田役~田舎では市が管理する用水路の掃除をすると報酬が出ます

数日前、弟から作業の代理して欲しいと依頼がありました。実家の近辺にある農業用用水路の掃除を年に一度行っているそうで、毎年それに出ているらしいのですが、今年は予定が入っていて出られないので代わりに出てくれないかと。

高知市内にはまだまだ多くの用水路が残っています。農地はかなり減りましたが、農業をしている人もいます。多分、高知県や高知市としては農地を宅地化したいと思っているんでしょうけどね・・

ご近所づきあいがあるのは理解しているので、弟の代理で田役の作業に出る事にしました。朝8時に公民館前に道具を持って集合です。ハッキリ言っておじいちゃんばっかりです。50歳台で若い衆って呼ばれてしまいますから私も若い衆です。

大体の段取りを聞いてグループで分散です。要するに用水路に溜まっている泥や砂、異物を用水路の外に出すのが今日の作業、明日はそれらをトラックで回りながら荷台に載せて捨てに行く二日がかりの作業を行う段取りでした。

用水路の入水門は予めせき止めているので水量はかなり減っています。長靴を履いているのでズボズボと用水路の中を歩きながら泥等を外に出していきます。場所にもよるのですが色々な異物が底に溜まっています。乾電池とか陶器とかジャムの瓶とかなんでこんなものが?と思われるモノを私の手で水路から出しました。

グループで分担しているという割には結構広範囲で、かなり歩いたと思います。水の流れというのは不思議なもので堆積しやすい所には泥やら砂やらが沢山あります。堆積物が無いところは藻のみかき出すのですが、水があるのでズルっと抜けてなかなかすくい出せません。

場所によっては犬の散歩の痕跡が沢山残っていて、後処理してないので嫌な気分させられながら作業をしなくてはなりませんでした。泥や砂の堆積は仕方ないと思いますが、責任感の無い自分勝手な行動の後始末をさせられるのは気分が悪いですね。

面白かったのは、用水路の中にクリーム色の二枚貝が沢山いる場所があって、色こそ違うけれど見た目はシジミにそっくりです。巻き貝も沢山いました。ヘドロの中には沢山の水生昆虫がいてよく見るとうじゃうじゃ動いていて気持ち悪くなります。

田んぼの近くには、どうしても泥がたまります。これを出すと、ドジョウが一緒に入っていてピチピチと暴れてました。こういうのは和みますね。すくい上げて水路に逃してやりました。

昼の休憩は一旦解散です。二時間の昼休憩の後また作業再開。どんどん進めていかないと終わらないので、ある程度で諦めて作業を進めていきます。完璧な作業なんて無理ですからね。

用水路の脇にフェンスがあって効率が悪い場所もありました。一輪車を用水路の中に入れて運ばないとやってられません。一輪車で何杯も運び出してきます。一年でたっぷりと泥が入ってます。もちろん異物(空き缶など)も沢山出てきます。もうヘトヘトです。

明日の事を考えて(雨が降る予報なので)、翌日のトラックで収集に便利が良い様、できるだけ集めてしまいます。

みんなヘトヘトになりましたが、一度解散してから公民館に集合。おつかれ会をします。着替えてから私も顔を出しました。

なんとこの作業ボランティアかと思いきや(高知市から)日当が出るそうです。ちょっとしたお小遣いになりますね。

皿鉢料理(各種)、ビールやジュース等の飲料等を頂きながら世間話をしたりして親睦を深めました。祖父の事を知っている人や親の事を知っている人がいて、なかなか聞けない話を聞かせていただきました。

現役で農業をやられている人が多いので、めちゃ体力ありますね。私は普段の労働が肉体系じゃないのでこういう作業は堪えます。おじいちゃん、おばあちゃんも元気にお酒飲みますしよく食べますし凄いです。

さて、飲んで食べて喋ってしたので、明日の泥回収作業も頑張ります。明日は雨降りの予報なので、かっぱを着ての作業になりそうです。既に筋肉痛です・・

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