パーラメント(PARLIAMENT)の上品な香りを愉しむ~私には上質なミルクティーっぽく感じる

先に記したマールボロと同様に、フィリップモリス社が紙巻タバコ(シガレット)から撤退する件で、容易に入手出来る今の内にとパーラメントも味わっておくことにしました。

フィリップモリスタバコ

フィリップモリスのタバコは、一回目の喫煙(20代)でフィリップモリス・スーパーライトを愛煙していたこともあり、香りの傾向が自分の好みにあっているのはあると思います。ライトな感じでちょっと上品な感じなんですよね。こってりモクモク(煙々)という感じではありません。

しかし、長年喫煙やこの銘柄から離れていた間に、フィリップモリス銘柄は既に無くなっていたのですね。PMスーパーライトが無くなっていたのは個人的にはすごく残念でした。久しぶりに味わってみたいけどな。

フィリップモリス・スーパーライトを喫煙していた当時から、この系統のタバコが好みなんだなと自覚します。正直言ってあんまりフィリップモリスという会社には良いイメージを持ってないんですけどね。

パーラメント

さて、パーラメントの喫味や香りはどうでしょう。

パーラメント「PARLIAMENT」(20本入/450円)

タール9mgニコチン0.7mgと程良い数値だと思います。数値の割には強いタバコとは感じません。ニコチン量は抜きにしてもタール値はこれくらい無いと口腔喫煙では薄くてしっかりと味わえないと思います。下手すると消費本数だけが増えます。

このタバコはパッケージからして上品な感じですが、副流煙も上品な香りです。喫煙しない人にとっては違いはわからないと思いますが、香りを楽しんでいる喫煙者ならわかるでしょう。

喫味は若干喉にイガイガした刺激があるのが特徴だと個人的には思っています。これは個人差もあると思うので私だけかも知れません。でもこの特徴があるから目隠しでもパーラメントはすぐに分かります。

余談ですが、タバコを吸い始めたばかりの頃、当時は「ヤクザタバコ」「成金タバコ」と言われていたのがいまだに記憶にあります。当時バブル期でパーラメントは高価なタバコだったのでそういうイメージがついたのだと思いますが、リセスド・フィルターが画期的だと言われていたのも記憶に残っています。

肺喫煙するにも自分で吸い方を加減すれば丁度良い加減でしょう。私は濃いたばこを肺喫煙する場合は唇の隙間から空気を少しだけ入れて混ぜて薄めます。この方法であれば濃い煙のシガー(葉巻)を肺喫煙することも可能ですし、テクニック次第でなんとでもなります。好みの加減は自分で調節すれば良いのです。

メーカーが設定した「数値」だけに縛られるのはもったいないというか、不器用過ぎると個人的には思っています。1mgタバコの場合はフィルターの穴を塞ぐか、フィルターの穴開き部分より手前をちぎれば良いわけですし。

リセスド・フィルター

やはりパーラメントの一番の特徴は、「リセスド・フィルター」の存在でしょう。フィルターが奥まった位置にあって巻いている紙が硬くなっています。「リセスド・フィルター」は煙の温度を下げる効果があるそうですが実際のところしっかり上手に喫煙しないとそんなに変化には気づけないと思います。でもないよりはマシです。その分タバコ葉の量が減らされてますけどね・・

おそらくフィリップモリス社の開発担当者が、少しでもこの香りを再現できるようにと工夫したのではないかと推測します。

理屈で考えればフィルターを浅く加えてやることで、フィルターが口先から少しでも遠くなるので煙の温度は下がると言えます。このリセスド・フィルターを活用する為には唇で浅く咥えるのがポイントです。そしてぐいっと吸い込むのではなく、ちびちびと味わうのが上品な香りを引き出すポイントです。

リセスド・フィルターと同等以上の効果を手軽に実現するのは、シガレットホルダーの使用です。つまりパーラメント以外のシガレットでもリセスド・フィルターと同等(以上)の効果を得る方法です。手軽さからは遠くなりますが香りを楽しむ向きにはホルダーの利用はおすすめです。

見た目を度外視して、煙を冷ますことを最優先させる(喫味と香り最優先)なら小粋煙管がコスパ最強でしょう(自宅でくつろぐ用におすすめ)。通常の煙管と違って火皿が筒状なのでシガレットも差し込みやすくなっています。

なお、シガレットホルダーにはスリムサイズ用、レギュラーサイズと用、それぞれ対応する太さに違いがあるので喫煙しているタバコのサイズにフィットする様に慎重に選びましょう。

シガレットホルダーの使用は、ちょっとエレガントにも見えますし、個性を出せるファッションアイテムとしても使えます。見た目も喫味も良くなるシガレットホルダーの使用は、タバコをより良く味わいたいという人には強くおすすめしたいです。見た目のかっこよさならMob Factoryさんのスチームパンクがあまりにも有名ですね。

