XFREEの無料WordPress
さくらVPS上でWordpressは使っているものの、XFREEは無料でWordpressの環境を使える(しかも独自ドメイン可能)との事で、サブドメインを割り当てて試しに使ってみる事にしました。
XFREEのWordpressプラン(無料)にドメインを割り当てるにあたり、ドメインを取得しているValue-DomainのDNSでAレコードを登録しました。
実験用なのでこのブログで使用している【sasapurin.com】は使わない事にして、【hogehoge.biz】という感じの検証用ドメインを使うことにして、DNSにはAレコードとしてサブドメイン【sample.hogehoge.biz】という風に登録しました。一時間後には自宅PCで使用しているISPのDNSで名前解決出来るようになりました。
XFREEサーバの仕様を勘違いしていた
サブドメインをAレコードに登録したので、XFREEのドメイン登録時にいきなりサブドメインを追加しようとしても「正しいドメインを指定して下さい」という感じのエラーが表示されます。
ここでDNSの反映に時間がかかっていると思いこんで翌週まで放置する事にしました。しかし一週間経っても同じ状況。XFREE無料プランはノーサポートなので問い合わせることもできません。全然ダメと勘違いしていました。XFREEの仕様がよく分かっていなかったせいでした。
XFREEでは、まずドメイン【hogehoge.biz】を追加してから、Wordpressインストール時にサブドメイン【sample.hogehoge.biz】にWordpressをインストールするという手順になる様です。分かってしまえばなんてことないなと言う感じですが分かってなければ躓きます。
独自ドメインで使うなら事実上httpでの公開になる
XFREEでWordpressを使用する場合、管理画面はhttps(SSL)に設定できますが、公開URLはhttpのままなので、今どきのWebブラウザだと警告が表示されます。これは独自ドメイン(マイドメイン)で利用する場合の制限ですから、XFREEの初期ドメインのまま使用すれば警告は表示されません。
SSLにすると共用証明書を使えると書いてあったのでWordpressで試しにSSL設定してみたのですが、やはり最近のブラウザでは「信頼できないサイト」として警告が表示されます。
ブログ管理画面での操作(通信内容)は暗号化されるので、管理画面だけでもSSL対応させておく意味はあるんでしょうけど。
それとXFREEの無料サーバは全般的にサーバー環境が古いですね。PHPやらMySQLやらのバージョンが古い。最新のWordpressで使用するには辛いところがあります。
無料版なのでモバイル画面では広告が表示される
これは明記されているのですが、モバイル画面(スマートフォンで見ると)では広告が表示されます。しかしPCのWebブラウザで見ると広告は表示されません。用途によってはこの広告は気にならないかも知れません。
広告が表示されるのがウザい、アフィリエイト用途に使いたいというニーズには無料版ではダメそうなので有料版に切り替える事になりそうです。
PCで見る人向けに使うなら無料版でも良いんじゃないかなと思います。
先週こんな記事を記したので、知人でブログ(アフィリエイト)に興味を持っている人がいたら勧めてみようかなと思っています。まぁ環境構築位は手っ取り早くやってあげてもいいかな。分かってしまえば簡単だし。
WordPress初心者には得るものはあるかも
無料でちょっとしたお勉強用途に使えるXFREEサーバー(Wordpress)は、お勉強用には良いかも知れませんが、基本が分かっていないと混乱させられる部分もあるので、仕様のツメが甘い感じはします。
初心者はちょっとした事で躓きます。やはり基本に忠実に学習を進められる環境が最適だと私は思いますので、月額500円位の有料サーバーと年額1,500円位の独自ドメインを取得して始めるのがオススメです。
でも、XFREEでもちょっと教えてくれる人がいたり、ネットで調べる努力を怠らなければ十分に学ぶ事は可能だと思います。しかしそれはXFREE仕様を理解するという努力も必要なので、個人的にはノイズがある(遠回りをする)学習になると思います。
とりあえずWordpressを使ってみたいという初心者向けに、環境構築に慣れた人がセットアップしてあげるのも良いかな。そうすればある程度Wordpressを体験して、次のステップで有料サーバーに移行しても良いでしょう。
やっぱり個人的にも長期利用しているさくらVPSがオススメかな。Linuxサーバーの構築手引本が一冊と、Wordpressの解説本があれば十分学べるでしょう。
ブログ運営(アフィリエイト含む)が目的なら、目的に応じた高速サーバーを選択するのが正解だと思います。VPSは学習用、専用のサーバーならレスポンスも高速なので離脱も抑えられます。
独自ドメインはDNSサーバーの利用が出来るところで取得する事を強くオススメします。
ネットワーク&サーバー系のエンジニアにのスキルを身につけるための学習に必要なものは
- レンタルサーバー(VPSがオススメ)
- 独自ドメイン(DNSサーバーとセットがオススメ)
このセットさえあれば色々な学習が可能です。環境を揃えていないと無駄なところで何度も躓くので時間が無駄になる可能性が高いと思います。
追記
やっぱりSSL(HTTPS)での証明書非対応ってことで実用性が無いのでXFREEは退会しました。
とりあえずWordPressを使ってみたいって人は無料枠で試す程度は出来ると思いますが、使い込んでいく内に私と同じ様に、実用性が無いことに気づくと思いますので、ちょっと試してみてできそうだなと思ったら早期に有料枠での利用をお勧めします。つぎ込んだ労力と時間が無駄になると思います。無料枠での利用はあくまでもお試しですね。
もしくはサークル活動等の期間限定で情報を共有したいと等というニーズに限定されそうです。XFREEももう少し見直すべきだと思いますが、無料故に手を付けていない様なので、設備が古くなると一方的にサービス終了となりそうですね。
コメント
一応、CloudflareのFlexible SSLを使用することで、見かけ上のHTTPS化は可能です。
(CloudflareからXFREEサーバーまでの中間者攻撃は防げませんが…)
hackar_hss様
コメント、及び貴重な情報の提供ありがとうございます。
「Cloudflare」について少し調べてみました。Proxyっぽい働きをしてくれるみたいですね。しかも無料枠があるみたいなのでXFREEでWordPressを動かしてみたいという場合にも便利そうですね。
私はXFREEのユーザー登録を消しちゃったのですぐには試せませんが、近いうちに時間を取って試してみようと思います。見かけ上HTTPSでWordPressを公開できるならニーズはありそうに思います。(但しXFREEサーバーは各種古いのでそこが難点ですね・・XFREEが対処してくれないと。)
個人的には「Cloudflare」自体に興味がわきました。これは色々と使えそうな気がします。