I-O DATA WN-AX1167GR2とWN-DX1167Rで一階と二階を繋ぐ~Wi-Fiルーターのリピーター中継器モードで構成する

I-O DATA WN-AX1167GR2とWN-DX1167Rで一階と二階を繋ぐ~Wi-Fiルーターのリピーター中継器モードで構成する

Wi-Fiで一階と二階を繋ぎたい

Wi-Fiルーターから一番遠い部屋にデスクトップPCがある

今住んでいる自宅は借家の一軒家です。引っ越ししてきた当初はネット回線が無くてしばし我慢だったのですが、先が見えないこともありWiMAXを契約して我慢していたものの、WiMAXは接続が不安定で不便を強いられていたため、我慢が切れて光回線にグレードアップしました。光ケーブルの引き込み線の関係でルーターを設置できる場所は一階になりました。

私が籠もって作業する二階の部屋までなんとかしてLANケーブルを敷設出来ないか?と天井裏を覗いてみたりもしたのですが、家の構造が分からないので無理という判断に至りました。借家なので無茶も出来ませんし。Wi-Fiルーターを使ってWi-Fiの電波を飛ばして二階の部屋でも使おうとしたところ、電波が弱い・・

そこで実験的にアンテナがしっかりしたタイプのWi-Fi子機(WN-G300UA)を使ったところ、安定して通信ができる状態になりました。2.4G(n)での通信になりますが、電波強度は70%程度だったところが常に90%以上安定して得られる様になりました。これで3年位は不自由なくやり過ごしたと思います。やっぱり高利得アンテナの効果は無視できません。WN-G300UAはなかなか安定して使える良い製品だと思います。残念ながら2.4G(n)なので今となっては速度的にはあまり速くありませんけどね。

二階に籠もってデスクトップPCで集中して作業ができる様になり、快適に使えていたのですが、最近ちょっと不満が出てきました。

例えば一階においてあるNASに接続するとやっぱり遅い。どうしてもWi-Fiを使った通信になるのでそこで遅くなってしまいます。

また、二階に別機器を置いた場合、1階にあるWi-Fiルーター経由で接続するか、デスクトップPCのLANポートから別ネットワークとして接続する事になります(SW-HUBを使うほどの事でもないのでクロスケーブルで直接続しています)。

一階と二階をWi-Fiルーター2台で繋ぐ

自宅内なのにネットワークが整っていないのは柔軟性が低くやっぱり不便です。出来れば無線通信を意識することなく二階にもネットワークを伸ばしたい。そんなニーズが出てきました。

今持っているネットワーク機器を活用しつつ、追加投資を最小限で拡張出来ないものか?とリサーチしてみたところ、今使っているWi-Fiルーター(I-O DATA WN-AX1167GR2)がもう一台あれば、切り替えスイッチで「リピーターモード」にしてサテライト的にネットワークを延長できることがわかりました。これは願ってもない機能です。

この機種(シリーズ)は安価な割に多機能でコスパが良く、割りと使えるんじゃないかなと思う次第です。ただし、若干設定がわかりにくいので考えながら試してみる必要があるとか、一般の人には使いこなしが難しい面もありますが・・

WN-AX1167GR2について

WN-AX1167GR2は、ビームフォーミング対応ですが、デスクトップPCの設置場所を考えると、5G(ac)より2.4G(n)の方が電波伝搬的に有利なんじゃないかと考えて高利得アンテナ付きの2,4G(n)のみ対応の子機(WN-G300UA)を使っていたのですが、それだと当然ながら5G(ac)を活用出来ないことになります。

一階と二階のネットワーク間でも速度はなるだけ速い方が良い(5Gを使いたい)と考えると、WN-AX1167GR2をもう一台購入して、二階の方をリピーターモードで動かして中継機とする方法が現実的に思えてきます。

この方式であれば、デスクトップPCのLANポートからケーブルで接続できて、WN-AX1167GR2同士の通信性能に委ねることが出来るのでは無いかと考えました。元々Wi-Fiルーターなのですから対向で通信させたら一番性能を引き出せるのでは?と想像します。

構成を考えてWN-DX1167Rをヤフオクで安く入手

更にリサーチすると、WN-AX1167GR2で揃える必要は無く、WN-DX1167Rなどでも構わないということが分かりました。大きな違いはWN-AX1167GR2はLANポートがギガビット対応というところで、そこは妥協しても良いだろうと考えました。その方が機器費も安いです。ヤフオクで送料込1,500円以下で中古が手に入りました。(とっくに型遅れなのでしょう・・)