より香りと甘味を引き出すには

たばこ葉をメラメラと燃やすのではなく、燻らせる様にしてタールをジワジワと染み出させると巻紙に染み出したタールが現れます。9mgと比較的少ない方なのでこれくらいの染み出しと、タールの量はさほど多く有りません。(ピース等のタールが多いたばこではもっとタールの染み出しが多いです)

私なりに行き着いた結論は、より美味しくタバコを味わうためには、たばこ葉をなるだけ燃やさずに、タールを染み出させるテクニックが最良だということです。もちろん火種を維持する為にはたばこ葉を燃やし続ける必要があります。しかし燃やしてしまうのではなく、燻らせる(蒸す?)感じでタールを染み出させることが最大のポイントだと思ってそのイメージで喫煙しています。

簡単に図解します。

斜線部分はたばこ葉が燃えてしまった後の灰、赤い部分(火種)は燃やす必要は無いのですが、火で燃やす方式である以上、熱源が必要なのでシガレットには欠かせません。

ポイントは「緑色」で記した部分です。火種による熱でたばこ葉が燻されて(蒸されて)タールが染み出します。ここが旨味成分、香り成分が発生する部分です。この部分を多く作り出すのが喫煙テクニックの全てだと言い切っても良いでしょう。

火が強すぎるとタールも一緒に燃えて煙になってしまうので、緑色の部分が作れませんから旨味(甘み)、香りともに弱くなります。温度を上げすぎないように火種の熱を使ってたばこ葉を加熱し、燻す(蒸す)ことがポイントとなります。つまりたばこ葉に含まれる湿気(水分)も欠かせないわけです。

もちろんシガレット最大の弱点との兼ね合いを考えなくてはなりません。シガレットは紙で巻いているので、当然ながら火で巻紙が燃えます。図でいうとどんどん斜線の灰部分が長くなって行きます。はっきり言って斜線部分は燃えてしまったカスです。シガレットを勢いよく吸い込んでどんどん燃焼させるだけではあまり意味がありませんね。

燃えカスすら完全に燃えきらず、タバコの先が長くとんがってしまう人は吸い込みすぎです。もちろんそれが悪いとは言いません。強い火でたばこ葉を燃やした方が刺激が強くて好きだという人もいます。

じわじわと火種の熱を手前に吸い寄せて、たばこ葉に熱(火ではない)を加えて燻すと、染み出したタールが巻紙に染み出してきます。この染み出し量と長さでクールスモーキングがうまくできているかどうかを簡単にチェックできます。香り、味を重視したい人は意識しながら弱めに吸うことで火種の強さをコントロールできると思います。

クールスモーキング

クールスモーキングという言葉は結構認知度が高いのですが、私は2つの意味(目的)が含まれていると思っています。

一つ目は先述の通り火種の温度を上げすぎると、どんどんたばこ葉が燃えてしまい、図解の緑色の部分を作り出せないからです。火種を強くしないためには弱く吸う必要があります。一言で言えば火種の温度を上げないように(クールに)という表現になるのでしょう。

もう一つは味覚と嗅覚と関係しています。吸い込んだ「たばこ成分」が含まれる気体(蒸気)を口腔内、鼻腔内で知覚によって感じ取る時、感じ取りやすいのは体温に近い温度だと言われています。しかし当然ながらたばこの煙は燃えた直後なので体温より高いです。なるだけこの温度を下げると味覚、嗅覚が感じ取りやすいと言われます。

香りを楽しみたい向きには、煙の温度を強制的に冷やす「水たばこ」なんてものもあります。

個人的には、2つ目の理由とされる、煙の温度を上げない方法は、喫煙テクニックでは限度がありますから、ホルダーや他の喫煙具を使う他無いんじゃないかなと思っています。金属製のパイプを通すだけでも煙の温度は下がります。

もちろん1つ目の、タールを染み出させるためには喫煙テクニックが必須です。ホルダーを使ったからと言って火種の温度をコントロールできるわけがなく、タールをじんわり出せませんからね。つまりクールというよりも、スローの方が自分的にはマッチする言葉です。真鍮や銀のホルダー利用が理想的で現実的でしょう。

クール&スロー・スモーキングというのが私が学習した、美味しく、香りよくタバコを楽しむ方法の言葉に一番しっくり来るかな。

こういう記事も書いてますので良かったら読んでみて下さい。

パーラメントの喫味は上品の一言

改めて味わってみると、パーラメントの葉自体はさほど変わった着香がされている感じでは無いのですが、着火すると上品な煙が香り立ちます。粗野な感じは無く上品な煙という印象です。とにかく味わうにはやさしくゆっくりちびちびと吸ってやる必要があります。

