インソールの補修で延命
先日、ドクターマーチンの1460について記したばかりですが、かみさんの1460を手入れしてやってて不具合に気づきました。靴本体のインソール(靴底)の奥の方が劣化してボロボロになっていたのです。取り外し式の中敷きを外してみて初めて気づきました。
かみさんに「これで履きづらくないのか?」と訪ねてみたところ、確かに足の裏に違和感があるとの事で、この靴は気に入ってるけれどもう寿命かなと言う話になりました。確かにドクターマーチンソールも結構削れてしまっています。だからホワイトが欲しいと言ってたのか・・
更に残念な事に革の一部が微妙にクラック(ヒビ割れ)っぽい状態になっているのも発見しました。良い革質ですし馴染んでいる革なのですが、これでは大枚はたいてソール交換のリペアをして延命させるのはコスト的にNOと言う事になりそうです。それなら新しく買い替えた方が安い&気分一新出来て良いと思います。
そこでちょっと考えたのですが、靴修理屋さんに出さずにDIYレベルで補修することです。上手く行けば今シーズン位は履き続けられるかも知れません。来シーズンは無理でしょうけど。
DIYでは材料集めが課題です。それなりの強度とクッション性を持っている素材が必要です。もちろん価格的にも安くあげたいのは当然です。買い替えかリペアの時期に来ているのですから。
色々考えていて、コルクシートをカットして中敷きに使えるんじゃないか?という事を思いつきました。ネットで検索してみると、コルクシートでインソールを自作している事例がいくつか見つかりました。同じことを考える人はいるものだなと思いました。これは上手く行きそうな感じです。
コルクシートの加工
早速仕事帰りにダイソーに行って探してみました。写真立て等のインテリアコーナーにコルクシートは置いていました。厚さ1.5mm、3.0mm、6.0mmの三種類がありました。厚さ3mmと言うのが丁度良さそうです。これを購入して帰宅しました。ダイソーって凄いですね。
インソールの型は現在使用している中敷きを取り外して型にして取ります。ボールペンで輪郭を描いてざっくりとカットしました。良く切れるハサミでカットしましたが、ハサミで切ると断面がボロボロになるので、カッターナイフ等でカットした方が良いかも知れません。切断面がスパッと切れる方が良いですからね。
実際にブーツの中敷きに入れてみて当たる部分をカットしたりして微調整します。結構面倒くさい作業です。コルクの粉がポロポロ落ちるので後から掃除機をかけなきゃならないです。調整で切り取ったクズも沢山出ました。
片足が出来たらもう片足分は同じ型にすれば大丈夫でした。出来上がったので木工用ボンドで縁取りを軽く固めました。コルクがポロポロ崩れないようにするためです。木工用ボンドは水性なので雨に濡れたりすると溶ける可能性はありますが、足のムレ程度では溶けることは無いと思うので普通に履く分には大丈夫でしょう。木工用ボンドが乾いたら最終点検です。思っていたよりもしっかりした中敷きが出来上がりました。
※表面にもスプレー等で吹きつけてコーティングできたら良いのでしょうが、残念ながらそういうものの存在を知りません。足裏の汗でも大丈夫で伸縮性があるコーティング剤があれば表面に吹き付けておけばより耐久性が上がると思います。表と裏に布を貼るとかしておけばコルクのボロボロが出ても大丈夫だし、耐久性はかなり上がりそうです。次回作るなら布を貼ろうと思っています。
コルクシートはまだまだ余っているので、後一回分は余裕で作れます。そういう訳で出来上がった中敷きの輪郭をA4用紙に写して残しておきます。これで次回以降は一発でコルクシートをカット出来ますから手間と時間を大幅に節約出来ます。今回作った中敷きがどれくらい持つかは未知数なのです。
ブーツの中にセットして、かみさんに試着してもらいます。自分では足が入らないのでこればかりは感想を聞くしかありません。
結果は大満足だそうです。足裏に違和感があった所がしっかりしててクッションもあって履きやすいそうです。足を入れて立ち上がった時(体重がかかった)の感触が全然違うとの事でした。汗の湿気を程よく吸い取る効果もあるみたいです。
どれくらい持つのか分からないので様子見ですが、もうしばらく1460が活躍できるなら108円の出費+αと手間位は惜しくないですね。何よりも楽しみながらのDIYですし。それでお気に入りを延命させる事に成功したとしたらこれはアリじゃないかなと思います。コルクシートの耐久性が無いなら諦めて買い替えです。
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