ヤフオクを見ていたらオーディオ再熱しそうな感じでやばい〜(7)BOSE 101MMで使えるスタンドについて記す

レビュー

趣味のオーディオ熱が再熱とまでは行ってませんが、頭の中にそういう意識が入ると、無意識に情報を集めたり整理していたりするので不思議だなと思ったりします。

ちょうどブログのネタ的にも良いので、BOSE 101MMについての事を整理してみようと思います。とりあえずはBOSE 101MMというスピーカーのスタンドについて記してみます。机の上や床に直置きよりは天井から吊り下げたり、スタンドに乗せたりすると音の元気良さが違いますから案外重要です。スピーカーは空間の空気を揺らす役目だということをイメージすると、床や天井から離すのはポイントなのでしょう。

101MMは天井から吊るす仕様がスタンダード

このスピーカーは、飲食店や小売店等の店舗内でBGM的な音楽を流している場面で良くみかけたベストセラー的なスピーカーなので、天井から吊るされている姿を見た事がある人は多いと思います。見たこと無いなぁという人は気にしたことが(興味が)無いので記憶に無いだけだろうと思います。それ位ちまたには溢れたベストセラーです。

BOSE 101MMで使用できる天井吊り下げのブラケットは非常に多くのラインナップがあります。一部をピックアップしてみました。

  • CGW-3
  • CGW-4
  • CW-30
  • CB-300
  • GCS-2
  • GWS-200
  • GMA-3

101MMのブラケットやスタンドは、M5のネジで6cm幅の2つのネジ穴で固定するだけなので、底面、及び上面にこの2つのネジで固定出来る構造であれば、吊り下げる事も下から支える事も可能です。(上下が逆さになった場合は、フロントパネルをひっくり返して取り付け直せばBOSEロゴが正しい向きになります。)

この6cm間隔のM5ネジ穴を世間に一般化させたとさえ言われる、101MMの普及率の高さは、サードパーティー製のブラケットやスタンドでバリエーションの豊富さにもつながっています。それだけ色々なニーズがあったという事でありそれに答えた結果なのでしょうね。

101MMはPA用途で設計されている

このスピーカーの音の方向性、専用に作られたアンプ(1700シリーズ)を使ってみるとなおさら実感するのですが、コンパクトなスピーカー本体に頑丈なユニットを実装するなどして、多少荒っぽく使われてもそうカンタンに壊れるものじゃないという意気込みを感じられるスピーカーです。

音響的には高音域、低音域は弱いもののこのサイズからは十分過ぎるパンチ力を持っていて、得意とする周波数の音声帯域をガンガン鳴らすことが出来るスピーカーを目指して作られていると思います。

特にボーカルをメインとする用途には非常に元気よく鳴ってくれるスピーカーだと感じますし、サイズからは感心する位の低音域もメリハリ良く聞こえます。(重低音ってわけには到底行きませんがサイズを考えれば当然です。)

実際に使ったことは無いのですが、このスピーカーとアンプ(1700シリーズ)の組み合わせは、マイクロホンを使ってのスピーチにも有効なんじゃないかなと思います。むしろ声が聴きやすいんじゃないかな。音楽も行けるし声(マイク)も行けるとなればやっぱり業務用に開発されたスピーカーであり、それはやはりPA用途なんだなと再認識させられます。

言い換えると重要な音だけをしっかり伝えると言う感じの割り切りがあるのかも知れません。これがBOSEマジックと言われる味付けなのでしょう。苦手な音(周波数帯域)はスッパリ切ってしまう位の割り切りがありそうです。

マイクスタンドを流用する方法がBOSE 101MM公式?

当時BOSE 101MMのカタログにもラインナップされていたのを忘れもしませんが、マイクスタンドを使ってスタンドにしてしまう方式が広まったのもBOSE 101MMの功績かも知れません。カタログではアンプ(1705)と共締めしてスピーカーをスタンドマイクの上に固定していました。軽くショッキングだったのを覚えています。

世間一般でいうマイクスタンドは5/8 SHUREと呼ばれるインチサイズのネジを使用しているものが多いのですが、3/8 AKGと呼ばれるインチサイズのネジもあります。業界人では無いので詳細は分からないですが、それ以外にもJISやら規格が紛れているらしく素人は規格統一されていない状況に戸惑います。

いずれにしても主要なネジピッチはある程度決まっており、これらの規格のネジが先端に切られているマイクスタンドに、BOSE 101MMスピーカーをマウントしてしまおうという発想で作られたアダプターがGMK-4と言う型番になります。

残念ながらスピーカー101MMは既に製造中止ですし、GMK-4も同様に販売されていない為入手難です。ヤフオクとかでプレミア価格になって割高なものを買うのも一案ではあります。

しかしBOSE純正に執着しないのであれば、代わりにヤマハのBMS-10Aという6cm間隔にネジが開けられたアダプターが現在もヤマハ製のスピーカー用に販売されており代用出来ます。つまりBMS-10Aを使えば標準的なマイクスタンドの先端に101MMをネジ留め出来ます。

幸いな事に6cm間隔のネジ位置が調度良い寸法であった為、後発のスピーカーも6cm間隔の固定ネジで製造されており、BOSE 101MMと互換製があるので今でも新品で手に入ります。このYAMAHA BMS-10Aは101MMを手軽に楽しむ上で貴重なアイテムとなっているのは間違いないでしょう。

