ロゴ画像作成が手っ取り早く出来る方法~アイディアが定まっているなら操作が簡単な方がいい

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Adobe Illustratorは必須か?

ロゴ作成と言えば、昔はFreeHand、そして現在ならAdobe Illustratorが必ずと言って良いほど上がると思いますが、Illustratorは高機能(多機能)なアプリなので、ロゴ作成用途に絞れば使う機能は限られてきます。機能が沢山あるのでどの機能を使ったら良いのか?というのがビギナー泣かせなところです。

プロが使用するツールは、色々なことが出来る反面、ビギナーや限られた目的にしか使わない人にとってはとても大きなツールで逆に困ってしまいます。

反面、最近はロゴ作成に特化した便利なWebサービス(無料)もあるので、インスタント感覚でロゴを作成することも可能です。便利な時代になった反面、使い捨てな作品が量産出来る時代でもあります。逆に言えばロゴマークなどの作品を高価に販売するのが難しくなっていると思います。デザイナー泣かせな時代ですね。

便利なロゴ作成サービス

ちょっと調べてみただけでも無料で使えるロゴ作成ツール(サービス)がいくつか見つかりました。特徴的なこともまとめてくれている人がいますので、今更私がそれらを記事にする必要もありませんから紹介しておきます。

こちらのYouTube動画がシンプルに要点を見せてくれてわかりやすかったです。

かなりお手軽にロゴマークを作れることを紹介してくれています。手っ取り早くロゴマークが必要だと言う場合はこれらのWebサービスを使わせてもらうだけで目的は達成できそうです。

ただ、もうちょっとオリジナリティを出すために細部をアレンジしたいとか、痒いところに手が届くか?というとそこは妥協しなくてはなりません。物足りないなぁという方は続きも是非読んでください。

もう少し本格的にロゴマークを作るなら

結構前から存在するロゴ作成ソフト(アプリ)を思い出しました。昔やっていた仕事で急ぎでいくつかロゴマークを作成しなくてはならなくて購入したのですが、仕事を変えて以来、そういう機会もなくなっていて持っていることを忘れかけていました。

「Logo Maker Professional」は、動作環境(要件)からしてもかなり昔の古いPCでも動くことが分かります。私の記憶が確かならWindows XPの時代からあったと思いますが、メーカーサイトによる現在の動作要件は、Windows 10/11で、Pentium4 2.0GHz以上推奨となっています。メモリはなんと512MB以上。とても軽いソフトウェアです。現在私が使っているWindows 10でもきちんと動作するので、当時からWindowsのアプリ開発手法として真っ当に作られたんだろうなと推測します。

流石にこの時代のソフトウェアですが、OSが肥大して重い関係上、公式サイトに載せるハードウェア要件は見直した方が良いと思うんですけどね。Windows10以降だとこのハードウェアではまともに動かないんじゃないかなと思います。もちろん現在現役で快適に使っているWindows PCなら問題ないと思います。

「Logo Maker Professional」には、ロゴ作成のパーツとして使えそうな図形データがあらかじめ組み込まれているので、それらを組み合わせて作れば近道だったりします。パッケージ版は約15,000円と結構お高いですが、ダウンロード版なら6,000円弱で購入出来ます。

先に紹介したYouTube動画で紹介されているWebサービスを見て気づくのは、Logo Maker Professionalで実現されていた機能が、現在の技術でWebサービスとして実装されて、かつデザインが今どきの色使いでテンプレート化されていることです。

出来ることは概ね同じだと感じます。データを別のアプリで編集したり、使いたいフォントを追加出来る等の柔軟性はやっぱりアプリ版の方に軍配が上がるというのが率直な感想ですが、Webブラウザだけで簡単にできてしまうのは凄いですね。

Illustratorの代わりにInkscapeでロゴ作成を補助

Inkscapeが無料で使えて便利だという事は少し試してみればわかると思います。しかしゼロの状態からロゴマークを作成するのは結構大変です。

プロのデザイナーさんなら手書きのラフ図(原案)をベースにパスでトレースして洗練させるということも楽勝かも知れませんが、デザイナーでも無いのにロゴ案を作らなくてはならない・・なんて場合には困ってしまいます。やっぱり足がかりが欲しいです。

とは言え、ロゴを作った以上、色々な用途に使うことが考えられます。名刺、チラシ、看板など。そうなると小さなPNG形式では不便です。どうしても有料オプションによるベクター形式のデータが欲しくなります。そこは少しのお金で効率的に解決する方法を考えてみるのです。

なぜここでInkscapeを持ち出したかと言うと、SVG形式でInkscapeと「Logo Maker Professional」の描画データのやり取りが出来るからです。「Logo Maker Professional」にはSVG形式でインポート、エクスポートの機能がありますから、Inkscapeとデータの行き来が可能です。細部をInkscapeで調整して戻すことも出来ます。

個人的な操作性の好みで言えば、ロゴに仕上げるのは「Logo Maker Professional」の方が良いと感じます。組み合わせるパーツで足りないものをInkscapeで作れば効率が良いと思います。

費用について

InkscapeとLogo Maker Professionalを組み合わせてロゴ作成作業をするとした場合、費用はLogo Maker Professionalの金額(6,000円弱)だけで済みます。もちろん細部の修正などの変更も可能です。

何がなんでもIllustratorを使いたいというお金の余っている人にはInkscapeは論外でしょうが、なるだけお金をかけずに効率よく作業(仕事)をしたい、作品を仕上げたいという人にはとてもオススメです。個人的な感覚では、Logo Maker ProfessionalとInkscapeがあれば柔軟にロゴ作成やちょっとしたイラストが手早くできてこれだけで十分だと思います。

あと一番重要なのはやっぱり「デザインセンス」ですね。こればっかりは感性なので人それぞれです。

絵心のあるセンスの良いアマチュアのデザイナーさんであれば、作ったロゴを販売したりして、ちょっとした副業とかも出来るでしょうから、すぐにソフトウェア代金は回収出来ると思います。もちろんこのアプリで作った作品は商用利用可能です。

オリジナルTシャツの絵柄なんかも作れそうですね。

ツールがお金を生む(作品を売れる)のであれば、6,000円の先行投資は全然高くないと思います。そこは考え方次第だと思います。非デザイナーな私でも昔に片手間で作ったロゴを販売して元はとってますので・・

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