喫味は上品な甘み柔らかいミルクっぽいというのが私の感想です。誤解を恐れずに表現すれば「ミルクティーっぽい」というレビューになります。紅茶という表現だと「全然違うわ!」と言われてしまいそうですが、私の中ではどうしてもパーラメントは紅茶+ミルクというイメージに結びつくのです。

もちろんタバコなので紅茶とは全く無縁だと思いますが、若干の渋味が感じられたりと私の中では紅茶に近いイメージなのです。

オススメシーン

優雅な感じがする上品なタバコですし、その香りや味わいを引き出すには、ゆっくりクールスモーキングする必要があるので、時間がたっぷりある時に手にする一本としてオススメしておきます。

例えば、休日の寝起きにマッタリと嗜むとか、逆に就寝前の一本にするとか、気分の切り替えにはたっぷりとした時間も必要なのです。クールスモーキングで上手に吸ってやると、上品な甘み、香り、旨味、渋味がバランス良く備わっていることが感じ取れると思います。

バタバタしている日常の合間でスパスパと吸っても、決してこの優雅さを味わうことは出来ないと思いますので、自宅に常備しておいて時間がたっぷりある時に気分を切り替える煙草として愉しむのがオススメです。日常のざわざわの間で吸うタバコとしてはもったいないですね。おそらく一番重要なのは、気持ちのゆとりでしょう。

マールボロとの対比

先に記した「マールボロ」とは全く逆のイメージがします。マールボロはある程度ざっくりと吸っても、それが逆に濃い旨味ガツンと来て良い面として感じ取れます。忙しい時の気分切り替えには「マールボロ」がオススメ。喫煙した感がしっかりしています。

しかし「パーラメント」は雑に吸うと良さが全く引き立たず、ただの癖のないタバコという印象に終わります。パーラメントはデリケートなタバコとでも表現しておきましょうかね。香りと味を引き出す喫煙の方法もちょっと難しいと思います。

しかしフィリップモリス社は凄いですね。対極とも言える代表銘柄をこうして持っている訳ですし、それ以外にも世界的な銘柄を持っていますから。よほど優れた感覚を持った人がいるんだと思います。

PM社の重役はタバコを吸わない(喫煙はバカで愚かな人間がする行動だという考え)らしいですがそういうモノを製造して売る・・「タバコ産業はビジネス」と割り切っているとしてもこんなに優れたものを生み出すのは凄い感性です。

女性におすすめ

副流煙(タバコの煙)も上品ですし、女性の場合は口腔喫煙が多いと思うので、ゆったりマッタリとパーラメントを上品に味わって欲しいですね。

今後は、パーラメントを優雅に愉しむ女性を見かけると、わかってるなぁと感じてしまうと思います。身だしなみがきちんとした女性が優雅にパーラメントを味わっている姿を想像してしまいます。そんなシガレットの印象です。

フィリップモリス撤退と共に、無くなるのが惜しまれます。味わうなら今のうちですよ!

おっと、お約束ですが未成年者は喫煙ダメ。未成年者はフィリップ・モリスのタバコを味わうことは諦めましょう。今買って成人するまで取っておいてもきちんと保管して置かないとタバコも劣化しますのであまり意味がないです。

今の時代、新成人が喫煙を始めるのは愚かな行動だ

という人もいます。

確かにこれから先も税金がガンガン乗っかってくるし、喫煙場所は無くなる一方だし、よほどの理由が無いと喫煙をするメリットは殆ど無いと私も思います。

それでも喫煙している人は、メリットが自分にあると感じているからだと思います。であれば、せっかくですから良い状態で喫煙を愉しむスキルを身に付けて欲しいと思います。健康リスクがあると言われるのに、それと引き換えに単なるニコチン&タール摂取だけじゃあまり意味がありません。

良い香りや味わいを引き出して楽しみながら良い喫煙をしてほしいものです。デメリットの方が多いと言われる喫煙ですからなおさら少ないメリットを引き出す工夫が必要だと思います。

これから先の時代は、タバコ(ニコチン)に依存して習慣で喫煙してしまう人と、たばこを趣味としてより良い香り&味わいを探求する人とに分かれるのはないでしょうか。

私自身、ストレスからの回避などタバコの香りに依存している部分は確かにありますが、たばこの本数にすれば一日に10本以下なのは間違いありませんし、喫煙本数は30年くらい前に喫煙していた頃から変わっていません。

今回の喫煙では一日に4~5本程度という日も多いので、きちんと味わって喫煙すれば本数は増えないことは実感しています。タバコの本数が多い(減らしたい)と思っている人は、味わって喫煙することを意識してみることをおすすめします。満足度の高い喫煙が実現すれば、喫煙本数を減らすことは可能だと思います。パーラメントはそういうことに気づかせてくれるタバコじゃないでしょうか?

3 Replies to “パーラメント(PARLIAMENT)の上品な香りを愉しむ~私には上質なミルクティーっぽく感じる”

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