マイクスタンドを持っているなら先端のホルダーを取り外して代わりにこのアダプターを取り付けるだけです。(但し二本のネジが101MMに合わないのでM5サイズのネジを別途調達する必要有りという情報もあります。ホームセンターとかで買ってくれば解決する問題ですね。)

ヤマハ YAMAHA マイクスタンドアダプター BMS-10A

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マイクスタンドを選ぶならストレート型

マイクスタンドをスピーカースタンドとして代用する場合は一般的にはストレート型を選ぶ事になると思います。本来マイクを支える為のスタンドですからそれよりも重いスピーカーを支えるには役不足です。ブーム型は構造上重いものを載せた場合の保持が難しい為です。

マイクスタンドは台座が円盤型のモノと、三本足のモノがあります。三本支持は安定しやすい方式なので個人的にはお気に入りですが、部屋の隅等に立てて置くならあたって倒す事も無いでしょうから好みで選んでも良いかも知れません。

KC ストレートマイクスタンド ブラック MCS-4400/BK

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業務用スピーカースタンドを使う方法は見つからず

業界人じゃないので見たり聞いたりの範囲の知識ですが、スピーカースタンドには、業務用(PA用)の規格がある様です。三脚の足に垂直ポールで長さを調整出来て、先端がただのポールになっているのが特徴です。なんて簡素な構造なのでしょう!

どうやって使うん?という疑問が通常は湧くと思います。
比較的小型スピーカーの場合は、こういうのを使ったりしてネジ止めしたものを先端に取り付けて締め付ける事が出来ます。

Triprop STA20 スピーカーマウントアダプター

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もっと割りきった業務用はキャップみたいな形状の(フランジ)アダプターを使います。スタンドの先端をここに突っ込んで自重で固定させます。

こういうのを使用出来るスピーカーは、PA専用と割りきった位のもので、スピーカーの底面に穴が開いているので一般人には馴染みの薄いものです。イベント等でスピーカースタンドを立てて、その先端にスピーカーをぶっ刺すだけでOKというカンタンな設置ができる様にしているものらしいです。カンタンな構造なら壊れにくいですからね。

本当に固定しないの?と思いましたが、PA用途はパワーでねじ伏せる&繊細な音は追求しないという傾向が強いので、どうやら多少スピーカーが動いても気にしないというのが常識の様です。所謂ピュアオーディオとは対極にある様な感じですね。風とか通行しているが当たったりして向きが変わるとか。

残念ながら、この手の業務用スピーカースタンドの先端に装着出来る「スピーカーマウントアダプター」で6cm間隔の2つ穴(BOSE 101MMに適合)は見つかりませんでした。当然ながら101MMはそういう(スタンドをぶっ刺す)構造にはなっていませんからマウントアダプターで帳尻を合わすしか無いのですが、どうやら6cm間隔の固定ネジを使う程度の小型スピーカーはお呼びじゃないという感じの様です(故にマイクスタンドを流用なのでしょう)。私が調べた限りでは9cm間隔の2本ネジ用が最小でした。

他社のスピーカー用スタンドを流用

幸いな事に少しリサーチをすると、6cm間隔で2つの固定用ネジ穴が底面に設けられたスピーカーは各社から出ている様です。もちろん販売時にはそのメーカーのスピーカー専用品(推奨品)としてセット販売されているものなので、流用する場合は自己責任で選ぶしか無いのですが、スピーカー専用スタンドとして作られているので安定性が高かったり、見た目のデザインが良かったりして一つの選択肢として行けると思います。(但しBOSE以外のロゴマークが入っていたりするのを許せない人にはオススメ出来ません)

例えばDENONの「SC-A33SG」は資料をダウンロードして見ると、固定ネジ穴の寸法等についての記述はありませんが、推奨スピーカースタンド(ASF-A77)、天井・壁掛けブラケット(ASG-20、ASG-10)となっていて、それぞれの資料を追いかけるとネジの取り付け間隔が6cmだと分かります(惜しい事に横に並んでますから角度が違いますが)。

しかしこれらの情報から角度さえ問題がなければ6cm間隔に開けられた穴で固定出来ることがわかるので、ものによっては流用出来ることが分かります。ASF-A77はスタンドが横向いてしまうので(ブサイクなので)諦めるしかありませんが、こうして使えそうなものに当たりをつけていくと、ヤフオク等でリサーチする幅も広がります。

こういう感じで調べてみつけた「ASS-80」は、横並びの6cm間隔ネジで固定なのですが、円柱ポールなので90度角度を回転させる事は可能ではないかなと想像すると、BOSE 101MMでも多分使えるんじゃないかな?と私の中では選択肢の一つに上がってきました。

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今の住居は天井から吊り下げることが出来ない為、ブラケットが使用出来ずスタンドを床に立てる方法で設置したいなと思っています。更に、マイクスタンドを流用した場合は他の目的にもスタンドを活用出来そうに思うので、コスパで考えるとそれも有りだなと迷っています。色々な応用が出来るので楽しみながら環境を整えるのが良いと思います。

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コメント

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