中古で購入テリオスキッド(カスタマイズ)~これくらいの事は自分でやる、ウッド&レザーステアリングに交換

日記

格安中古で買ったテリオスキッド、外装にもコキズやエクボがあったり、塗装のツヤがなくなっている部分があったりと気になる箇所は色々とあるのですが、運転していて気になるところから優先順位をつけて手を入れる事にしました。

  1. シフトノブ
  2. ステアリングホイール
  3. ニーパッド装着(フットレストが無いので体が左側に倒れやすい)
  4. シート(ホールドが悪い)

シフトノブ

身体的なものは自分で微調整するしかありません。私の腕の長さでは、ギアチェンジ(特に一速に入れる)時に、手が微妙に届かなくて、体を左側に倒す様にしないとローギアに入れられません。テリオスキッドのシートは座面が高すぎるというのも理由だと思います。

実際に体が倒れているかはわかりませんが、感覚的にローギアが遠いと感じるので、シフトノブを少し長目のモノに交換しました。ネジ径さえ注意すればあとは好みの問題なので自分のフィーリングで選びます。いろいろ試してみるしかないでしょう。

ステアリングホイール交換

今回のメイン作業はこれです。

今まで所有した車のステアリングホイールは、全てナルディクラシック・レザー(360Φ)を使ってきましたが、ナルディクラシックも高価になりました。少し安いものはパチもんが多いし、何よりエアバッグがついていません。

個人的にエアバッグは助手席には欲しいけど運転席側にはなくても良いと思っているのですが、クラッシュの際にはやはりあった方が良いでしょうし、エアバッグの有無で任意保険の掛け金が変わってくるので、当分はおとなしくエアバッグ付き(つまり純正品)で乗ることにしました。

過去に事故歴は一度もありませんが、しばらく車を所有していなかったので保険の等級(割引)もリセットされてしまいゼロから再スタートです。当分は高い保険金を払わなくてはなりませんのでエアバッグ付きの割引は見逃せません。

さて、好みの問題でウレタン素材のステアリングホイールは感触が嫌いです。このテリオスキッドは内装の状態は良いのですが、ウレタン素材は全般的に劣化すると夏はベタベタしますし、カスの様な粉が出たりもします。やはりレザー巻きが手触りや手のひらの中で滑らせる感覚が好みです。

そういう理由もあって過去ウッド素材は感覚的に避けてきましたが、ウレタンよりは当然マシなので今回はちょっと検討することにしました。テリオスキッドではスポーツ走行するわけじゃありませんのでオールレザーにこだわる必要もありません。

今回リサーチしてみた所、テリオスキッド純正のステアリングホイールでオール革巻きは見つけられませんでした。実際には発売時にオプションとして有ったと思うのですが、その情報を見つけられませんでした。ヤフオクもしばらくウォッチしてみたのですが出て来ず。全レザー(革張り)は諦めてウッド&レザーコンビを候補にします。

角度的には座高が低いのと腕が長くないのでステアリングが若干遠い感じです。1度でも2度でも良いので手前にチルトさせたいな。テレスコピック付きなら調整するだけだけど、テリオスキッドごときにそんな装備は無いので後の宿題に残しておきます。

ミラ・ジーノ用ステアリングホイールを流用

ダイハツ・ミラ・ジーノのステアリングホイールは、テリオスキッドにポン付けできるという情報を見つけました。ミラジーノ用ならなんでもOKなのかというとそうではなく、L700S、L750S用のものが適合するらしいです。

未確認ですがダイハツ・マックスL950S、L960S用や、ダイハツ・ネイキッドL750S用のステアリングホイールも適合するという情報がある様です。

ちなみにコペン用も合うらしいけどスポーティーな形状、数が少ないせいか相場が高いのでパスします。仕事の都合で通勤に使う足がわりの車なので必要以上にお金をかけるつもりはありません。

なお、ミラジーノ用にオプションとして展開していた、momoステアリングにもタイプがあるらしく、ポン付けできるものと加工しなくてはだめなものがある様です。加工するのは面倒なのでmomoはパスすることにしました。L700S用のmomoもある様ですが数が少ないらしく相場は高めです。

ステアリングホイール比較

テリオスキッド用とミラジーノ用ステアリングホイールを比較してみます。手前がテリオスキッド用の純正(ウレタン)ステアリングホイール。中心部分の形状と溝がポイントとなります。

テリオスキッド純正(ウレタン)ステアリングホイール

若干形状が違うものの、ミラジーノ用にも中心部分に溝があります。この溝にはウインカースイッチ側のポッチがハマる構造になっているので必須となります。

ミラジーノ(レザー&ウッド)ステアリングホイール

参考:この溝が無いタイプのミラジーノ用ステアリングホイール(L650S用等)としては、momoステアリングが結構オークションに出品されていますが、流用する場合は加工が必要となる様です。単純になぜ各社共通にしてくれないのかな?って思います。いちいち設計や部品を変えるの無駄じゃないですかね?
ステアリングにスイッチを装備している車種とか有りますがそういう事情があるのかな?

