古いデスクトップパソコンを再利用する方法をメモ~古いWindowsを捨て現行OSである軽量なdebian GNU/Linux busterにする

仕事先でウィークデーに寝泊まりしている部屋にWiMAX環境を手に入れたので、少し自分の時間を作ろうと工夫をしています。つまらないTVを観て過ごしても時間の無駄です。

自宅で余らせている結構大きめのワークステーションを持ってくることも考えたのですが、年度単位で仕事先が異動になる可能性がありこの部屋を引き払うことも想定して置かなくてはならないので、機動性を確保という意味もあって余っている古いデスクトップPCを持ってきました。車に載せて運搬し小脇に抱えて車から部屋までぶ手間があるのでこれだけでもかなり違います。自宅に持って帰ることも考えておかないといけませんし。

当然退役パソコンなのでマシンスペックは低いです。有線LAN環境が無いのでWi-Fiアダプターを別途購入して使うことにします。

古いパソコンにDebian xfce i386版をインストール

今となってはCPUがCore2 Quad、メモリーが4GBというスペックは心もとないですが、ここは軽く動作するシンプルなLinuxを選ぶのであまり心配をしていません。今はOSを選べる自由さがあるのでWindowsに縛られなければ割と快適で便利な時代になったものです。

個人的な価値観を言えば、なるだけシンプルで余計な挙動が無く軽いOSが好みです。なのでDebian xfce i386版を使用することにしました。debianは知名度は高くありませんがUbuntuのベースはdebianです。つまり順番で言うとdebianが存在するから派生のUbuntuが存在するという訳でして、debianをUbuntuのベースとして採用する理由として信頼性の高さ、汎用性の高さが評価されているはずです。debian GNU/Linuxというディストリビューションは安定志向で地味めで、やや玄人向けですけどね。

debian公式からインストーラーをダウンロードして使うのが本道でしょうが、今回はLive版をダウンロードしてUSBメモリーからインストールし、日本語入力等の必要な設定をして、自分が必要なアプリだけをSynapticでインストールします。これでシンプルな常用環境が出来上がります。

しかし問題というか課題はネットワークです。ネットワーク接続がWiMAX環境ゆえ有線LAN環境が無いので全てWi-Fiで済ませなくてはなりません。デスクトップPCなのでWi-Fi機能は標準ではついていません。Wi-Fiアダプター(TL-WN725N)を別途購入して使うことにします。

若干不安もありましたが、Linux稼働の実績があるというtp-link TL-WN725Nをアマゾンで700円ちょっとで購入しました。チップはRealtekらしいのでなんとかなるでしょう。とりあえずやってみるしかありません。

PCは先述のとおり、Core2 Quadの古いマシンです。ここでストレージをSATA HDDにするとストレスしか感じなくなるので、120GBのSSDを使用します。とは言ってもこれはお下がりで、Windows 7環境で使っていてWindows 10に移行させた時に余ったものを再利用します。

実用的な面で言えば、動画編集やらをしない限りは120GB有れば十分だと思っています。なによりdebian xfceを選びますし、しかもi386版なので容量は少ないです。少なくとも急速に肥大しまくっているWindows 10に比べればコンパクトなものです。個人的な価値観で言えばWindows 10をお金を払って買う価値が見いだせません。

もちろんWindows 10環境で音楽を作ったり、画像や動画を作ったりする人にはお金を払ってでも利用する価値があるでしょう。そういう事を否定している訳ではありません。あくまでも個人的に代替OSが無償で手に入るのにわざわざWindows 10を買おうとは思わないという事を意味します。

さてUSBメモリーにISOファイルを保存しておいたものからPCを起動してインストールを行います。各種試してみようと思って準備をしました。最終的にはxfceを選びました。xfceは以前使っていたことがありますから慣れの問題もあるでしょうね。使いやすいと思います。

実際にインストールしてみて思ったのは、USBポートの規格が古いせいで起動からインストールまでもっさりと待たされ遅いなぁという印象です。しかし放置プレイで無事にインストールは終了しました。結果的にはメモリーが4GB実装されていたのでamd64版を入れておいた方が良かったかも知れません。まぁそんなに違いは無いだろうしi386版のシンプルさを享受できると期待してこのまま使うことにします。

TP-LINKって中華製なのか・・

深く考えずにamazonで注文したので届いてから知ったのですが、TP-LINKって中国のメーカーだったんですね。最近PC業界から離れているので全然知りませんでした。一抹の不安が・・・まぁ大丈夫でしょう(と思いたい)

本当に小さいのでこれで電波飛ぶのかな?と思う位に頼りない見た目です。それよりも課題はdebianがTL-WN725Nを正しく認識するか?です。

やっぱり認識しない・・いや認識はしているな

Wi-Fiアダプターを認識していれば、debian xfceの場合は右上にアイコンが表示されるはずなのですが出てきません。認識に失敗している様です。

そこでターミナルを起動して
sudo dmesg

と叩くと認識しているデバイスの情報が表示されます。TL-WN725NはRealtekのチップが使われているという情報は掴んでいたので探してみると、
Product: 802.11n NIC(r8188eu)という風に認識はされています。

