5MTテリオスキッド(TA-J131G)の始動時ギアが入らない~レッカー車依頼、判明したクラッチ盤貼り付き

日記

トランスミッションのギアが入らない

昨日、実家に行くためにテリオスキッドに乗ってエンジン始動。その後発進しようとしてクラッチペダルを踏んでギアを1速に入れようとしたのですが入りません。クラッチを踏み直して再度試したのですがやはり入りません。2速、3速度もだめ。バックギア(Reverse)に入れようとするとギャンっとギアが削れる音が!

この症状はクラッチが完全に切れてない状態だと思えるのでこれ以上は無理させず、修理に出すしかありません。しかしクラッチペダルの感触は特に違和感はないので釈然としません。

55,000kmで整備してもらったクラッチ交換(クラッチ盤、クラッチカバー、レリーズベアリング)後、走行パターンから通常より明らかにクラッチ周りへの負担はかかってないハズなのにこんなトラブルが起きるのは想定外でした。現在の走行距離は84,000kmです。100,000kmまでクラッチのメンテは必要なしで乗れるつもりでしたから本当に想定外です。

自走不可なので任意保険のロードサービスを利用

ダイハツに連絡して症状を伝えて修理を依頼しようとしている旨を伝えました。お店には牽引出来る車がないので、自走できない状態であればロードサービス業者に依頼するなどして車両を持ち込んでくださいと言われました。もちろん出張修理も無理です。

ふと、任意保険の特約でロードサービスを付けていることを思い出しました。保険会社に連絡してロードサービスを受けたい旨伝えると手配してくれるとのこと。契約車両と自分の情報を伝えて手配してもらいました。持ち込み先(修理依頼先)の情報も伝えました。

しばらくしてからロードサービスの会社より電話が入りました。自宅の駐車場へのアプローチ(目印になる建物)を伝えて待つことにしました。車を預ける準備をしていたところ時間通り来てくれました。状況を伝えたところ、「多分クラッチのトラブルですね、結構よくあるトラブルですよ。」とのこと。

手際よく後輪を持ち上げてあっさりと運んでいってくれました。

ギアを入れてからエンジンをかける技

駐車スペースから車を出す時、ロードサービスの人がやっているのをみてなるほどと思ったのは、エンジンをかけてからだとギアが入らないので、エンジン停止状態でギアを入れてその後エンジンをかけるという手順で何事もなく牽引車両に近づけて(自走させて)ました。

バックギアに入れる時にはエンジンをいったん停止してギアを入れ替えたのか?は見逃しましたが、何事もなくスムーズにやっていたのでこういう裏技的な操作があるということを知った次第です。

しかし、クラッチの摩耗でギアが入らなくなる理屈がわかりません。車を引き取りに行ったときにでも、ダイハツの整備士に質問してみようと思います。

修理後に連絡が来る

ロードサービスの車には万一の事故などを考慮すると同乗させてもらえないそうなので、ダイハツまでは自力で行く必要があります。実家に連絡して乗せて行って貰える様に頼みました。

ダイハツに車両持ち込みの連絡をしたら、さっき車が着きましたとのこと。営業開始時間になってすぐに電話したのですが、ロードサービスさんの手際が良すぎて、テリオスキッドはすでにダイハツに届いてしまってました。

ダイハツの方に「少ししたら行きます」と言ったところ、修理に時間を要するので(数日かかる見込み)修理に進展があったら電話でお知らせしますと、わざわざ今日は出向かなくても良いという回答でした。

実家に連絡して状況を説明し、今日乗せていって貰うのはキャンセルしました。

ダイハツの受付の人の話では、作業が立て込んでいるため数日かかりそうな話でしたが、夕方、整備士さんから電話がかかってきて説明をしてくれました。「クラッチ盤が湿気によって貼り付いていたのが原因と思われます」という内容でした。

湿気でクラッチ盤が貼り付くなんて!

整備士さんから聞いた説明によると、滅多に起きる症状ではないらしいですが、数日乗ってなかった場合、クラッチ盤が密着したままになった状態で時間が経過する為、削れたクラッチの粉(ダスト)が糊の様になってクラッチ盤が貼り付いてしまう症状が梅雨時に起こることがあるそうです。日本の特殊な気候ならではと言えるかも知れません。

私はこれは全然知りませんでした。半クラッチ多様で焼き付くという話は聞いたことがありますが、湿気で貼り付いてしまうというのですから驚きでした。依頼時に「一週間以上乗ってなかった」という事も伝えておいたので、おそらく整備士さんも気づいたのでしょう。そういう条件が重なって今回のトラブルが起きたと推測できます。

というのも、レッカーで運んでもらってダイハツに入庫された時点で、クラッチが切れないという症状が解消されていたそうで整備士さんは貼り付き症状を確認してないそうです。リフトで上げて点検をして下さった様ですが、クラッチの遊びなんかも全然進んでなくてクラッチ盤はまだまだ使えるという診断結果だそうです。

クラッチ交換からの走行距離、走行パターンからしてクラッチにかかる負担はかなり少なかったはずなので、クラッチがもうだめになっていると言われたら納得が行かないと思っていました。走行の大半は夜中に国道を5速でクルーズさせていたのでギアチェンジの頻度は少なかったはずなのです。(燃費も18km/㍑を実現していましたからね)

ですから、今回の原因がクラッチ盤の貼り付きと聞いて納得しました。

車の引き取り

連絡をもらったのが夕方だったので、当日の営業時間内に引き取りに行くのは無理と判断して、翌日以降に引き取りに行くことにしました。しかし週初め仕事が終わってから引き取りに行くとなると時間が間に合いません。親に相談したところ職場に車で迎えに行って乗せていってくれるというので頼ることにしました。

翌日の今日、キッチリ定時で上がらせてもらって迎えに来た車に乗ってダイハツまで送ってもらいました。担当整備士さんから説明を聞いて、もしまた起きた場合の対処方法を教えてもらいました。

クラッチ盤が貼り付いた場合の対処方法

  1. エンジンをSTOPした状態でギアを1速、またはR(リバース)に入れる
  2. クラッチペダルとブレーキペダルを踏み込む
  3. その状態でスターターを始動する

これでクラッチ盤の貼り付きを剥がす効果が期待できると教わりました。
予防としては、一週間に1回程度はエンジンを始動して車を走らせるということだそうです。

確かに、梅雨時に一週間以上車を使ってなかったのが条件として当てはまるので、この条件が揃わない様にするためにも、長期間駐車したままにしないことが重要だと学習しました。

ちなみに昨年も同じ様な車の使い方をした(一週間以上乗らないことが多かった)けどこの症状は経験しませんでした。今年の梅雨は湿気と暑さが尋常では日が続いていたので、滅多に起きない現象が起きてしまったと考えられます。

起きてしまったときの対処方法と、起こさないための対処方法がわかったので、意識的に車を動かさないとダメだなと反省しています。

もし、クラッチペダルを踏んで違和感がないのに、ΜΤのギアが入らない場合は、クラッチの貼り付きが考えられますので、ギアが入らない!というトラブルに遭遇した場合は試してみると良いでしょう。私自身ΜΤ車にずっと乗ってきましたがこの歳になって知識を得ました。

ΜΤ車に乗っている人は、知識として覚えておくと役立つこともあるかも知れません。

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