ステアリングホイール交換

ステアリングホイール交換手順はネットで検索すれば色々見つかりますが、自分なりに記録しておきます。

バッテリー(アース側)取り外し

エアバッグ付き車両なので、作業中に誤ってエアバッグが膨らんでしまわない様にバッテリーを取り外します。とは言ってもアース側を外しておけば良いので簡単な作業です。

バッテリー端子を外して浮かせておきます。

あちこち触れると傷も付きますので、簡単にタオル(ウエス)などを敷いておけば良いでしょう。

エアバッグ取り外し

エアバッグユニットを取り外すネジ(左右)を緩めます。ヘックスローブ(特殊ネジ)ですが、六角レンチ4mmで代用しちゃいました。あくまでも自己責任でお願いします。なめると面倒なのできちんとした工具を使うのが正解です。
(追記:ヘックスローブレンチのセットを買ったのでキチンと締め直しました。サイズはT30だったと記憶しています。)

エアバッグを外してハーネス・コネクタを抜きます。

黄色、白共に抜け止め防止ロックがあるので注意が必要です。

黄色いハーネス(エアバッグ)は、下写真の様に白いスライドロックを解除しておいてから、下部のロックつまみを押さえながら引けば抜けます。

白いコネクタ(ホーン)がちょっと厄介でした。はっきり言って意地悪な構造だと思います。

中古で手に入れたステアリングホイールにも付いていたので、構造を確認して、私は精密ドライバーを穴に突っ込んで若干押す様にしてロックを解除しました。ちょっとつまづくポイントだと思います。(追記:後で分かったことですが結構力を入れて握れば工具を使わずともロックは外れる様です。ロックレバーを摘みにくいので握力が弱い人だとちょっと厳しいかも知れませんが。)

おそらくイラっとする作業になると思うので、参考としてコネクタの写真を掲載して置きます。イメージを膨らませながらロックを解除できる力のかけ方を想像して下さい。(追記:グイッと力強くつまめばロックは手でも解除出来ます。)

エアバッグが外れたら、ここで忘れずにステアリングを真正面に向けた状態でマジックペンでマーキングしておきます。これを忘れるとステアリングのセンターが狂うので二度手間となります。

キーを抜いてステアリングを切り、ステアリングロックをかけます。そして19mmだったと思いますが、ソケットレンチを使ってナットを緩めます。結構力が必要なので、タイヤ交換に使うクロスレンチ(十文字レンチ)があれば力をかけやすく便利だと思います。

一旦、ナットを外したら少しねじ込んでおきます。理由はハンドルを取り外す際に力をかけるので、力を入れ過ぎて顔面を強打しない様に備えるためです。

なお、写真を取るタイミングがずれたのでこの時点ではマーキングがされてません。とにかくステアリングホイールを外す前にマーキングを忘れずに!

ステアリングホイールを外すコツ

ステアリングホイールを外す際に、ナットを軽くかけておくのがポイントだというのは良く聞く話ですが、私の場合は左右(上下)に揺らす感じで力をかけるので(引っ張らない)、実は顔面強打のリスクはほぼありません。

力で抜くというよりは、テコの作用で振動を加えて緩める→緩んで抜けるという方法なので、引っ張る必要がないのです。右手を押す(左手を引く)、左手を押す(右手を引く)を小刻みに繰り返すと緩んできてぐらんぐらんになって抜けます。

ただ、なかなか抜けないとイライラして力をかけすぎる可能性があるので、ナットは一応保険のためにかけておくことをおすすめします。力任せに引っこ抜こうとして顔面を強打した人はきっと過去にいるんでしょうね・・力自慢な人はやりがちです。

組み立てる

ステアリングホイールが抜けたら、ステアリングホイール交換を行い、逆の手順で組み付けていくだけですが、ステアリングのタイプによってはエアバッグ・インフレーターを組み替える必要があるかもしれません。