結果的に下図の様な構成を考えて機器を調達して設定しました。

図では省略していますが、二階の部屋でスマートフォンを使っても、リピーター経由で電波を掴むので電波強度はバリバリです。厳密には中継する分だけレスポンスは落ちるんでしょうけど、感覚的にレスポンスの遅さは気になりません。

Wi-Fiに関しては、比較的新しい機器は5G(ac)で高速に接続し、古い機器は2.4G(n)で接続するという使い分けになります。

今まで二階のデスクトップPCでは、USBポートにアンテナ付きのWi-Fi子機を接続して使用していましたが、これからはLANケーブルを使って通信が出来ます。Wi-Fi通信はWi-Fiルーター(専用機器)同士に任せることが出来るからです。専用機同士なのでアンテナの性能も当然良いものだと思っています。

懸案だったデスクトップPCとNASの接続も、Wi-FiルーターのLANポート(100Mですが)に接続して使用出来る様になりました。ここをケチらなければ、PCとNASの接続をギガビットで接続出来たので若干後悔しつつも、最小限の設備投資で快適になったので良しとすることにしました。

二階の電波について

今回使用した、WN-DX1167Rの仕様が関係していると思いますが、2階で電波(SSID)が4つ出る様になりました。2.4Gが2つ、5Gが2つの合計4つです。SSIDは一階のWN-AX1167GR2が出している電波(SSID)を2つ中継して飛ばすのと、WN-DX1167Rが追加で出す電波(SSID)が2つになります。

リピーター機能と中継機機能が混在している動きなので、ちょっと混乱しそうな仕様です。一般的な家庭であれば、わざわざ中継機側のSSIDは使う必要は無いと思います。どういう用途にニーズがあるのかな?私にはちょっと想像出来ませんでした。

なお、リピーターとして設置したWN-DX1167Rの設定画面では、どのWi-Fiを中継するか?という選択画面があり、そこにはご近所で飛び回っているWi-Fiの電波(SSID)が列記されているので、同じメーカーやシリーズ同士でなくてもリピーターとして使うことはできそうな感じです(試してませんが)。つまり現在使っているWi-Fiルーターとメーカーやシリーズを合わせなくてもリピーターとして使うことは可能な様です。(Wi-Fiも規格ですから当然ですかね)

最後に

今回、ネットワーク構成、Wi-Fi機器の選定において、費用的なことももちろん考慮しました。そして気づいたことがあります。

それは、おそらく「ネットワーク構成に正解はない」ということです。

家庭用に限定して考えてみても、各々の家の構造は違う訳ですから万能な構成はありません。また使う機器も最近であればスマートフォンやタブレット、ゲーム機など様々ですから、Wi-Fiに接続される機器の台数が多い家庭もあると思います。それらのことをトータルで考えないと、これで完璧というネットワーク構成は作れないと痛感しました。

また、機器の性能(通信速度)を引き出すためには、ある程度の知識が必要だということです。どうしても壁や天井、床を挟んだ電波は弱くなってしまいます。カタログには「3階建て」という表記があったりするものですが、性能を活かせるのはやっぱり同じフロアに限定されます。予備知識もあった上でカタログスペックを読み解く能力(経験)が必要だと思われます。

実際、私が使っているWN-AX1167GR2も、ビームフォーミング対応(5Gに限る)ですが、実験してみたところ一階と二階の通信では電波がかなり減衰してしまうらしく、2.4Gでは100%の電波が得られるところでも、5Gでは90%が限界でした。この場合、電波強度が強い方を使うべきなのか?規格上速い方が良い方を使うべきか?判断が難しそうです。

家屋内で使う以上、どうしても2.4Gの方が電波強度が強くなりますですから、意図的に2.4Gの電波出力を下げるなど、実験的なことも行った上で「上手に使う」というのが答えの様に思います。

なお、最近のWi-Fi 6では、5Gと2.4Gの良いところ取りという感じで組み合わせているので、「面倒なことは分からないし考えたくない」という人は、Wi-Fi 6対応の機器をオススメしておきます。いつの時代もそうですが、難しい技術はラップされて、使い手にとってはシンプルに簡単になっていくものです。

製品のラインナップ的に、バッファローがWi-Fi製品に強いですね。多分、お店の人も素人さんにはバッファローのWi-Fiルーターをオススメすると思います。カタログを貰ってきたりHPで調べたりして、自宅にフィットする機種を選ぶべきなのでしょう。

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