先日、Jango Radioという洋楽専門のインターネットラジオを知ってから、時間があれば聴きたいジャンルを指定したり、聴きたい曲調のミュージシャンを指定して音楽を聴いていますが、自分なりに色々考えて試行錯誤してみたりしています。
特に二つ目の記事、AUXケーブルでPCのヘッドホンジャックとマイクジャックを接続して、サウンド系アプリで録音するという強引な方法をやってみたわけですが、こんな強引なことをしなくても、PC版ならパソコンのローカルにファイルが残されているという超基本的なところに戻ってきてしまいました。
一般的には日本では音楽配信には著作権問題が執拗に制限かけているので、先入観でインターネットラジオ=ストリーミング放送(保存できない)と思っていました。先入観なので確認すらしていませんでした。
キャッシュの存在に気づいたキッカケ
Webブラウザ(Firefox)でJango Raidoを開いて音楽を聴いていたところ、無意識にWebブラウザを閉じてしまいました。当然ながら音楽の再生は切れてしまいました。うっかりしてたなと思ってWebブラウザを起動しなおして、Jango Radioにアクセスしなおしたところ聴いていた曲が最初から再生しなおされました。
「お、途中まで聴いてた曲、なかなか良かったからもう一回聴けてラッキー」
と思ったのですが、実はこの時に我が家のネットワークにトラブルが起きていました。
音楽を再生しているのでネット接続しているものと思っていたのですが、突発的に調べたいことを思い出してWebブラウザで検索をしようとしたところ接続エラーのメッセージ。
なんで?と思いながら調べてみると、Wi-Fiは接続しているものの「インターネット接続なし」となっていてルーターからプロバイダへの接続に障害が起きていました。ルーターにアクセスしようとしても応答が無いので、ルーターを強制的に再起動(コンセント抜き差し)してネット接続を再開します。
この時、タイミングよく再生していた曲が終了しました。ネットに接続できていないので当然の事なのですが、途中で聴けなくなるのではなく、最後まで曲を再生してSTOPしました。
ここで疑問が沸きました。曲の途中でネットワークトラブルが起きていたのに最後まで再生された訳ですから、「どこかに曲が丸々キャッシュされているんじゃないか?」という考えが浮上しました。
普通に考えればWebブラウザのキャッシュに残っていると考えます。しかし音楽配信は著作権の問題とかでキャッシュに残っていても特殊な形式になっていて読めないだろうと考えました。
結果的にこの読みは全て裏目に出ていて、何も難しいことはしておらず、Webブラウザのキャッシュにしっかり残されていました。ジャケット画像とかもちゃんと残ってました。
ファイル形式は「.mp3」「.m4a」の二種類がある様に見受けられます。
キャッシュリストにあるmp3ファイルのURLを直接開いてみたら、Firefoxでは音楽再生が始まりました。どうやら普通の音楽ファイルとしてサーバーからは配信されている様です。
ただし、ファイルのプロパティを開いてみてもタグ情報などは無いので、曲名やミュージシャン名などは分かりません。ビットレートが128kbpsというのは想定していた程度だと思いましたが、128kbpsでもしっかり鳴らせるアンプとスピーカーなら十分に楽しめる音質だということが先入観抜きに確認できました。
音質について
うちの場合は、Jango Radioをスピーカー(BOSE 101MM)、アンプ(BOSE 1705Ⅱ)の組み合わせで鳴らしているわけですが、音質が悪いなんて全く思わない位の質で音楽を再生してくれますから十分です。一般人(音楽関係のプロではない)の耳(脳)は所詮そのくらいのものなんだと思います。
先日、職場で雑談していて
「ハイレゾ音源とか一般人にはほぼ無意味でしょ。捨てるほどお金持ってるならどんどん買えば良いけど」なんてことを話していたのですが、ほんとにその通りだなと思いました。mp3 128kbpsで十分に楽しめる音楽を奏でられます。
むしろ、音質うんぬんいうなら、それなりのアンプ、スピーカー、環境で再生すべきなんだろうなと思うわけです。それ位に音楽データを圧縮する技術が優れているという事です。
なお、うちの場合は、Jango Radioのリソースを再生するデバイスとして、スマートフォンが2台、ノートパソコンが1台あってそれぞれを3.5Φのステレオプラグで接続していますが、デバイスによって若干音の癖(特性の違い)はあると感じます。私はノートPCの音の特性(中域から低域が少し盛り上がってる感じ)が一番好きで、Androidスマートフォンは古い方(LG)が新しい方(富士通)よりも良い音がすると思います。好みの問題でしょうけど富士通のスマートフォンがダメだったのはがっくりでした。
そういう訳で、DACの性能はできれば高い方が良いですが、何よりもAUDIO回路の特性が好みに合うものを選ぶのがベターだとは感じます。数十万円なんて払う必要はないけれど、数千円、もしくは数万円位の価格差があると違いが判る位の性能差が分かるかなという感じです。それ以上の話になると音楽関係の極一部の特殊な能力を身に着けた人にしか差が分からない位のものだと思います。ハイレゾに必要以上に拘るのはスペック主義か自己満足に過ぎないでしょうね。
なお、かくいう私はスペック主義なところがありますので、技術的な意味での興味はあります。しかしハイエンドオーディオはお金が異常にかかるのでハイレゾ音源は追いかける気は全くありません。耳で聞いて違いがわからないものに大枚はたくなんてもはやできません。測定器で調べれば差はわかるでしょうが、人間の耳で聞いてわからない(訓練が必要な)ものに注力する気力はありません・・
音楽ファイル・キャッシュ
話が脱線しましたが、Jango Radioで再生した曲は、ブラウザのキャッシュフォルダに残っているということが分かったので、Firefoxの場合はキャッシュを表示するプラグイン(CacheViewer)を追加インストールすれば一撃で見つけることができました。すべてのキャッシュを表示させると大変なので、検索(フィルター)で「jango」等とすれば目的のファイルを見つけやすいと思います。
キャッシュから取り出したファイルはファイル名が規則性の読めない数字になっているので、中身を確かめるには実際に再生してみないとわからないと思います。でも、これらのファイルをSDカードやUSBメモリーにコピーして持ち歩けば、あとは再生環境でミュージックプレーヤーに任せてジュークボックスとして使えると思います。
全く持って先日私がやった、ヘッドホンジャックとAUXをケーブルで接続してアプリで録音するなんて行動は馬鹿げていたなということが分かります。
結局はネット再生したいと思う
ここ数日、色々考えながらやってみたのですが、結局はJango Radioが提供してくれるインターネットラジオ機能をそのまま使用するのが一番快適です。好きな曲だけ繰り返し聞くという事はできませんが、好みに近い曲をピックアップして再生してくれるので、イージーリスニングにはこの仕組みが最適だと思いますし、新しい音楽との出会いも期待できます。
無理してファイルとして取り出して、それをどうこうしてと言う手間をかけるよりは、ネットに接続してその利便性の恩恵を受ける方が断然快適です。気に入ったミュージシャンに出会ったらその人のCDが欲しくなりますしそれが音楽のビジネスなのでしょう。
ただ、ネットに接続できない環境でも手軽に聴きたいというニーズになると、こうしてキャッシュに蓄積されたミュージックファイルを再生するという方法に持っていかざるを得ないとは思います。そういう余地があるのはユーザーとしてはありがたいことだと思います。
残念ですが日本ではこういうサービスは期待できないでしょうね。キャッシュファイルも暗号化されてるとかで再生できない仕組みになると思います。今の主流はストリーミングでローカルにはキャッシュされない方法ですかね。
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