職場にマイクロソフトの営業さん?から、Power BIをオススメする電話がかかってきます。
BIツールは各社から様々なものがリリースされていて、ちょっとしたブームになっている様ですが、マイクロソフトはPower BIユーザーを増やしてからクラウドユーザーを獲得したいと考えているのでは無いかなと私は読んでいます。
マイクロソフトのPower BIは一人で利用する分には無料で使用出来ます。データを共有したりする場合には有償版を購入(契約)する必要があるみたいですが、まずはBIツールを使えるユーザーを育てないと進まないというのが実情ですから、無償で配布して使いながら勉強してちょうだいって感じなのでしょう。
ターゲットユーザーは
ExcelやAccessを使って、大量のデータを持っているユーザーに、BIツールを使ってそれらのデータを解析するのが「簡単だし便利でしょ!」と感じさせたい様です。
しかし、Accessはともかく、Excelは様々な使い方が出来るアプリですから、BIツールにそのまま読み込めるとは限りません。Excel方眼紙という言葉がある位なものですからね。
それに、Excelはセル結合やらが当たり前に行われていますから、整然と規則的にデータが並んでいるとは限りません。素材となるデータを整理することから始めないといけないユーザーがほとんどだと思います。きっとそういう人にはBIツールは面倒くさいと手にする前から拒絶されてしまうと思います。
やぱりデータベースユーザーかなぁ・・
経験上、ネットショップとかの膨大な商品データを持っている企業さんには使いでがあるんじゃないかなと思います。Access、FilemakerユーザーはPower BIを試してみる価値はあるかもしれません。CSVデータでやり取りする人もそうですね。
とりあえず試してみた
でかいCSVデータが欲しかったので、郵便番号データ(CSV)をダウンロードして来て、Power BIに読み込ませてみました。YouTubeでPower BIの動画を見ながら雰囲気で適当に操作してみたりした感じでは、結構便利だと感じました。
色々な視点でデータを見られるので、基本的な概念だけでも感じ取れたらハマるかも知れません。色々なデータを読み込ませてみたくなります。
Accessのデータが読み込めない
以前記した記事に、Microsoft Officeはなるだけ32bit版で統一した方が良いという事を記しました。特にAccessは32bitと64bitで互換性が無いので作ったデータベースファイルを相互に開くことができません。
こともあろうか、Power BIにAccessで作ったデータベースファイルを読み込ませようとした際に、64bit版のAccessが必要だとか云々のメッセージが。
また、32/64bit互換性問題か!
本当にマイクロソフトは懲りないというか。
エンジンを流用しているから仕方ないのかも知れませんが、予備知識も無く何の気なしにダウンロードして来たPower BIは64bitでした。Accessは32bitなのでデータベースがPower BIで互換性が無く開けないというオチです。
この問題を回避するには、
- Accessを64bitに変更してPower BIと合わせる
- Power Biを32bitに変更してAccessと合わせる
また似たような問題に遭遇です。
当然ながら後から入ってきたPower BIを32bitに変更(再インストール)する事にしました。使い始めだし全く支障は無いですからね。
ダウンロードサイトに注意点として明記しておいて頂きたいものですね。
資産管理に使えそうだ
インベントリ収集ツールで定期的にPCの情報をCSV形式で収集しており、それをAccessで管理出来るようにデータを蓄積してきました。
今回、Power BIにそのデータを取り込んでみたところ、なかなかAccessでは手間だったクエリー作成が、ちょいちょいとリレーションをしてやるだけで、どんどん視覚的に見せてくれることがわかり、便利なツールだと理解できました。
Power BIについての感想
まだ少し触れてみただけなのでどれだけ使えるアプリなのかは分からないですが、先に記した通り、既にデータベース構造、またはExcelでもしっかりした表になっているデータを持っている人、CSVデータで吐き出せるデータを管理している人は、Power BIを使ってみる価値があると思いました。
規約が改定になったりするかも知れませんが、今のところPower BIは単一ユーザーで使用する(データを共有しない)ので有れば、ある一定のデータ量以下なら無償で利用出来る手軽なBIツールです。
各社からBIツール(かなり高価)が販売されていますが、まずは手軽に試せるPower BIを試してみてはいかがでしょうかね。
オススメはYouTube動画で操作画面を見てみることです。ほとんどが英語なのでイミフですが、やっている事は視覚的に感じ取ることが出来るので有効だと思います。
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