりと取り組んでいる様ですが、そういう関係者にとってはかなり参考になる作品だと思います。実際に映像化するに当たっては、これだけ演技力のあるキャストを揃え、楽しめる映像作品に仕上げるのは制作費的にも難しいでしょうが、方針(スタンス)として参考にすべき要素が詰まっていると感じながら視聴しました。特別トリッキーなストーリー展開がある訳でも無いのでセンスよく仕上げられる人に任せられるか?が重要に思えます。

TVerで「ゆるキャン△」及び「ゆるキャン△2」を配信中

2020年にリリースされた作品なので、TVerが過去分を一気に配信してくれています。

「ゆるキャン△」と「ゆるキャン△2」が一気に視聴できるので、アウトドアに興味があってゆるいストーリーを観てみたいという人にはチャンスです。一気に視聴するには配信期限が近すぎて厳しいかも知れませんが・・・(抜け道はある)

最後に

しつこい様ですが、若くて童顔な俳優さんが演じているとは言え、流石に女子高生には見えないのでそこはお約束で突っ込まずに楽しんで欲しいと思います。ソロキャンプやグループキャンプの魅力は十分に伝わってきます。

キャンプ飯を美味しく食べる様子やらが重要な要素なので、やっぱりこの俳優さんがキャスティングされたんだろうなというのは納得できます。ゆるさに見合うかわいい要素がないと作品として成り立ちませんからね。

なお、本作品にはあまり男性は出てきません。全く出てこない訳ではありませんが深い役柄を持った男性はほとんど登場しません。そういう部分もあってか柔らかくてゆるい作品に仕上がっているんじゃないかという見方をしてしまいます。

コメント

Comment spam is annoying.

There has been an increase in comment spam, but we decline it. It’s pointless because we use Akismet to block spam comments. Spam comments will not be posted.

コメントスパムが増えていますがお断りします。akismetでスパムコメントを弾いているので無意味です。スパムコメントは掲載されません。

ブロックしたスパム

DMM広告

タイトルとURLをコピーしました