私は現在Windows PCのOSにはWindows7とWindows8を使っています。レンタルのVPSではdebianをサーバー用途に使っていますが、デスクトップ用途では、WindowsをメインにLinux(debian GNU/Linux、LinuxMint)も使用しています。良いとこ取りのOS混在の利用環境です。
もう少しLinux陣営が頑張って成果を出してくれたら世の中の流れが変わると思うんですけど、まだしばらく年数がかかるでしょうね。
さてそんな私ですが、VLCプレーヤーをWindows環境で使い始めたのは最近だったりします。Linux環境ではVLCを使っていましたが、Windows環境で動画等を視聴する際に主に使っていたのはMedia Player Classicでした。使い慣れていたのと特に不自由を感じなかったというのが理由です。
しかし、Media Player ClassicでBabymetalの動画を観る機会が増えて、YouTubeや各種動画サイトからゲットしてきたライブ動画をMedia Player Classicで再生すると音が変になる事が増えて来ました。
ソースが悪いのか?再生環境が悪いのか?切り分ける為にVLCプレーヤーを使っている内に、こういうトラブルが起こらない&結構使いやすいって事に気づいて、Windows環境においてもVLCプレーヤーをメインで使う事にした次第です。
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一時期流行ったGOM Playerはオワコンというか危険アプリ
昔はGOM Playerというのが手軽で人気がありましたが、ウィルス感染の元となったり、Hao123、Baidu IMEなどのマルウェアを含むことで有名な中国製のプログラムを同梱し続けていたことが発覚しました。私はそれ以来全く使っていません。
そういえばGOM PlayerはGPL違反も起こしましたね。人の手柄を使って悪用して理性の欠片もない感じです。笑えることにGOM Playerをインストールする際にウィルス対策ソフトがウィルスを検出するということもありました。どうしようもないです。
ブロードバンドが普及し始めた当時、動画に使用されている色々なコーデックの乱立で動画を再生出来ないというビギナー泣かせな状況を補助する機能が重宝されて一瞬流行ったのですが、それを良いことに「腹黒い仕組み」を組み込んだりして全然信用できません。一言で言えば危険なアプリの一つです。
ハッキリ言ってGOM Playerの開発元は信用できないので、個人的には絶対に使わない方が良いメディアプレーヤーだと思っています。一度失った信用は簡単には取り戻すことが出来ないと理解させないと駄目だと思います。少なくとも日本ではそういうものだと思います。
GOM Playerの手軽さに傾いてしまう人もいるかも知れませんが、怪しいGOM Playerをインストールするのは止めて、VLC Media Playerをインストールしましょう。その方が断然幸せになります。
マルチプラットフォーム対応のVLC Media Player
VLC Media Playerは、WindowsだけでなくMac OS Xや各種Linuxディストリビューション、そしてBSD系UNIXにも対応していて素晴らしいと再認識しました。
VLC Media Playerは、単に動画プレーヤーというだけでなく、ストリーミング配信を受信しながら再生することも可能です。ストリーミング動画を保存することも可能です。Webカメラなどのキャプチャーデバイスで撮影しながら録画することも可能です。高機能なのにWindowsでもLinuxでもMacでも操作性の違和感がなく使用できるのですからとても便利です。
オープンソースで開発されているものが全て素晴らしいとは思っていませんが、多くのユーザーの意見を積極的に取り入れて改良を進めているものは、優秀な開発者も集まりやすく、やはり水準以上の完成度を誇れるものに仕上がる様です。多くの開発者が意見を出し合うと少数開発者からのゴリ押しは通らないので使いやすくなるのも頷ける気がします。
Linuxの場合はリポジトリからインストールを推奨
Windowsの場合は、公式サイトからインストーラーをダウンロード出来ます。アップデート通知もある様なので特に気にせず使い続け、アップデート通知が出たらアップデートをする様にすれば良いでしょう。
Linuxの場合は、多くのディスりビューションがVLCをパッケージリポジトリに収録しているので、公式パッケージをインストールすることをおすすめします。そうしておけばアップデートを気にせずに、Linuxディストリビューションのアップデートに任せておけます。いちいち気にして手作業でアップデートするのは面倒ですからね。
VLC Media Playerを応援しよう
世の中の優秀なものは長く存続するという保証はありません。具体的なことは控えておきますが、戦略に負けて品質の劣る競合に食われて無くなってしまう場合もあります。良いものは良いと利用する消費者が支えていかないと存続し続けることは難しく、結局、それを利用している消費者が残念な思いをするだけです。
そして、良いものを生み出していた人たちが身につけた知識やノウハウが失われてしまうのが世の常であり損失です。コレは本当に色々な分野で起こっていることなので、利用者は意識してバックアップ(支持する)を意識しないといけないと思います。
もう少し使ってみてコレはいい!と思えるなら、開発資金に当ててもらう寄付をしようと思っています。良い取り組みでも開発の継続には現実問題お金がかかるので、ユーザーが支援しなきゃ続けられませんからね。
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