高知県立牧野植物園
かみさんと高知県立牧野植物園へ行ってきました。高知県出身で“日本植物分類学の父”と呼ばれる牧野富太郎博士の業績を顕彰するために作られた植物園として高知市内では有名なスポットです。四季の植物が色々と整備されているので年間通して観光を楽しめます。正直言ってあまり観光客が積極的に訪れるスポットでは無いので、隠れ名所的な場所だと思っています。広々とした園内は綺麗に整備されているし余り人も集まっていないので、ハッキリ言って穴場です。
今回訪れたのはラン展をやっているのでそれを見るのが目的です。蘭の花は種類も多くとてもきれいなので見たいと思いました。一度も訪れた事が無いかみさんも乗り気でしたので車で行くことにしました。そんなに混んでないでしょうし。
とは言っても私自身の意思で牧野植物園へ行くのは初めてであり、子供の頃に学校の遠足で行って以来ですから「何十年ぶりだよ?」って感じです。
牧野植物園が位置する五台山に登る道路は一方通行になっているので、登り口の道路から車で一本道を登っていきます。上り専用道路ですが、途中で「対向車は降りてこないよな?」と不安になる場所もありました。まぁそういう事はありませんでしたがもし逆走行で降りて来られると正面衝突とかの事故になりかねませんので・・
大人になって初めての牧野植物園です。車を停めて園内に入ります。駐車場スペースはあまり広くは無いのですが、来訪者数も知れていると思うので大丈夫でしょう。もしかすると週末や連休中は観光客が増えて駐車場もいっぱいになるかも知れませんが。
さて、入場料支払い窓口に到着するまでにも色々な植物を見られるのであれこれ見ながら歩き進みます。どこから入場するのか分からないので、来慣れてそうなおばちゃんに「入場料はどこで支払うのですか?」と尋ねました。教えてもらった通り少し先に窓口がありました。
入園料は大人720円でした。季節の花々が整備されており価値あるものを維持管理してくれているという意味では安いと思います。リピートしたい気になったので、次回以降は年間パスポートを購入しようと思います。この植物園の良さは子供の頃には全く理解出来ませんでしたが・・(遠足で何度か行きましたが子供には退屈でした)
園内の敷地は子供の頃の記憶よりも広く、また植物は非常に種類が多くて、とても一日行っただけでは園内を回りきれるものではありません。今回は10時頃から入園したのですが、お弁当を持参すべきでした。お腹が空き過ぎてしかたなく14時前に退園して五台山を一度降りました。
大人になって訪れてみるととにかく楽しい場所でした。またうちのかみさんは県外から来ているので、こういう場所が新鮮であり、近くにあることを喜んでくれました。もっとゆっくり見て回りたいと言っていました。
子供の頃に遠足で行ったのをいまだに覚えていますが、広い園内を走り回ったりして遊んでいました。しかし当時の私にとっては「鑑賞」という行為が楽しいものだとは思っておらず、非常に退屈な場所だと記憶していました。子供には退屈すぎるかも知れませんので大人だけで行く方が良いかも知れません(私は典型的な男子児童だったので女子児童の気持ちはわかりませんが)。
自分の体験からすると植物好きな子供でない限り、子供にはここの良さはわからないんじゃないかなと思います。大人ならこれだけの敷地を整備して季節ごとに色々な植物が管理されている事に感謝の気持ちを持つんじゃないかなと思います。
高知県民(市民)として牧野植物園には今後もずっと存続してほしいので、時々訪れて支持して行きたいと思います。
なお、牧野植物園がある五台山は高知市内が一望できる位置にありますので、県外からの観光客にオススメスポットです。高知は田舎なので観光地(隠れ)としてもそんなに混雑しているとは思えないのでゆったりとできると思います。昔はここにロープウェイが有ったので観光スポットとしてもポイントが高かったんですけどね。残念ながら今はロープウェイはありません。子供の頃に連れてきて貰ったのがなつかしいです。
コメント
NHKの連続テレビ小説「らんまん」の放送開始を来年に控えて全国メディアの取材も増えている様です。朝ドラが始まって観光スポットとして全国的に認知されれば、更に観光客が立ち寄る場所として人が集まる可能性が高くなります。
個人的には駐車場が狭いので大丈夫なのか?とやや心配にはなります。既に来場者数は増加傾向にある様ですので、観光で訪れようと思っている方は、事前に駐車場の空き具合や時間帯による混み具合など電話で問い合わせをしておくと安心じゃないかなと思います。人が集まる場所に行くと思い通りの動きが取れなくてストレスになるので(私はそうです)、せっかくなら楽しく過ごしてほしいものです。