ここまで認識しているのにうまく起動しないということでおぼろげに思い出したのは、debianのパッケージリポジトリとして標準ではnon-freeが含まれていないということです。debianのパッケージリポジトリをスマホで検索チェックすることにしました。

検索してみるとsid-non-freeで目当てのものが見つかりました。どうやらファームウェアはインストールされていない様なのでインストールしてやる必要があるみたいです。

しかし困ったことにまだネットワーク接続できていない状態です。ここだけはやむを得ないのでネットに接続できるスマートフォンでなんとかやることにしました。幸い使っているスマートフォンはUSB-HOST機能付きなので手持ちのUSBメモリーを接続して保存することができます。

USBメモリーに「firmware-realtek_20200919-1_all.deb」を保存してからdebianが動いているPCに接続て読み込みができるようにしました。

dpkg -i firmware-realtek_20200919-1_all.deb

コンフリクトが生じたみたいなメッセージが出ましたがインストールはできたみたいなので気にしないことにします。とりあえずネットに接続できないとaptコマンドが使用できません。aptが使えないとdebianは話になりません。

debian GNU/LinuxでTL-WN725N(Wi-Fiアダプター)が使用出来た

TL-WN725Nを抜き差ししてみると、画面右上にWi-Fi接続を促すアイコンが表示されました。Wi-FIのSSIDとパスフレーズを入力してやると無事にWiMAXを通してネットに接続することができました。

あとは先のページに書いてあったとおり、non-freeをリポジトリに追加してやってSynapticで追従できるようにしておくことです。私は素直に従うことにしました。これから使い続けていく先のこともありますからね。一応引用しておきます。

Debian を使用している場合、パッケージのダウンロードやインストールはこのウェブサイトから手動で行うのではなく、aptitude や synaptic のようなパッケージマネージャを用いて行うことを強くお勧めします。
次のような行を /etc/apt/sources.list に追加して、以下の一覧にあるミラーのうち使いたいものを利用可能にすべきでしょう。

deb http://ftp.de.debian.org/debian sid main non-free

ftp.de.debian.org/debian を使いたいミラーに置き換えてください。

リポジトリnon-freeをSynapticで参照できるようになって簡単に内容も確認できるようになりました。先に答えを知ったあとでの答え合わせみたいなものですが、有線LAN環境があるならいちいちUSBメモリーで読み込ませる必要もありませんね。(下図参照)

これでめでたく旧型デスクトップ機+TP-LINK TL-WN725Nを使ってインターネット接続が可能になりました。あとはdebianのお手軽なパッケージ管理コマンドやSynapticを使って環境を整えられます。

debian live版で日本語入力環境

debian live版を使ってインストールしたので日本語入力環境が整っていません。最低限日本語入力が出来る様にしていないと日本人として使い物になりません。しかし以前自分でやった記録を撮っていましたから簡単にセットアップできました。(でも文字ではなく動画にしていたんだった・・)

自分で動画を作っておいてなんですが、文字の方が手っ取り早いな・・と思いました。絶対その方がわかりやすいですね。動画は手間がかかる割に急いでいる時に知りたいところがどこか分かりづらくまどろっこしい。

これで必要最低限の機能が準備出来ました。主にWebブラウザー(Firefox)を使って検索したり調べごとにPCを使用します。あとはメールの使用、音楽ファイルの再生、動画視聴(YouTubeはFirefoxでそのまま視聴可能)、画像編集程度です。

debian Live環境には最初からLibreOfficeがインストールされているので、LibreOffice Calcを使って表計算(Excelより使いやすいかも)、LibreOffice Writerによるワードプロセッサ(Word)、LibreOffice Draw(Visio?)による作図等が行えます。LibreOffice Impress(PowerPoint)によるプレゼンテーション資料の作成なども出来ますね。

つまり、普通のユーザーがパソコンに求めることは無料のOSで出来ます。このハードウェア(パソコン)は、Windows Vista時代のものなのでWindows 10で使用するにはOSがまず無いので買わなくてはならないし、処理能力的に不足しているので現実的には買い替えというところでしょう。

しかし、軽量なLinuxディストリビューションを選択してインストールすれば、その捨てちゃう古さのパソコンでも十分実用レベルで動いてくれます。もちろん現行バージョンなのでセキュリティアップデートやバグフィックスも行われます。踊らされてしょーもないWindowsパソコン(Microsoft Officeも)を買い替えさせられるのは馬鹿らしくてやってらんねーって感じです。

これでブログ記事を書いて、レンタルサーバー代+αの収入を得ることで当サイトは運営出来ています。つまり持ち出しの資金はかかっていません。本腰入れて広告収入を目指せばそれなりの収益は得られるでしょう。私はそこまで力を入れていないので運営費+αで満足しておりますが。永続的に過去記事(コンテンツ)を残していけることで今は満足しています。

“古いデスクトップパソコンを再利用する方法をメモ~古いWindowsを捨て現行OSである軽量なdebian GNU/Linux busterにする” への1件の返信

よかったらコメントを残してください

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください