MEGAでzipとしてダウンロード~ファイルが行方不明になる?どこに保存された?

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クラウドストレージ・MEGA

無料で50GBの容量のストレージが使えるという便利なMEGAです。

ちょっとしたファイルをバックアップ用途に使っても良いですし、スマートフォンとPCとでファイル共有するのも便利です。特に大容量のファイルを知人に転送する際にはメール添付は不可能ですから非常に便利だと感じます。

PCで使用する場合は「MEGAデスクトップアプリ」をインストールして同期するフォルダーを指定しておけば、アップロードやダウンロードが自動化されて裏で実行してくれるので大容量ファイルでも確実にダウンロード出来ます。

ただ、ちょっとしたファイルは面倒なので直接「zipとしてダウンロード」したいと考えてメニューから実行してみたものの、いったいどこに保存されたんだ?という事になりかねません。これにはちょっとした錯覚というか勘違いが原因していると気づきました。

ダウンロード、どこに保存された?

結論から言うと、MEGAからzipファイルとして(まとめて)ダウンロードする場合、ブラウザがテンポラリー領域にダウンロードをして、ダウンロードが100%まで達してからようやく保存先の確認ダイアログを表示させる仕様になっている様です。

なので、「保存先の指定はインターネットブラウザに依存する」事になります。

私はFirefoxを使用しており、保存先はその都度確認して来る様に設定していますが、ダウンロードが100%に達する前に「どこに保存してるんだ?」と気になって探してしまい、保存先がどこになっているか気づきませんでした。

保存先を指定するには、100%に達するまで待たなくてはならない

この段階ではまだ保存先を指定していないのでWebブラウザー(Firefox)のキャッシュというかテンポラリーフォルダ(temp)にワークファイルとして蓄積されている途中だったのです。

容量が大きめのファイルの場合、他の作業をしていてそれに集中している変なタイミングで突然保存先を指定するダイアログが表示されるため、反射的に「キャンセル」をクリックしてしまっていました。

MEGAでZIPファイルとしてダウンロードする場合、ここで確実にデスクトップや、ダウンロードフォルダを指定して保存する必要があります。キャンセルしてしまったら行方不明になり、もう一回ダウンロードをやり直すことになってしまいました。

容量が大きめのファイルでは100%に達するまで時間がかかるので、保存先を指定するまでは気を抜けません。もしくはインターネットブラウザの設定で予めダウンロードファイルの保存先を指定しておく方が安全でしょう。

MEGAはUI的に改善の余地ありだと思う

私は結構ユーザーインターフェースの出来にはシビアな感覚があり、直感的に使えないアプリやWebサービスは嫌う傾向があります。MEGAは「MEGAデスクトップアプリ」をインストールして使用する前提で作られているらしく、ZIPとしてまとめて保存するのはオプション的な位置づけの様に思います。

なのでユーザーとしては、100%に達したタイミングで保存先を確認してくる、もしくはインターネットブラウザに設定してある保存先に保存されると認識しておく必要があると思われます。

実際、「MEGA ZIP 保存先」で検索してみると、どこに保存されたのでしょうか?という質問が教えて系サイトにいくつかありました。おそらくそれらの質問の答えは、「ブラウザに設定されている保存先に保存されています」という事になるのでしょうが設定は自分でしか確認出来ませんからね。

このダウンロードが100%に達するまでの時間差は、他の作業に移ってしまうと意識から抜けてしまうので、個人的にはMEGAのユーザーインターフェースは改良の余地があると思います。

ネットワークの遅延、PC処理の遅れなどからユーザーが錯覚(思い込み)に陥ってしまうことを防ぐべく、ユーザーインターフェースを設計する人は考慮しなくてはいけないという事例の一つだと思います。開発者自身が実際に使ってみたらわかることなんでしょうけど使ってないんでしょうかね?

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