今回調達したミラジーノ(L700S用)とテリオスキッド用純正ステアリングホイールは互換性がありエアバッグがそのまま流用できるので組み換えはせずにそのまま使うことにしました。手順的に楽できました。

逆の手順で組み付けていきます。組み付けはコネクタを差し込むだけなので、センター出しにさえ注意すれば短時間で行えると思います。

持ってみるとやはりウレタンとレザー&ウッドでは質感が全然違います。長時間手で触れている最も重要なインターフェースとしては、やはり真っ先に交換して不満を解消しておくのがお得だと思います。

バッテリー(アース側)を接続して完了

最後に、外しておいたバッテリーを接続して動作確認を行います。カーオーディオの時計なんかはバッテリーを外すとズレると思うので調整が必要だと思います。ホーンボタンを押してホーンの鳴動も確認しておきたいですね。

なお、交換するステアリングホイールによってはセンターズレが起きる場合もあるので、可能であればエアバッグを組み付ける前に試験走行(センター確認)を行うと無駄な手間を省けると思います。かといってセンターパッドなしで長距離走行するわけにもいかないので、センター出し(マーキング)はやはり重要なひと手間だと思います。

最後に

ついでだったので、手持ちのドライブレコーダー(バックミラー取り付けタイプ)も装着しました。とは言ってもシガーソケットから電源を取るための配線をした程度なので端折ります。

残りは左足をセンターコンソール部分に押し付けて体を支えられる様にニーパッドを取り付けてみて、それでも改善されないなら、まともなシートに交換したいなと思っています。テリオスキッドのシートは(特にマニュアル車の場合)ホールドが悪いので体が左側に傾いてしまいます。

レカロとは言わずともきちんと体を保定してくれるセミバケ(ブリッド辺り)が理想かなと思っています。流石にテリオスキッドにフルバケはアホ扱いされるでしょうから自粛です。フルバケは体が保定されるのでクラッチ操作があるMT車にとっては本当に楽なんですけどね。

ちなみにうちのかみさんは体がすっぽりハマってしっかり保定してくれるフルバケの楽ちんさを知っているので、助手席専門ですがフルバケ支持派です。良い姿勢で保定してくれるのでリクライニングはなくても無駄な力が要らず苦痛はありません。

2020年3月21日追記

レザー&ウッドステアリングも悪くはないのですが、やっぱりウッド部分を握った時の感触には違和感を感じていたので、代品を調達して入れ替えました。重量的には持ってみた感じは大差ないと思います。

ウレタンよりはウッド、そしてウッドよりはレザーがいいです。やっぱりレザー巻きは握った感触がしっくり来ます。見た目もイメージに近く仕上がったので結構満足しています。

純正品、レザー&ウッドステアリングの場合、ホーンボタンが両脇にあったのですが、今回使用したレザーステアリングは中央部分にあるのでいざという時にクラクションも鳴らしやすいと思います。テストで軽く鳴らしてみましたが問題なく鳴動しました。

なお、前回の作業でポイントは覚えたので今回の作業は20分位で終わりました。使った工具は、メガネレンチ10mm、タイヤの脱着にも使っているクロスレンチ19mm、ヘックスローブT30です。あとは隙間とかの掃除用に刷毛とウエス位ですね。

バッテリー端子を取り付けてからホーンの鳴動確認、オーディオの時刻設定を済ませました。センターは前回の作業でマーキングしているので今回は確認の試走も省略です。

ステアリングホイールを交換する以外にも、器用な人であれば、ステアリング革巻きキットを自分で巻く(縫う?編む?)という方法もある様です。車種や年式に応じて適合は良く確認する必要がありますが専用にカットされているので結構きれいに仕上がるらしいです。色のバリエーションも豊富に選べる様です。

過去記事一覧

個人的には車両からとっ外して、手元で作業すればこんなに苦労しないんじゃないかと思います。エアバッグ部分も取り外して作業すれば隙間に突っ込むとか言う横着な方法じゃなくキレイに仕上がると思います。こういう作業はやっつけ仕事になると仕上がりの質が下がるので時間的、精神的に余裕を持ってやるべきだと思います。

もちろん、ステアリングを取り外している間は車に乗れなくなってしまうので、ヤフオクとかで中古のステアリング(純正ウレタン製)を取替用に安く買って、自宅で時間がある時にじっくり作業するのが理想的じゃないかと思います。

コメント

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